【3分選考対策】バークレイズ（投資銀行部門）の本選考対策まとめ

目次

バークレイズ（投資銀行部門）に内定する3つのポイント

こんにちは、外資就活 外銀チームです。

今回は英国トップの投資銀行であるバークレイズの投資銀行部門（Banking）に内定するための選考対策について、以下の3点と詳細な選考ごとの対策からお伝えします。

・投資銀行業務に耐えうるタフさ・頭の良さ
・即戦力となるビジネス経験・語学力
・中堅社員に気に入られる温厚な人間性

※ 本コラムの情報は外資就活会員限定コンテンツ「選考体験記」から抽出しています。

投資銀行業務に耐えうるタフさ・頭の良さ

バークレイズ含め、投資銀行部門の社員には高度な論理的思考力、精神的なタフさが必要です。
実際の選考でも、スーパーデイ（※）などで「1から10までの合計は？」、「〜なことを10個挙げて」などと、頭の回転を測ったり、ある面接通過理由が「タフそうだったので通過させた」と評価された就活生がいたことからもわかります。
これら2点は必ずアピールできるように、選考中は常に

・突然の計算クイズ、質問にも動じない
・タフさをアピールするエピソードを用意しておく

などが行えるよう、事前準備をしておきましょう。

※ 複数のマネージングディレクター（MD）と連続で面接を行う外銀特有の選考

即戦力となるビジネス経験・語学力

バークレイズの投資銀行部門は即戦力になりうる人を求めています。
選考受験者によると、18卒のバークレイズ内定者4人の内、「ボスキャリから2名採用」「1人は実務経験豊富」などの情報があることからも伺えます。
外銀は一般的に即戦力たりうる優秀な人材を求めますが、バークレイズの採用基準の高さは異常とも言えるでしょう。もし自身にこういった「即戦力になりうるスキル」があるのであればぜひ積極的にアピールすべきです。

中堅社員に気に入られる温厚な人間性

バークレイズの投資銀行部門は他の外銀同様に属人的な採用をしています。
そのため、ある選考受験者によるとジョブまでは中堅社員（ヴァイスプレジデント、VP）、スーパーデイではMD全員の主観評価で合否が決定していたようです。
特にバークレイズのジョブは参加者数が50人、通過者が8人程度と通常1～2倍程度の外銀の中でも高倍率を誇り、この評価基準が中堅社員であるVPが下しているため、中堅社員に気に入られることは内定までに非常に重要な要素と言えるでしょう。
説明会や面接で出てくる可能性の高い社員であるため、出来るだけ早く接触し、彼らの人柄や好かれそうな人物像を把握すべきです。

選考フロー

ES→筆記試験・面接→ジョブ→スーパーデイ→内定

選考フローは上記の通りです。以下で詳しく解説したいと思います。

ES：簡潔さ・論理性を意識して書く

ES：簡潔さ・論理性を意識して書く

他社同様に、バークレイズのESも簡潔さ・論理性を意識して書きましょう。
これは、

・投資銀行は高度な論理的な思考力がないと務まらない仕事
・読むのは多忙なリクルーティングメンバーの若手バンカー

であり、内容は頭に入ってきやすい、かつ論理的に妥当なものが望ましいためです。
外銀ES通過者によると、

（１）結論と論理構造を箇条書きにする
（２）論理を文章化する
（３）英文であれば知り合いの帰国子女・外国人にチェックしてもらう

といったことをしていました。
バークレイズは英語のESは課していないものの、この書き方は他社でも参考になるでしょう。

筆記試験：簡単な算数問題だがケアレスミスは厳禁

簡単な算数問題だがケアレスミスは厳禁

バークレイズの筆記試験は外銀の中でも簡単な部類に入ります。そのため、特別な対策は必要ないでしょう。
しかし、簡単な分、合格ボーダーも上がります。
通過者によると「中学受験の簡単な算数の問題レベル」だったようなので、もし中学受験の算数の文章問題が不得意だと思うのであれば、SPIなどのある程度簡単な計数問題をおさらいしておくといいでしょう。

グループ面接：短時間でVPの関心を引けるか

対策方法：短時間でVPの関心を引く

バークレイズのグループ面接は一人当たりの手持ち時間が8分と短期決戦です。短い回答時間の中でいかにVPの気を引けるかが勝負どころとなります。
また、上でも述べた通りバークレイズの採用基準は属人的であるためVPの性格上好ましい人を演じるのも有効でしょう。
そのため、基本的な対策として以下のようなことを行うといいでしょう。
・基本的な質問には端的かつ興味を引くワードを交えて答える
・VPの性格・雰囲気を見て即座に好きそうなタイプの人間として振る舞う

ジョブ：班員・社員と積極的なコミュニケーションを図る

ワークに加えてVPからの心象の良さが重要

バークレイズのジョブでは発表の出来はもちろん、VPからの心象面での評価も重要です。
これは冒頭にお伝えした通り、「面談でタフそうと思ったから通した」と評価された学生もおり、VPが抱くイメージも重要なためです。
投資銀行のワーク内容はもちろん、VPが好むと思われる人物であることを前面にアピールしましょう。
投資銀行のワークの進め方はぜひ以下を参考にしてみてください。
（１）買収元企業の意向・財務分析（中期経営計画、財務諸表など）
（２）買収先の選定
（３）買収ロジックの考案
（４）シナジーの測定・評価
（５）企業価値評価・買収実現性の評価
（６）資金調達方法の考案
（７）想定質問の作成
（８）資料作成
また、バリュエーションなどの方法がわからない方は
・MBAバリュエーション
などの書籍をジョブ前に一読しておいてください。

スーパーデイ：下調べでMD4人の対策を行っておく

事前にリクルーターとの面談で人柄・質問内容を聞いておく

スーパーデイ前にはMDについて十分に下調べを行っておきましょう。
バークレイズではジョブ後、それまで選考を見ていた社員の中から1人リクルーターがつきます。
彼らは面談を行い、自由に話をする機会があるため、その際に4人のMDについて人柄や興味のある事、これまでどんな質問がなされたかなどを聞いておきましょう。
というのも、それぞれのMDは質問傾向が異なり、個別に対策しておくしかないためです。
共通する内容として、

・志望理由
・ジョブの感想

は聞かれることが多いようですので、必ず準備しておきましょう。

内定者の情報

内定者数：4人（国内採用2：海外採用2）
学歴：旧帝大〜早慶上智レベル