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マッキンゼーのシニアパートナーが考える「戦略コンサルタントの市場価値」:JOB Discovery Online Keynote Session【後編】

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※本コラムは外資就活ドットコムにて開催したイベント「Job Discovery ONLINE」での基調講演ならびに質疑応答パートの様子をまとめた記事の前編となっています。
前編:マッキンゼーの採用リーダーが語る「成長する人材」の本質:JOB Discovery Online Keynote Session【前編】

小田原 浩 McKinsey & Company シニアパートナー
東京大学経済学部卒、Northwestern大学Kellogg校にてMBA取得。
日本及び海外の製造業企業のグローバル戦略、オペレーション・組織変革、デジタル変革、新規事業推進、サステナビリティに至るまで、幅広い分野の支援を実施。オペレーション領域では、業界をまたいで小売り・消費財・エネルギー・金融・テクノロジー等の多岐にわたる領域で活動。日本オフィスのオペレーショングループ代表を経て、現在は製造業グループ代表を務める。採用・育成の領域では、日本オフィス新卒採用リーダーを経て、現在は新卒の採用から育成までの全体責任者を担っている。東京オフィス所属。フランクフルトオフィス・シカゴオフィスでの勤務経験あり。

これからの社会で「市場価値」を高めるために必要なのは「個人のスキル」ではなく「世の中へのインパクト」

――「自分自身の市場価値を高めたい」という学生の声もよく聞かれるのですが、未来の社会における市場価値の高い人材とはどのような人でしょうか?

小田原:まず、最初は「世の中のトレンドに非常に敏感である人」だと思います。
先程お話ししたデジタル・サステナビリティ・多様性・地政学のいずれも状況は日々刻々と変わっていますし、どんどんイノベーションのサイクルも早くなっています。
その中で、日本だけではなく世界でどんなことが起こっているのか、という事に対して常にセンサーを張り巡らせて情報を取り、自分の意見のポジションを取れるかどうかがまず大事ですね。

また2つ目に、やはり先程の「多様性」の話にも繋がりますが色々な人達と仕事や活動ができるかは間違いなく重要だと思います。多様な価値観の存在を前提に、色々な考えを持った人とチームを組んでいくことが重要になりますので、それをちゃんと理解して物事を進められるという事が重要であると思います。

3点目に、やはりグローバルの要素も必要不可欠ですね。
「日本の企業でやっていきたい、日本の社会経済のために頑張りたい」と思っていたとしても、どうしても海外の影響は多分に受けてしまいます。もしくは「世界のために頑張りたい」であれば当然、無条件でグロ―バル規模の話になります。
目的をどこに置いても、結局はグローバルな環境下で海外のメンバーと切磋琢磨して働き、議論、会話、交渉や説得ができるというスキルが不可欠になってくると思います。

「市場価値をどう高めるか」と言うと、ついつい「自分のスキルはどうなんだろう」など、内向きの視点になりがちです。ただ結局、市場価値とは「世の中から見たその人の価値」であり、それは「世の中にその人がどれだけの価値、インパクトを出せるか」ということで決まるものです。
「将来はどんな社会になるのだろうか、その中で自分はどういう貢献ができるか」「その貢献をするためには、どんなスキルや経験を持っている必要があるか」という風に考えていけば、自然と自分の市場価値は上がります。

そうではなく「自分の能力を高めなければいけない」という内向きの視点しか持てていない状態でいくら勉強や経験を積むところから入ってしまうと「この人は結局何をした人なの?」という風に聞かれてしまいます。
どんなにその人が優秀だとしても、その人がどういうパッションやインスピレーションを持って世の中に貢献していきたいか、までがセットでなければ、魅力的な人間には見えません。
そうすると、「この人はすごく優秀だけど一緒には働きたくないな」「いい子だけど、その優秀さを持って何がしたいんだろう」と思われ、信用を得られなくなります。

おぼろげながらでもいいので「どういう世の中になるか、どうやって世の中に貢献したいか」を考え、そこに自分の経験を上手く当てはめていくと、非常に高く評価される人材になるのではないかと思いますね。

戦略コンサルで市場価値を高めることの本質、マッキンゼーでのキャリアパス

―― 戦略コンサルティングファームというところ自体が市場価値を高められるフィールドである、という認識もあるかと思われます。勿論環境がすべてではないとは思いますが、これからの時代に求められる戦略コンサルタントとはどんな人材だと思いますか?

小田原:もし「戦略コンサルタントになると市場価値が上がる」というイメージを持っていただいているのであれば、光栄なことです。けれども、そもそもそのイメージの背景としてあるのは恐らく「若いうちから非常に責任のある仕事を任される」ところが一番大きいのかなと思います。
何千億何兆円規模のクライアント企業のトップマネジメント層に対してご提案をして、変革の支援をしていく。その中では、新卒で入った1年目2年前の人でもちゃんとそのクライアントの懐に入ってものを言い、その人たちの変革を助けていかなければいけない、という、非常に責任重大かつ難しい仕事に取り組める環境があるわけです。
また海外で働く機会もありますし、外国人のメンバーもおりますので、まさに将来に必要なグローバル人材が育成されているところや、更にマッキンゼーを卒業したメンバーも実際に活躍している事などが、そのように「市場価値を高められるジョブ」であると受け止めて貰えている理由なのかなと思います。

今後より活躍できる人材といっても、今まで申し上げた通りですが「成長に対して前向きである事」「アドバイスやコーチに対してオープンである事」は大前提ですね。
その上で様々なトレンドに対する敏感さや、グローバル・多様性の環境の中で仕事をやっていきたいと言う強い気持ちさえあれば、誰でも活躍できると思います。

――先程マッキンゼーを卒業したOB/OGについて触れられていましたが、例えば「マッキンゼーで力をつけてセカンドキャリア以降のステップアップをしていきたい」というキャリアパスもウエルカムなのでしょうか?

小田原:基本的にマッキンゼーは非常に多様性を尊重するので、入社時に「僕はもう3年で辞めて起業します」という人もいれば「私はマッキンゼーでずっとやっていきたいんです」という人もいますね。

よく、こういうコンサルティング会社に入ると「何年かしたら辞めて起業するか、他の会社に行かなければいけないのでは」という方もいらっしゃいますが、全くの誤解です。
私はもう現在マッキンゼーに20年近くいますし、引退までマッキンゼーでいいと思っています。私自身はこのコンサルティングという仕事を天職だと思っていますし、そういう人も当然多いわけなので、別に「コンサルティング=将来何か別の事をしなければいけない」ということではありません。
一方で、コンサルティングの仕事を通じて身につけたスキルや経験は他の事にも沢山生かせますし、実際に起業して成功している人も沢山います。

実際は非常にフレキシブルなので、逆に「ずっと同じ会社にいたい」という志向の方も、戦略コンサルティングファームにチャレンジしてみていただきたいと思います。

――ありがとうございます。小田原さんご自身は「引退までマッキンゼーでいい」とのことですが、今後やってみたい事や、夢・目標はありますでしょうか?

小田原:私は今製造業のグループの代表をしており、製造業のクライアント企業には強い思い入れを持っています。
日本の経済成長を支えたのは間違いなく製造業ですし、まさにグローバル化を進めた結果「日本の製品はナンバーワンだ」という風に言われた時代もありました。ですが海外企業の台頭により、かつての競争力は失われつつあります。また、サステナビリティ等の新しいトレンドについても、悲しい事に「日本が一番進んでいる」状況とは言えず、そういうマーケットにいるプレイヤーに差を付けられてしまうという事もあります。
私としては、勿論「世界のために」も視野に入れてはいますが、やはり日本の社会や経済がどうすれば良くなるか、ということを中心に貢献をしていきたいですね。
自分のマッキンゼーでの専門分野である製造業や、オペレーションの観点で見れば、クライアント企業自体のサポートのみならず我々の「仲間をつくる」こと、つまり官民含めた様々な業界との接点を持っていくことでそれが実現できると思っています。

――昨今は少子高齢化等の社会背景等も含めて、日本経済や製造業に元気がない時代が続いているようにも思えますが、そこも全て改革していきたいということでしょうか?

小田原:そうですね。むしろ私もどちらかというとミドルエイジの枠になってしまうので、自分自身がそういう活動に取り組みつつも、まさに本日このセミナーに参加されているような人達を次世代のリーダーとしてちゃんと育てていく、という事にしっかり時間を割いていきたいと思っています。
実は、私がマッキンゼーで仕事をしている最大の理由もそこにあります。中には荒削りな人もいますが、本当に強い気持ちを持った若手がマッキンゼーには沢山います。
勿論、そこで身に付けたことを外に持ち出していく方もいます。勿論寂しさはありますが、辞める人のことは「卒業する」と呼び、温かく送り出します。そして自分が育てた若いメンバーがスタートアップ等で活躍して、それでも今でも非常に懐いてくれていると言うか、声をかけるといつでも飛んできてくれる事は非常に嬉しく感じますね。
それが、私が今マッキンゼーで働き続け、そして採用と育成を行っているひとつの理由です。

ビジネススキルや英語力は問わない。これからのマッキンゼーが求める人材とは

――ありがとうございます。今日伺ったお話をきっかけにマッキンゼーに興味を持った方も沢山いらっしゃると思いますので、最後に企業のご紹介をいただけますでしょうか。

小田原:マッキンゼーのパーパス(存在意義)である「To help create positive,enduring change in the world」は「世の中にとにかくポジティブなインパクトをもたらしたい」という意味であり、まさに私が今日お話した事に尽きます。
それを達成するためのミッションには「クライアント」と「ピープル」の2つがあります。クライアントは我々マッキンゼーにとっては会社の外の方々、対してピープルというのは社内の人材を意味します。
我々コンサルタントは「人のため」に仕事をしています。「自分以外の」社外の方々、もしくは「自分以外の」社内の人達のために頑張りなさい、彼らのためのインパクトを出すために何ができるかを考えなさい、それがマッキンゼーの組織としてのミッションであり、我々の会社の全てです。
基本的にマッキンゼーという会社はクライアント企業の変革をサポートして強い競争力を持たせ、その企業が世の中にインパクトをもたらす事をサポートする所です。当然、それを達成できる優秀な人材を社内で採用し、育成しなくてはいけませんので、自ずとこの二つがミッションになるというわけです。

現時点でマッキンゼーに興味を持たれている方、持たれていない方両方へのメッセージとして「会社については、実際に話してみないと本当に分からない」という事をまずお伝えしたいです。私自身も、徹夜明けに面接に行っていなければ、マッキンゼーという選択肢は絶対に持ちえませんでした。それぐらい、一度話してみると一気に視界が開けるということもあるので、少しでも興味があるという方は是非選考にトライしてみていただきたいです。

マッキンゼーはよく「ビジネスやフレームワークについて物凄く詳しくなければいけないのではないか」というイメージを持たれがちですが、そんな事は全くありません。
私達が基本的に知りたいのは、皆さんが「どんな思いを持ち、世の中に対して何がしたいのか」に尽きます。それに対してどれだけ深く考える力があるか、どれだけ色々な人とコラボレーションできるか、という事です。
英語についても同様で、選考では英語力は一切見ません。私自身帰国子女でもないですし、英語が得意なわけでもありませんでした。
ただ先程申し上げた通り、入社後に皆さんが世の中にインパクトを出せる人材を目指したいのであれば、英語は必要不可欠になってきます。我々も「グローバルに活躍できる人材」を育てるために、そのサポートやリソースは無限に提供します。
もしそのような人材になりたいという思いをお持ちの方がいらっしゃれば、是非一度、マッキンゼーにトライしてみていただければと思います。

前編:マッキンゼーの採用リーダーが語る「成長する人材」の本質:JOB Discovery Online Keynote Session【前編】

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