
地域から世界へ、世界から日本へ。重ねた経験が、未来を動かす力になる
Sponsored by 日本政策投資銀行
2026/10/14
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東北支店で同じ時期に地域の課題と向き合った後、大島万奈氏はロンドン勤務を経て地域投資の仕事へ、傅奈恵氏は人事部へと活躍の場を広げてきた。一見すると異なる2人の歩みには、「どんな経験も次の仕事につなげ、一人一人の強みを育てる」DBJ独自のキャリア哲学が表れている。2人の対話から、その実像に迫る。
※内容や肩書は2026年10月当時のものです。
日本の未来を支えたい。その思いが2人の原点
――まず、これまでのキャリアや、DBJを志望した理由を教えてください。
大島:私は2020年の入行です。新型コロナウイルスの感染拡大と重なった最初の2年間は、飲食や宿泊などサービス産業の顧客を担当し、厳しい状況にある企業への投融資案件に多く携わりました。その後は東北支店、人事部、DBJ Europeを経て、現在は企業投資第1部の地域・協働投資室に所属しています。
大学時代から、観光を起点とした地域活性化に関心がありました。マーケティング職も考えたのですが、面白いアイデアがあっても、資金がなければ実現できません。幅広い業種に関わりながら、お金の面から思いを支える仕事に魅力を感じ、金融業界を志しました。DBJを選んだ決め手は、「この人たちと一緒に働きたい」と思えたことです。複数の職員と話す中で、「日本の未来のために働きたい」という思いを形にできそうだと感じたことを覚えています。
傅:人の魅力は大きいですよね。
大島:ええ。前例にとらわれず、本当に困っている人たちのために何ができるかを、親身に、愚直に、泥くさく考え続ける職員が多いと思います。
傅:DBJには前例も正解もない案件が多く、一般的に良いとされる答えを当てはめるだけでは前に進みません。だからこそ私たちは、案件ごとに置かれた状況や課題を丁寧に見極めながら、中長期的に何が最善かを考え続けます。
私が入行して最初に担当したのは、エネルギー業界です。当時のエネルギー業界は大きな転換期にあり、各社が「脱炭素」と「安定供給」という二つの課題を同時に追っていました。顧客によって事情も課題も異なるからこそ、一社一社と将来の選択肢を考え、難しい意思決定に伴走することが求められます。
そうした仕事を通じて強く実感したのが、それぞれの課題に向き合い、最善を考え続けるDBJらしい姿勢です。

地域で学び、次のキャリアへ
――最初の部署を経験した後、それぞれどのような仕事に携わってきましたか。
大島:私は3、4年目に東北支店の業務第一課で、太平洋側の岩手・宮城・福島の3県を担当しました。それまではサービス業の顧客を担当していましたが、支店では業種を問わず、地域全体を見るようになります。産業という縦の視点に、地域という横の視点が加わった感覚です。
傅:私は最初の部署で2年間働いた後、東北支店の業務第二課へ移り、日本海側の青森・秋田・山形の3県を担当しました。私が東北支店へ着任した当時、大島さんも東北で勤務していましたよね。
大島:そうですね。担当エリアは分かれていましたが、地域全体を見ながら課題に向き合う点は共通していたと思います。
傅:最初の部署では、エネルギー業界全体の動向を踏まえながら、自分なりの仮説を立てる力が鍛えられました。一方で支店では、地域の関係者と対話を重ねながら、その仮説を具体的な取り組みへとつなげていく力が求められます。私自身も、ある地域では自治体や産業界とカーボンニュートラルを検討する協議会を運営し、また別の地域では観光戦略の策定にも携わりました。多様な関係者の思いをまとめ、同じ方向へ進むための土台をつくる。その難しさも面白さも、地域の現場で学んだことです。
大島:東北支店の後は、数カ月間の人事部勤務と、DBJ Europeでの1年間のトレーニーを経て、現在は地域投資を担当しています。地元の金融機関や事業パートナーとも連携し、地域企業の成長や変革に必要なリスクマネーを届ける仕事です。東北支店で培った視点も生かしながら、投資という立場で地域の発展に関わっています。
傅:私は東北支店の後、人事部で新卒採用を担当しています。それまでの仕事を通じて、企業の成長や変革の背景には、日々積み重ねられるさまざまな経営判断があることを実感していました。そうした方針を制度や施策に落とし込み、実行する過程を自ら経験したいと考え、コーポレート部門を希望しました。
人事部では、経営方針を起点に人材戦略を考え、採用広報やイベント、選考などを通じて具体化していきます。会社がどのように方針を定め、それを実行に移すのかを、実務を通して学べる環境です。ここで得た視点や力を、いずれまた顧客に向き合う仕事にも生かしたいと思っています。

経験の幅が、やがて自分だけの強みになる
――DBJでは、どのような流れでキャリアを築いていくのでしょうか。
傅:総合職の場合、若手の期間は、おおむね2年ごとに部署を移り、多様な業務を経験します。まずは視野を広げ、自分の関心や適性を探るための期間です。その後、30代以降は特定の領域で働く期間が長くなり、本人の希望や適性に応じて、軸となる専門性を深めていきます。
同じ部署や分野を複数回経験しながら、長期的に専門性を深めている先輩もいます。例えばエネルギーという産業を軸にしながら、法人営業、ファイナンス部門、海外勤務、官公庁への出向など、同じテーマに異なる立場から関わることもできます。視野の広さと専門性の深さを、長期的に両方育てていくのが、DBJの戦略的ジョブローテーションです。
大島:若手の時期だけを見ると、専門性が身に付きにくいのではないか、と不安に思う人もいますよね。私自身も、5年目を迎えた頃は「自分は何ができるようになったと言えるのだろう」と焦りを感じていました。ただ、7年目となり、これまで個別に積み重ねてきた経験が、自分の中でつながってきたという実感があります。
顧客が抱える課題は、重要なテーマであればあるほど複雑で、一つの知識や金融手法では解決できません。DBJでは自分たちの仕事を「総合格闘技」と表現することもありますが、ある案件で得た知識を別の案件に応用し、人とのつながりも掛け合わせながら、新しい解決策を考えていくことが重要です。さまざまな経験が、少しずつ自分の財産になっていると感じます。
傅:一つの専門性だけでなく、二つ、三つと自分なりの強みを持つ人が多いですよね。特定の産業を深く知る人もいれば、顧客との対話から課題を見つけ、行内外の知見やノウハウを集約して解決へ導く力を強みとする人もいる。顧客はその分野の専門家だからこそ、他の産業や地域で得た知識を持ち込み、課題解決につなげることがDBJの価値になります。若手のうちに広げた視野は、どの分野に進んでも土台になるはずです。
――キャリアについて、お二人はどのように希望を伝えてきましたか。
大島:地域で働きたいことや、いずれ投資業務に携わりたいことは、早くから人事部に伝えていました。海外勤務については、人事部との面談で自身の経験や関心を話す中で、私の思いや可能性を掘り起こしてもらった形です。
傅:私も、地方支店やコーポレート部門で働きたいという希望を伝え、実際にその経験を重ねてきました。ただ、部署名を指定するというよりは、関わりたい課題や身に付けたい力を伝えた上で、人事部と一緒に「次に必要な経験」を考えていくイメージに近かったように思います。

世界を見据え、まだない道を切り開く
――大島さんは、DBJ Europeでどのような仕事に携わったのでしょうか。
大島:欧州の高速道路や鉄道、データセンターなど、インフラ案件の発掘に携わったほか、ドイツの水素関連スタートアップへの投資も検討しました。DBJが参画できる案件を探し、本店の担当部署につなぐ役割です。
傅:海外拠点はロンドン、ニューヨーク、シンガポール、北京の4カ所です。こうした拠点で働く機会もあり、1~3年程度出向して実務を担います。
大島:日本のために働くからこそ、日本だけを見ていてはできないことがありますよね。
傅:そう思います。国内勤務でも海外と関わる仕事は多く、私の最初の部署も顧客の約半数が海外企業でした。
――国内外でさまざまな挑戦を続けているのですね。
傅:はい。例えば、株式会社となった2008年以降は投資機能を拡充してきました。今では投資も融資と並ぶ事業の柱の一つとなっています。新たな事業や産業の創出に挑む企業から、変革や再成長を目指す企業まで幅広くリスクマネーを供給し、日本の産業や地域の新たな挑戦を後押ししています。
大島:もう一つ、DBJに求められているのが金融機能の高度化です。前例のない領域に自ら踏み出し、先行事例をつくる。そこで培ったノウハウを他の金融機関とも共有し、同様の取り組みが広がれば、DBJはまた次の領域を開拓していく。そうして日本の金融全体で対応できる課題を増やしていくことが、私たちのミッションだと思います。
――なるほど。お二人自身は、これからどのようなことに挑戦したいですか。
傅:DBJには、若手の「これに挑戦したい」という声を大切にする文化があります。私もその環境を生かし、産業や地域の将来につながる構想を、金融の力で形にする仕事に挑戦したいと考えています。
大島:私は、関心のある観光やまちづくりに携わりたいです。地域、産業、世界へと視野を広げ、日本の未来に向き合えることが、DBJで働く魅力だと思います。自分なりの関心を起点に、まだない道を一緒につくっていきたい人には、ぜひDBJを知ってほしいですね。

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