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モルガン・スタンレーのMDがおくる「世界で勝てる人材になるためのキャリア指南」

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sponsored by モルガン・スタンレー

創業以来「一流のビジネスを、一流のやり方で」届けることを理念に据えるモルガン・スタンレー。この、誰もが知る金融のエキスパート集団では、一流の人材になるためのキャリアステップをどのように捉えているのだろうか。マネージング ディレクター(MD)で日本の債券統括本部長を務める橋本氏に話を聞いた。

〈Profile〉
橋本幸子(はしもと・ゆきこ)
モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 取締役兼債券統括本部長、モルガン・スタンレー・ホールディングス株式会社 取締役。
日本の債券統括本部長。モルガン・スタンレーMUFG証券のマネジメント・コミッティのメンバーおよびモルガン・スタンレーの債券業務におけるグローバルオペレーティング・コミッティのメンバー。1992年にモルガン銀行(現JPモルガン証券)に入行し、金融業界でのキャリアをスタート。後に同行のロンドンオフィスに転勤。2001年4月、クレディ・スイス・ファースト・ボストン証券会社(現クレディ・スイス証券)ロンドンオフィスに転職し、日本、シンガポールにて経験を積んだ後、08年3月にモルガン・スタンレー・アジア・リミテッド香港に入社。これまでに香港、シンガポール、日本、ロンドンでの勤務を経験している。上智大学にて比較文化学部、政治専攻の学士号を取得。

 

外資金融では誰もが「自らの力で道が開ける」と信じている

――ご自身のキャリアとして外資系の金融機関を選んだ理由を教えてください。

橋本:実は、就職活動の途中で大きく方針を転換して金融業界に身を投じることに決めました。私が就職活動していたころは、総合職と一般職で採用ルートが分かれていた時代です。女性が総合職として長く働こうと思うと、そこまで多くの選択肢はありません。ただ、テレビなどのマスコミ関連は女性のキャリアパスもある程度しっかり確立されていました。

そこで当初はマスコミを志望していたのですが、面接を受けた外資系企業で大きな衝撃を受けたことが金融業界に入るきっかけになりました。理由の一つは、若い時期から海外に行くチャンスも多く、自分の実力と努力次第でいくらでもキャリアを築き上げられること。これは今でも外資系金融機関に共通している特徴です。

そしてもう一つが、若手の人たちが心から楽しんで仕事に打ち込み、生き生きとしていたこと。端的に言うと、「こういう大人になりたい」と感じる人がより多くいたのが、外資系金融機関だったということですね。

――なぜ外資系金融機関では生き生きと働いている方が多いのでしょうか。

橋本:これは入社後に感じたことですが、やはり誰もが自らの力で道が開けると信じているからではないでしょうか。

同じ外資系といっても、会社によってカルチャーがやや異なる部分もあります。ただ、組織に依存することなく「自分がその会社を代表する立場だ」という意識を持って仕事に取り組むスタンスは共通していました。やらされるのではなく、自らの意思でこの仕事に就いているという意識を持っているかどうかで、成長速度にも大きな差が生まれますし、日々の充実度も大きく変わってくるのでしょう。

――企業ごとのカルチャーの違いはどういったところですか。

橋本:私が経験から個人的に感じることは、企業によっては会社としてのカルチャーにあまりこだわりがなく、あくまで個人として動くことが多い場合もありました。一方でモルガン・スタンレーは、個人の力と同じぐらいコーポレートカルチャーも重視する印象ですね。

「私はこの会社で働いている」ということに誇りを持っている方が非常に多い。個々の力を発揮することはもちろん重要ですが、それがモルガン・スタンレーに生かされなければ意味がありません。当社では「顧客を第一に」「正しいことをする」「卓越したアイディアで主導」「還元する」という4つのコアバリューを掲げています。私も常にこの考え方を意識するように心がけています。

こうした違いは、どちらが良い悪いということではありません。ご自分の価値観と照らし合わせてよりマッチすると思うほうを選ばれると良いのではないでしょうか。

 

固定観念を捨て、世界に対して「聞き上手」になれば、数歩先の未来を読める

――モルガン・スタンレーではどのような人材を求めているのでしょうか。

橋本:新型コロナウイルスの例を見ても、マーケットは常にスピーディーに変化し続けています。そうした場所で戦っていくためには、時代の数歩先を読みながら、フレキシブルにクリエイティブに、そして競争意識を持って対応できる人材が不可欠です。

自らの力で会社を、日本を、そして世界を変えていくぐらいの意気込みを持った方に来ていただければうれしいですね。

――どうすれば時代の数歩先を読む力を磨くことができますか。

橋本:まず、今の自分に見えていることや考え方に固執しないこと。「私の行く道はこれだけだ」と限定してしまうと、大きな変化が起きる前後のトレンドをつかむことはできません。

その上で、あらゆることに関心を持ち、聞き上手になって情報収集し続けるしかないと思います。派手さはまったくありませんが、日々の積み重ねがすべてと言っていいのではないでしょうか。

私が幸運だったのは、いろいろな国・地域での勤務経験を通じて20年以上、さまざまなチームをマネージする仕事を任せてもらえたことです。とにかく幅広く、多種多様な情報を収集しなければならない。マーケットの動向もそうですし、海外の投資家と話をすることも多いので、日本やアメリカのやり方だけではなく世界各国の手法についても注視しています。

香港やシンガポールにいたころは、ほとんど毎週世界のどこかに出張して情報を得るという生活を10年近く続けていましたし、日本に戻ってからも月に2回ほどは海外に。現在は新型コロナウイルスによって出張することはなくなっていますが、オンラインミーティングも含め秒刻みで誰かと接し続ける仕事なので、そこから得られるものは非常に多い。日本ではまだ浸透していない手法でも、いくつかの国でこういう動きが出ていると分かれば、近い将来の変化を予測することができるわけです。

固定観念を捨てて貪欲に世界の動きを見極めていく。自分なりに数歩先を予測して、その精度を振り返る。これを繰り返すことでしか、時代の先を見通す力を得ることはできないと考えています。

――さまざまな人と出会える環境であっても、成長する人とそうでない人がいると思いますが、その違いはどこにあるとお考えでしょうか。

橋本:変化を恐れないことが重要なのではないでしょうか。一人ひとりに与えられるチャンスの数には大差ありません。問題は、その時にチャレンジできるかどうか。ベストなタイミングでチャンスが訪れることはまれであり、今置かれている状況とはちょっと違うベクトルにあるものをつかみにいけるかどうかです。自ら進んで変化を受け入れるスタンスが非常に重要だと思います。

私自身のことを振り返ってみると、社会人5年目のころにロンドンに異動したことが大きかったと感じています。今考えると生意気ですが、このままのルートを進んでいくと次はこういうポジションでその次は……と、なんとなく先が見えてしまったんですね。それはあまりエキサイティングではないと感じて、ロンドンで新規ビジネスを立ち上げさせてほしいと希望を出しました。

ビジネスプランを一から作って、これをやらせてほしいと。理解のある上司に恵まれたこともあり、「失敗したら先がなくなるかもしれないわよ」と言われながらも、やりたいならやってごらんなさいと快く送り出してくれました。その後、日本の金融危機やロシア危機が起こったのですが、慣れない場所で1人で危機に対応した経験や実績を買われて今のポジションに至ったのだと思いますし、あの時ロンドンに行かなければ今この業界に残っていることはまずあり得なかったと感じています。

 

「スプーン・フィード」型の人は成長しない。“自分の成長が社会を一歩前進させる”という意識を

――モルガン・スタンレーでもそうした海外での勤務経験を積むことはできるのでしょうか。

橋本:もちろんです。期間を定めず長期で転勤するケースや、数カ月から半年といった短期間の海外勤務など、いくつかのパターンがあり、現在私のチームでは、ロンドンとニューヨーク、香港、シンガポールに人員を配置しています。ただし、これも誰かから行けと言われて行くのではなく、自ら手を挙げて異動することがほとんどです。食べ物を目の前に与えられるまで待っている「スプーン・フィード」型の人は、大きく成長することはできません。

当社でもうひとつ身につけることができるのが、「自分で考え自分で行動する」力です。自らゴールを設定し、1つのゴールを達成できたらまた次へ行く。これは当社だけでなく、世界で戦える人材になるためには不可欠な要素です。せっかくモルガン・スタンレーに入社してくれたのなら、どこへいっても通用する人材になってほしいと個人的にも願っています。

先へ進みたい人にストップをかけることは絶対にないですし、評価も非常に公正なので、自分に厳しく走り続けられる人はどこまでも伸びていくことができるでしょう。

――競争は厳しいけれどフェアな環境、ということですね。

橋本:おっしゃる通りですが、誤解のないように付け加えると、当社はグループ全体としてDiversity & Inclusion(D&I)にもかなり注力しています。日本でダイバーシティーというと、女性の採用比率や女性にとっての働く環境がフォーカスされる傾向がありますが、それはほんの一面にすぎません。人種や宗教、LGBTQといった点も含め、誰もが互いに違いを感じることなくそれぞれの個性や強みを発揮できる環境を整えること。それが本当のD&I施策だと考えています。

その一環として、自身や家族の病気や出産・介護といった問題で100%の力を仕事に振り向けられない時には全力でサポートする制度を用意しています。フレキシブルな働き方も推奨していますし、新型コロナウイルスの問題が起きる以前から、在宅でほぼ会社と同じ仕事ができる機材などもそろえていました。仮に会社が想定していないような状況が起こっても、柔軟に働き方を調整できる文化でもあります。

20%の力しか出せない時には、チーム全体でサポートする。一方で、100%の力を発揮できる状況なのに80%しか出さない人は生き残れない。これこそ本当の意味でのフェアな環境、といえるのではないでしょうか。

――貴社を離れて別の道に進む方もいるのでしょうか。

橋本:向き不向きのある環境ではあるので、転職しここで培った力を別の場所で生かしたいと考える人もいるでしょう。セールス&トレーディングの部署でいえば、転職しヘッジファンドに行ったり、自ら新規事業を立案して起業したり、事業会社にCFO(最高財務責任者)として迎え入れられたりするケースも少なくありません。過去には政治家になった人もいます。

もちろん何らかの形で残ってほしいとは思いますが、違うキャリアを進むことになっても、当社で身につけたスキルをもとにさまざまな場所で活躍される人が増えるのは我々としてもうれしい出来事です。

――ファーストキャリアを選ぶ際のアドバイスをお願いします。

橋本:自己成長という意味では、「自分もこういう大人になりたい」と思える人がたくさんいる会社を選ぶのが良いでしょう。その人たちが何を見て何を考えているのかを身近で感じる時間は、とても有意義な経験になるはずです。

一方で、優秀な人であればあるほど、「会社という媒体を使ってどう社会に貢献できるのか」「自分の幸せだけでなくどういう形で社会にGive back(還元)できるのか」といった観点も大切にしていただきたいと思います。モルガン・スタンレーであれば、金融のエキスパートとして社会をより良くしていくために努力し続けることが大切です。

自分が成長することで、社会を一歩前進させる。そんな気概を持ってこの世界へ飛び込んできてください。


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