【3分選考対策】アマゾンジャパン コンシューマー総合職対策まとめ
2023/04/27
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目次
皆さまこんにちは、外資就活 GAFMAチームです。
Amazon.comは、米国ワシントン州シアトル市を本拠地とする、eコマースにおける世界的なリーディングカンパニーです。
1995年に設立して以来、Amazon.comは商品の品揃えやインターナショナル・サイトの充実度、そして世界中に位置する物流センターおよびカスタマーサービスセンター数の著しい拡大を行ってきました。
また、それだけではなく、AWS(Amazon Web Service)に代表されるクラウドサービス、Amazonモバイルサービスの強化など、新たな事業領域へも積極的に進出しています。
「地球上で最もお客様を大切にする企業」 を目指し、世界中の買い手と売り手の生活をより良くしようと成長し続けている企業です。
今回は、Amazon コンシューマー総合職のサマーインターン・本選考を通過するための対策についてお届けします。サマーインターンは内定直結型であり、早期内定を獲得できるチャンスです。ぜひ参考にしてください。
※なお、年により、選考のフローや内容は変更される場合があります。ご注意ください。
Amazonコンシューマー総合職の内定を獲得する3つのポイント
Our Leadership Principlesに基づく行動と発言
アマゾンの選考基準は、以下のOur Leadership Principleに基づいています。ES、インターンシップ、面接を通して、これらの16の項目を満たせているかが選考突破の鍵となります。特に面接では、それぞれの項目に関連する自分のエピソードを話せるように準備しておきましょう。
Our Leadership Principlesについて
①Customer obsession
お客様を起点に考え、行動する
②Ownership
オーナーシップ
③Invent and simplify
革新と創造を求め、同時に常にシンプルな方法を模索する
④Are right, a lot
正しい判断を行う
⑤Learn and be curious
常に学び、自分自身を向上させ続ける
⑥Hire and develop the best
優れた才能を持つ人材を見極め、組織全体のために積極的に活用する
⑦Insist on the highest standards
常に高い水準を追求する
⑧Think big
大胆な方針と方向性を示し、成果を出す
⑨Bias for action
スピード感を持って行動する
⑩Frugality
より少ないリソースでより多くのことを実現する
⑪Earn trust
注意深く耳を傾け、率直に話し、相手に対し敬意をもって接する
⑫Dive deep
すべての業務に気を配り、詳細な点についても把握する
⑬Have backbone, disagree and commit
同意できない場合には、敬意をもって異議を唱える
⑭Deliver results
適正な品質で迅速に実行する
⑮Strive to be Earth's Best Employer
共感を持って人々を導き、仕事を楽しみ、そして相手も仕事を楽しめるよう促す
⑯Success and Scale Bring Broad Responsibility
消費する以上のものを創造し、常に物事をより良い方向へと導く
内定者によると、【Our】Leadership Principles とあるように、 「全員がリーダーシップを持って、インターンシップやグループディスカッションに取り組むことが求められていた」 と話しています。
ファシリテーターだけでなく、どのような役割にあっても、とにかく 積極的に議論に参加し、思考しようとする姿勢 を見せましょう。
Customer Obsessionをベースとした考え
Our Leadership Principleの中でも、特に重視される項目は、①Customer obsession(顧客第一)です。行動規範の中にも、「Although leaders pay attention to competitors, they obsess over customers.」(リーダーは競合を意識するが、顧客第一を心がけよ)と書かれており、またCEOのジェフ・ベゾスも、「顧客のニーズから逆算せよ」と著書で語っています。顧客へのコミットメントが最も重要視されていることを覚えておきましょう。
実際の業務においても、顧客のニーズを徹底的に洗い出し、そこに訴えかける形で、プロダクトやサービスを提供するビジネスモデルを展開しています。
そのため、実際の選考を通して、
・ 相手の視点に立って、積極的に行動する
・ 顧客第一の理念を意識しながら、ディスカッションを進める
の2点を心がけましょう。GDやインターンを通して、「顧客第一」を軸にワークを進めたグループは高評価を得ていたとの話もあります。
シンプルに考える
ジェフ・べゾス氏の方針で社内の提案書は、パワポを使用せず、白黒のA4用紙に文章だけで構成するという社内業務特性があります。なので、GDやインターンでは、本質から外れた無駄なことには組み込まず、シンプルに顧客第一の思考を重視した発表の評価が高かったと言います。
また面接でも、端的に重要なポイントを伝えられるかが、評価の対象となっています。特に、グループ面接などの一人当たりの時間が限られている選考フローがある場合には、 如何にシンプルに自分の良さを伝えられるか が選考突破の鍵となります。
Amazon(コンシューマー総合職)2023卒本選考レポート(1)
Amazon(コンシューマー総合職)2023卒本選考レポート(2)
Amazon(コンシューマー総合職)2023卒本選考レポート(3)
選考フロー
サマーインターン選考
ES→webテスト→一次面接→サマーインターン→最終面接→内定
本選考
ES→webテスト→一次面接→最終面接→内定
以上が2024年卒の選考フローです。各選考プロセスの詳細について、以下で詳しく説明します。
※選考フローは年度により変更する可能性があります。ご注意ください。
過去にはGDやグループ面接が選考フローに含まれていたこともあります。
ES:リーダーシップを発揮した経験をアピール
【ES設問(2024年卒)】
・学生時代に力を入れたこと(400文字程度)
Amazonの選考における特徴は、採用活動全般において、Our Leadership Principles(OLP)の理念が非常に重視されることです。
後々の面接においてESの内容を質問される可能性が高いので、ESの段階からOLPを意識して書きましょう。
まず最初に要点を簡潔に述べた後、話を深掘りするような具体例を書くことを意識すれば、相手にとって読みやすくなります。まず書きたい要素を箇条書きにしていき、それらをうまくつなげる、という順番で文章を作っていくと、いいものができると思います。
要素が足りないときは、本やニュースを読んだりして、Amazonの特徴を日頃から考えて見つけていきましょう。
webテスト:オリジナルテスト
・オリジナルテスト
WEBテストで落ちている学生も少なくありません。「私なら大丈夫」という甘い考えは捨て、しっかりと対策をしましょう。
24卒の本選考ではアマゾンのオリジナルテスト形式でした。自らがアマゾン社員だったら特定の状況に対してどう振る舞うか、といった独自のシミュレーションテストを行います。
オリジナルテスト形式なので選考対策が難しい側面がありますが、ここでもOLPを意識した対策が必須です。
その他、英語のスピーキングテストの受験が求められることもあります。
難易度としてはそこまで高くなく、設問に対してしっかりと受け答えができればクリアできるようです。
自己紹介などのパーソナルな部分からビジネス系の設問まで聞かれるので、不安な方は事前にスピーキングの準備をしておきましょう。
一次面接:複数個の経験を話せるように
・社員の数:1名
・学生の数:1名
・時間:30分
・雰囲気:和やかで、落ち着いた雰囲気。しっかりとこちらの話を聞いてくれる。
・結果連絡:1週間以内にメールで連絡
一次面接に合格すると、3daysのインターンシップに参加することができます。
この後の最終面接を含め、志望動機はほどんど聞かれないことが特徴です。「どのような経験をしてきたのか」「どのようなリーダーシップを発揮してきたのか」という人柄の部分を見られているため、OLPにそって答えましょう。
ある1つの経験だけではなく、「他の場面ならどのように振る舞うのか」という部分もよく見られているため、 成功体験・頑張ったことだけではなく、挫折経験や他者と衝突した経験に関しても話せるようにしておくこと が不可欠です。
また、逆質問の時間も設けられているため、事前に準備しておきましょう。面接官自身のOLPについて質問したり、アマゾンの製品・サービス・文化について質問したりすることで、志望度の高さをアピールできます。
サマーインターン:顧客目線とチームマネジメント
・時間:3日間
・学生の数:1タームに50人程度
・社員の数:10人程度
インターンは3日間のプログラムで行われます。
【1日目】チームメンバーとの顔合わせや、コンシューマー総合職の詳しい職種・仕事内容についての説明を受けます。1日目の最後には、社員の方からインターンのお題について説明を受けます。
【2日目】1日目に発表されたテーマについて、丸一日グループワークを行います。社員の方からのフィードバックの時間もあります。
【3日目】最終提案を作り上げ、社員の方や他の学生に対して発表します。そのほか、若手社員の方のパネルディスカッションやQ&Aなどの時間もあります。
グループワークでは、「ある業界の架空の企業の売り上げを伸ばすには」などのケーススタディが課され、3日目に発表を行います。
グループワークの評価のポイントは、 顧客目線で考えられるか と メンバーを巻き込めるリーダーシップを持っているか の2点です。上記でも述べたように、シンプルかつ顧客目線の提案を心がけ、議論で躓いた際も、
「もっとシンプルに考えられるか」
「顧客のニーズに沿っているのか」
「もっと規模を大きく考えるべき論点なのではないか」
などに焦点を置き、取捨選択を行いましょう。
また、如何に社員や他のメンバーの強みや知識を生かして成果を出せるかも、評価基準に含まれているようです。積極的に周りのメンバーの強みを見極め、それを生かしてアウトプットをまとめることも必要となってきます。特に、カスタマージャーニーを詳しく調査し発表した班が、顧客目線に立てているという観点から高評価を受けて優勝していたそうです。
最終面接:OLPに沿った返答を
・社員の数:1名ずつ
・学生の数:1名
・時間:30分×2
・雰囲気:高い役職の社員が担当することが多く、緊張感のある雰囲気
・結果連絡:3週間〜1ヶ月程度で連絡。詳細な時期は面接中に通知
インターンシップ中に最終面接が行われます。インターンシップ参加者は全員選考に進むことができます。
最終面接においても、シンプルでOLPに沿った回答が重視されます。それらに加えて以下の準備をオススメします。
最新のテクノロジーやサービスにアンテナを張る
自らがどのような経験をしてきて、未来にはどのようなことに挑戦したいのかを話すにあたって、実際のアマゾンのビジネスを含めたより多くのビジネスに触れることは非常に重要です。
過去には、実際に興味のあるテクノロジーを問われたり、簡単なケース問題を出題されたりしたこともあるようです。
・日経クロストレンド
・テッククランチ
などの記事に目を通しておくといいかもしれません。
そして興味を持ったニュースに対して、
・なぜ興味を持ったのか
・それらをどのように使えば顧客体験は改善されるのか
など自分なりの解釈を準備しておきましょう。
また、外資就活ドットコムの会員限定メールマガジン「外資就活 News Letter」でも、各業界内定者がニュースを紹介する「今週のニュースPick Up」を配信しています。選考対策にもなりますので、ぜひ参考にしてみてください。
「人間性」:好奇心と人当たりの良さ
内定を獲得した学生の共通項として、OLPの他に、好奇心が強く、人当たりがいいといったことがあるようです。変に自分を変える必要はなく、面接官との会話のキャッチボールを楽しんで面接に挑みましょう。そうすれば、面接官はあなたと一緒に働くイメージをしやすいはずです。
内定者の情報
内定者数:50名程度
内定者学歴:東京大学、京都大学、早稲田大学、慶應大学など
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