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sponsored by 野村アセットマネジメント
日本を代表する資産運用会社として、世界にその存在感を示してきた野村アセットマネジメント。業界トップのポジションに慢心することは決してない。リーディングカンパニーだからこそ、常に新たな挑戦を欠かさないのだという。他社に先立って欧米やアジアへの進出も果たし、現在は急拡大中の領域であるオルタナティブ資産の運用にも注力している。ここにしかない成長環境や仕事のやりがい、醍醐味(だいごみ)について、最前線で活躍中の2人の社員に話を聞いた。
引かれたのは、人としての成熟度と、プロとしての洞察力
――川内さんは2018年に野村アセットマネジメントに転職されたそうですが、これまでのキャリアと入社動機を教えていただけますか?
川内:まず、新卒では農林中央金庫に入庫しました。機関投資家として国内有数の規模を誇り、一次産業の支援にも携われる業務の幅広さが就職を決めた理由です。3年ほど投資家という立場で運用を経験したのですが、業務の中で証券会社の方が作ったレポートを参考にする機会がとても多かったんですね。ある時期から、この情報収集を他人任せにするのではなく、自分でできるようになりたいという思いがどんどん強くなってきて。そこで農林中央金庫を離れ、外資系と日系の証券会社でそれぞれアナリストとしての経験を積んだ後、当社に転職したという経緯です。
証券会社時代に野村アセットマネジメントの人と接する機会がありまして、そのころから素晴らしい会社だなと感じていました。人として成熟した方がとても多く、圧倒的に洞察も深い。仕事の面でも人格面でも魅力を感じ、ぜひこの人たちと一緒に働きたいと思い、参画させてもらいました。
――そのイメージは正しかったですか?
川内:そうですね、マイナスのイメージギャップはまったくありません。想像していた以上に自分を伸ばす機会が多く、自らの意志と努力次第でいくらでも成長できる会社だと感じています。
――ありがとうございます。苑さんの入社動機も教えてください。
苑:私は2019年4月に新卒で入社しています。もともと中国出身で、大学も中国で経済や国際貿易を専攻していたのですが、対日貿易や日本語を学ぶ中で日本に興味を持ち、早稲田大学の大学院に入学しました。
自らの専門性を高めるために金融工学を専攻し、2年目からは野村アセットでインターンも経験させてもらいました。株式のアナリストとして働く中で、業界最大手としての当社の実力を実感しましたし、周りの人たちの仕事ぶりも非常に印象的でしたね。ぜひこの会社で働きたいと思っていたので、無事に入社することができてうれしいです。
現在はオルタナティブ運用部に所属しているのですが、幅広い分野を扱うこともあり、異なる資産クラスに関する知見や投資の周辺知識、産業チェーンに対する深い洞察が必要です。周りにそういうプロがたくさんいるので、日々勉強させてもらっています。
――オルタナティブ運用部ではどのような業務をされているのでしょうか?
苑:金融業界全体が置かれている環境としては、低金利と不確実性の向上が挙げられるでしょう。そうした中で投資家のニーズも多様化しており、株式や債券といった伝統的資産以外のオルタナティブ(代替)資産への投資ニーズも高まっています。
オルタナティブ運用部は、プライベートエクイティ、インフラ、不動産などのオルタナティブ資産を投資対象とする専門チームです。公的・私的年金、金融法人などのお客さまに対し、ゲートキーパーとして国内外の優秀なマネージャと提携して運用プロダクトを提供しています。
その中で私が所属しているのは、プライベートエクイティ・インフラチーム。顧客ポートフォリオの投資管理や運用状況のモニタリングが主な役割です。また、新しい投資機会を見つけるため、ファンドマネージャに対する調査やデューデリジェンスなども実施しています。
この分野はものすごいスピードで伸びていますし、先ほど申し上げた通り日本だけでなくグローバルの業務もたくさんあるので、自分自身の成長という意味でも素晴らしい環境だと思っています。欧米やアジアも含め、世界有数のファンドマネージャの投資業務を間近で見ることができるのは、本当に貴重な経験ですね。
自分の決めた方向性が、会社の未来を左右する
――川内さんの所属部署のミッションやご自身の役割についてもお聞かせください。
川内:運用部の株式グループで、日本株の運用を担当しています。ミッションという意味ではどのチームもほぼ同じだと思いますが、お客さまと我々で取り決めたルールやテーマの範囲内で運用をおこなって、お客さまの資産を最大化させることが使命です。
その中でも私は、中型や小型と呼ばれる比較的時価総額が小さい企業の株式への投資をメインにおこなっています。大型と小型でやるべきことは大きくは変わらないのですが、ひとつ違うのは、大型株は多くの証券会社のアナリストたちがすでにカバーしていること。一方で中型・小型株はあまりにも数が多く、彼らがカバーしきれていない部分もあるので、大きなチャンスが眠っていることがあります。いわゆるα(アルファ・超過収益)の源泉になりやすいところですね。
まだあまり知られていないニッチな業界のニッチな製品、ただしものすごく世界的シェアが高いといった会社などを探し出せるよう、常にアンテナを立てています。大事なのは、人づての情報をそのままうのみにするのではなく、自分の足を使って発掘することです。それがこの仕事の最も難しいところであり、他ではなかなか得られない醍醐味でもあると感じています。
――野村アセットマネジメントという会社としての強みはどんなところだと思いますか?
川内:業界最大手ならではの体制面は大きな強みになっています。たとえば、毎日時間を決めて開催している銘柄委員会。主に、社外のアナリストの方から1銘柄40分でプレゼンをしていただくのですが、業界内でも非常に知名度の高い会議です。各企業の基礎的な事業内容から投資のエクイティストーリーまでプレゼンしてもらった後は、ファンドマネージャとの質疑応答やディスカッションもおこなっています。
我々にとっては銘柄発掘のきっかけになる貴重な機会ですが、本質的なところもディテールも、ファンドマネージャから鋭い質問が飛んでくるので、証券会社の方からは非常に厳しい会議だといわれているようです。
あとは、若手に任せる文化も当社の特徴だと思います。上司から「これをやれ」と命令されるのではなく、自らやりたいと思う仕事にチャレンジできる。だからこそ若手社員の成長が早く、高い価値を提供できるプロフェッショナルが次々と生まれているのだと思います。
苑:まったく同意見です。業界トップならではの恵まれた環境と、責任ある仕事を任せてもらうことで得られる成長機会が当社の魅力だと思います。私自身も、最初は大型ポートフォリオの運用管理から始めて、その後は新しいファンドマネージャの調査や、新規プロジェクトのリードも体験しました。
今挑戦しているのは、ESG投資プロジェクトです。投資家も運用会社も、たくさんの人たちがESGという概念を重視し始めている中で、我々としてもどのようにESGの要素をオルタナティブ投資のプロセスに埋め込んでいくかを真剣に検討しています。
新しい分野なので、このプロジェクトで決めた方向性が部署全体の将来的なESG投資の方針や、さまざまな運用商品の戦略に影響を与えることになるわけです。もちろん私一人で決めるのではなく、社内外含めて多くの方々とディスカッションしながら進めていますが、責任もやりがいも非常に大きいですね。
お客さまの収益を最大化することが、自分自身の報酬にもつながる
――「自由に挑戦できること」の他に、個人の成長を促す制度などはありますか?
川内:各部署で活躍している社員が講師となって、実務に役立つ知見をレクチャーする塾も運営されています。一方的に自己責任で成長しろと突き放すのではなく、お互いにフォローアップするカルチャーがあることも、野村アセットの特徴ですね。
苑:新卒入社の社員には、1人につき1人のインストラクターがつきます。私も1年目の時には先輩インストラクターにたくさん指導してもらいました。その他にも、資格取得に向けた助成金やWeb講座の支援なども用意されており、私もこの制度を活用してCFA(Chartered Financial Analyst)と証券アナリストの資格を取得しています。
あとは働き方という観点でも非常に柔軟ですね。休暇も取りやすいですし、私は少数派の外国人ということになりますが、人間関係でのストレスは一切ありません。
――金融業界やファンドマネージャというと、男性社会のイメージも強いと思います。
苑:他の会社さんのことは分かりませんが、野村アセットに関していえばまったくそんなことはないですね。女性の同僚や先輩で結婚出産して復職している方も多くいますし、意欲のある人には積極的にサポートしてくれる会社です。野村アセットでの活躍には、性別もバックグラウンドも関係ありません。自分の可能性を自分で制限する必要はまったくないので、好奇心を大切にしながら楽しくチャレンジできる人と一緒に働きたいと思っています。
――川内さんはどんな人と一緒に働きたいですか?
川内:持てる機会を最大限に生かしながら、自分の力でプロになりたいと思って努力できる人ですね。先ほどからご紹介しているように当社ならではのプラットフォームはたくさんあるのですが、受け身でやっているだけでは大学の講義と変わらないですから。
積極的に吸収しながらさらに深掘りして、より多くの引き出しを貪欲に増やそうとする方であれば、非常に早く、そしてどこまでも高く成長することができるはずです。
――「自分自身が稼ぎたい」という理由でこの業界を目指す人のことはどう思いますか?
川内:目的と手段を取り違えなければ“アリ”だと思います。お客さまの資産をお守りして、きちんとパフォーマンスを出すという目的がインプットされているのであれば、その欲求はむしろこの業界においては成長の原動力になるでしょう。
苑:お客さまの利益を最優先することは、絶対に間違えてはいけない根本的な部分です。しかし一方で、自分が稼ぎたいという気持ちとお客さまにとってのベストな結果は、決して相反する概念ではありません。
特にPEファンドの世界だと、ポートフォリオの規模に応じた管理報酬に加え、成功報酬も設定されます。一定以上のリターンを達成すれば、ファンドマネージャもお客さまとの取り決めに応じた割合の利益を得られるという仕組みです。お客さまに利益をもたらすことが、イコール会社の収益にもなるわけですね。私たちは、そういった「alignment of interests」(利害関係が一致したこと)を念頭に置きながら日々の仕事に取り組んでいます。
川内:ひとつだけ補足しておくと、就職活動中の皆さんには、自分自身が誇りを持てる仕事や会社を選んでほしい。稼ぎたいという気持ちも大きな原動力にはなりますが、それだけでは長続きしないのではないでしょうか。
責任の大きな仕事であればあるほど、今想像している以上に高い壁にぶつかることもあるでしょう。そんな時にもう一度前を向けるのは、プロフェッショナルとしての自分に誇りを持っている人だと私は思います。その場所が野村アセットマネジメントであればとてもうれしいですが、たとえそうでなかったとしても、皆さんにとってベストな選択ができることをお祈りしています。
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