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理系として世界と戦う方法 Vol.3 - アウトプットのテクニック編

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理系学生の皆様こんにちは。
「理系が世界と戦う方法」Vol.3では「アウトプットの作り方」をお伝えいたします。

「推薦があればなんとかなる」に潜む罠。理系こそアウトプットが重要

そもそも、何故理系学生の就活にとって「アウトプット」が重要なのでしょうか。

Vol.2でもお伝えしたとおり、理系院生はどんな業界でも評価される高い専門性や、学内推薦による選考優遇など、就活市場において高いアドバンテージを持っています。

勿論、そのアドバンテージは毎日深夜まで実験を繰り返したり、学会発表へのプレッシャーに挫けそうになったりといった、並々ならぬ努力によって勝ち取られたものです。
だからこそ、多くの理系院生が推薦という制度に対し「今までの自分の研究成果を企業が認めてくれて、報われる」ものだというイメージを抱き、結果として就活そのものをおろそかにしてしまうのも無理はありません。

しかし、そもそも「推薦=自分が納得のいく企業への内定」ではありません。
確かに、一般公開されている募集情報に比べれば推薦枠の競争率は一見格段に低く見えます。しかし大学と企業との結びつきは昨今弱まっている傾向にあり、推薦状がエントリーシート代わりでしかないというケースは数多く存在します。その場合は限られた採用枠をめぐり、同等、或いはよりハイレベルなスペックを持った理系院生同士で競争しなければいけません。
そうなると「理系院生」という属性はまったく強みにならないどころか、むしろ高いハードルとなって就活生の前に立ちふさがります。ここで自分の研究概要の有用性を企業にアピールし、ライバルと差別化する方法として「アウトプット」が重要になってくるのです。

また、この競争に負けてしまった場合や、学部や研究室に届く推薦枠に納得のいく企業が無かった場合、そもそも文系就活をしたい場合などは、ほかの就活生と同様の選考ルートで就活を行うことになります。

ここで自らの強みを正しく「アウトプット」できれば、もう文系学生達の起業や留学、体育会系サークル等といった華々しい「ガクチカ」に臆することもありません。
学部で1年間、修士で2年間、研究にじっくりと取り組むという何ごとにも代え難い経験と、それによって培った高い専門性を多くの企業に高く評価され、理系院生カードの真価を発揮できるはずです。

自分の研究内容をより効果的にアウトプットするには

研究を要素に分解し、正しく伝えられるようになる

アウトプットのコツは「フレームワーク」を正しく使うことです。
技術職・研究職ポジションの採用で必ず聞かれる「研究概要」も、ほとんど大多数の企業のエントリーシートや面接で聞かれる「ガクチカ」も共通です。
このフレームワークについては、次のコラムで詳しく説明されているので、ここでは概要と具体例をお伝えします。

あなたが凄いのはわかりました。ところであなたは誰ですか?~理系院生が「本気の就活」で見つけた勝ち方(4)~

上記コラムにも書かれている通り、採用における選考とは「課題解決力」と「カルチャーフィット」をはかるものであり、ガクチカや研究内容は前者の「課題解決力」を測るのに頻用されています。

課題解決力をアピールする上で重要な観点は「再現性」で、これはフレームワークを使うことで簡単に示すことができます。

フレームワークを使用してアウトプットを作る際の注意点

必ず事実に基づいてエピソードを作る(0→1はしない)
他の学生より少しでも自分を印象付けようと、虚偽のエピソードを捏造してしまう学生は毎年一定数発生します。特に研究で目立った成果が出せなかった場合や、留学・サークル経験などのエピソードが欲しくなった場合、つい魔が差しがちになると思われます。
しかしES選考をいくら通過できても面接はそうもいきません。専門性も経験も学生とは段違いの面接官が様々な角度から切り込んでくるため、嘘は必ず見破られてしまいます。

5つの構成要素をすべて満たす
「目標設定」「課題発見」「原因特定」「打ち手立案」「結果」それぞれについて、各要素の分量が均等である必要はありません。特にアピールしたいポイントの分量を多めにするなど、随時調整は必要です。
ただしそれぞれのフェーズの一つでも欠けると、いくら他の要素が立派でも、行動のロジックに一貫性がない印象を与えてしまいかねません。

ESを書く際に省略したエピソードも必ず残しておく
ESの文字数制限で省略・取捨選択したエピソードでも、面接の流れで深掘りされる場合があります。ESごとに都度新しく作るのではなく、ドラフトやメモは必ず残しておきましょう。

フレームワークを崩すことで表現の幅を広げられる
上級者向けの応用テクニックです。「2つの要素を合体させる」「課題→原因→打ち手のセットを2つ作る」など、フレームワークをあらかじめ強固に準備しておき、場面に応じて構造や伝え方を柔軟に変えられれば「極端に少ない/多い文字数のES」「プレゼンの持ち時間の長短」など、様々な変化球に対応できます。

また、ESで問われることが多い「研究概要」と「ガクチカ」の違いを説明いたします。

フレームワークをもとに良い研究概要と良いガクチカの例を取り上げます。

技術面接を突破する方法

理系就活最大の難所であり、また理系院生としての実力の見せ所でもある「技術面接」では、大学で取り組んでいる研究内容を直接的に問われます。

技術面接の形式は大きく次の2つのパターンがあります。
・研究職・技術職の部長・課長クラスに対して自分の研究をプレゼンする
・集団面接で他の学生に対して研究を発表し、相互に質問する

研究内容そのものだけではなく、資料作成力やプレゼン力など大学院生活で培う全ての能力が問われます。
技術面接は学会発表に近く、パターン1ではオーラル発表、パターン2ではポスター発表のイメージに近いです。

しかし、学会に出慣れているからといって技術面接も余裕だと高をくくっていると、思わぬ落とし穴にはまることになります。
相手の社員は研究職・技術職のトップとはいえ、必ずしも就活生個々の研究分野に対しても高い専門性を持つとは限りません。そして、あくまで研究者ではなく企業の採用担当として学生を評価する立場です。
そのため、教授の細かい質問には慣れているという学生ほど、技術面接の「普段とは違う」角度からの質問に戸惑ってしまうのです。

学会と技術面接の大きな違いを簡潔にまとめると、以下の4項目が挙げられます。

・現状の課題(諸言に当たる部分)に重きを置かれる
・ゴールとそのインパクトも重視される
・コストや実用化までの道筋が問われることがある
・実験手法や測定の精度を問われることが少ない

だからこそ、前述のフレームワークを使って、「研究目標」「研究課題」「打ち手」などをクリアに整理することがより重要になってくるのです。
フレームワークというマクロな視点で自分の研究内容や成果を今一度見直し、同期や先輩、後輩とディスカッションしてみるのがおすすめです。

おわりに

理系就活に潜む落とし穴とそれを回避するための術を説明させていただきました。
ここで説明させていただいたフレームワークを元に「納得する進路」に進めることを願っております。

また、研究概要やガクチカができましたら、外資就活のプロフィール「自己PR」にぜひご入力ください。
皆さんが研究を通して培った専門性や論理的思考力、データ分析力などを求めて、思わぬトップ企業からのスカウトが来るかもしれません。

スカウトや外資就活の新機能「興味あり」の受信件数は自己PR入力の有無で大きく変わりますので、ぜひこれを機に入力してみてください。

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