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会社にぶら下がるだけの時代はもうおしまい~変わる高学歴の稼ぎ方

高学歴の方の稼ぎ方が多様化しています。高学歴といえば、外資系や日系大手企業に入社をして、高めの収入を得る方が少なくないですが、一方、会社には寄り掛からず、個人の力量で稼ぐ人が増えてきているようです。大量生産や年功序列、終身雇用といった組織主導の従来の常識がことごとく終焉を迎えている現在、組織に頼らずスキルを磨いている方をご紹介します。

 

灘高卒プログラマー「他の人と同じようなことをしていても面白くない」

灘中学・高校出身でプログラマーとして着実にキャリアを積み重ねている人がいます。矢倉大夢さんは筑波大学で研究する傍ら、企業向けリーダー育成研修などを展開する株式会社チームボックス(東京都目黒区)でCTO(最高技術責任者)も務めます。

矢倉さんがプログラミングに興味をもったのは、中学で入ったパソコン研究部がきっかけでした。「ゼロから自分が思ったものを作り出せるプログラミングに夢中になりました」(矢倉さん)。寝る間も惜しみプログラミングをしていたので、時には授業中は寝てしまうことも多かったようですが、生徒の自主性に任せる校風で、勉強をしなくてもしかられることはなかったそうです。

中学3年生のとき、ITを使ってイノベーションを作り出せるアイデアや技術を持った若い人材を発掘・育成する未踏人材発掘育成事業、通称「未踏」プロジェクトに応募。結果、審査に合格してソフトウエアを作ることになり、自分のプログラミングや力量に対価がつく面白さを知ったと言います。

年2~3回、海外で行われるプログラミングの大会に出場していました。「世界のトップレベルの人と一緒にプロジェクトをやれたことは大きかった」と言います。イタリアの研究機関でのプロジェクトでは、3週間くらい滞在して、スタンフォード大学の学生と共同で、遺伝子をコンピューターで分析するというようなリサーチを実施しました。「日本で他の人と同じようなことをしていても面白くない」という思いがあったそうです。渡航の費用は、企業のスポンサーがつくこともありましたが、当時はあまり知られていなかったクラウドファンディングを利用して工面しました。

矢倉さんが進学先として選んだのが筑波大学です。その理由は中学3年生から参加している「未踏」というプロジェクトで、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)に所属する1人の研究者と知り合ったことです。楽曲を自動解析して自動で譜面作成や作曲をしたり、その人が好きそうな音楽を選んでくれる「音楽情報処理」という技術を研究している、その分野では第一人者であるその方の近くで大学生活を送るには、筑波大学は選択肢として面白いと考えたそうです。

研究とCTO「研究をリアルな場で実践できることに価値がある」

筑波大学での研究と企業でのCTOという立場での会社経営の両立は難しくないのか。その答えは矢倉さんの研究対象と関連があるかもしれません。矢倉さんは、コンピューターが得意な分野と、人間が得意な分野の境目を見つけることに、とても興味があったと話します。

矢倉さんが所属する株式会社チームボックスは企業の人材を育成する会社です。矢倉さんにとって働くことは「どういう価値を届けたか、何を解決したかを試す場」。仮説を立てて、実施して、検証をするという研究的な側面がある一方、経営には、人間という、より複雑な因子が絡みます。技術や技能がどういう価値を生むかは、人間の判断力に左右されることが大きく、「チームボックスでは、その判断力が鍛えられています」(矢倉さん)。

失敗をしたときには、振り返って、改善点を見つける、目標を立てる、というループを早く回せるか。こういう意味でも自由度が大きい企業でビジネスに携わることが重要だと話します。既存の事業の運営にとどまらず、これから始めることとしては、新しいリサーチプロジェクトもオーナーシップを持って進めていくとのこと。「経営という、極めて人間的な分野で面白い研究が出てくるような組織を作っていく」。矢倉さんは力強く語ります。

矢倉さんは就活についてこう考えています。「自分のバリューをどう使えて、どうやって社会へ届けるかについて、評価してもらえて、フィードバックしてもらえるいい経験だと考えればいい。就職先を選ぶ時も重要なのは、一貫した自分の軸を作っていくことができる仕事を選ぶことではないでしょうか」。

キャリア構築の方法は人それぞれです。しかし、やりたいことや興味があることを明確にして自分の軸を作り、スキルを磨いて社会に価値を提供するという、矢倉さんのキャリア形成の過程は誰にとっても重要なこと。価値観が多様化して、従来の常識が通用しないという場面が増えるなか、誰かに決められた生き方にこだわらない矢倉さんのキャリア形成が、これからの時代の本流になるかもしれません。

研究をやめた東大卒アフィリエイター「しがらみがなく、高収入」

「自由度が高く、組織内政治などしがらみもない。収入も多い」。アフィリエイターのアイラさん(https://t-doctoral-affiliater.com/)は東京大学大学院農学生命科学研究科で博士号を取得後、4年程度の研究員生活を経て、アフィリエイトの道に進みました。大学の同期が製薬会社や官僚など安定した仕事に就くなかで、アイラさんがアフィリエイトを職業としたのは、研究員時代に経験したような面倒な上下関係に縛られて、我慢しながら生きていくことに疑問を感じたからです。

人間関係に疲れて、研究をやめようと思ったときに、転職サイトで仕事を検索をしたら、愕然としたそうです。研究で培った知識や技能が十分にいかせないうえ、給料も安い。「専門的な研究者であればあるほど、研究をやめたら、つぶしがきかない」と痛感したと、アイラさんは当時を振り返ります。

そんな時に、あるサイトに書いてあった、ブログでの稼ぎ方がアイラさんの目にとまります。メールによる指示通りに進むと、少し稼げたといいます。「これはいけるのではないか」。アイラさんは、転職サイトを見てからおよそ半年後には、アフィリエイターとして、生活ができる程度の収入を得ていました。

月収100万~200万円「ユーザーにとって良いモノを紹介しているサイトだけが生き残る」

月収が100万円を超えた2017年には法人化。現在の月収は100~200万円を継続的に稼ぐといいます。「自分で使うことができる金額は同世代よりも全然多い。実業をやっている人から言わせると『アホくさくなる』くらい利益率は高いです」とアイラさんは話します。

運営するサイトで、広告主の商品やサービスを紹介し、サイトのユーザーが商品を買った場合などに報酬をもらえるアフィリエイトは、初期投資が少ないうえ、在庫リスクもありません。そのため、新規参入も多いですが、「ユーザーのためによいモノを紹介しているサイトだけが勝ち残る」とアイラさんは言います。

アイラさんによると、アフィリエイトにも2種類あって、1つが特にサイトのテーマを絞らず、需要があるネタをすぐに記事にしてサイトへのアクセスを集めて稼ぐ方法。例えば、テレビ番組で有名タレントが身に付けていた物などに関する記事を投入すると、瞬間的に爆発的な需要はありますが、スピード重視のため、記事の質を高めることは難しいです。

もう1つが専門性が高い1つのジャンルに特化してサイトを作り、アクセスを集めて稼ぐ方法。アイラさんはこの手法を取っています。記事の質を高めて、長期的な需要をとらえていくのが目的です。こちらの方法に趣味感覚でアフィリエイト初心者が参入しても、長期的な需要があるジャンルは強いライバルも多いので、思うように収益が上がらず、撤退するケースも少なくないようです。

煩わしい人間関係から逃れるようにアフィリエイトの世界に入ったアイラさんですが、「研究者時代に学んだことはとても役に立っている」と話します。研究では、分析力や論理的思考力、情報処理能力などが自然と訓練されていました。修士課程で専攻主席をとったアイラさんにとっても「偏差値が70程度の人しかいない世界でもまれてきた経験は大きいです」。

人を雇いたがらない個人事業主が目立つなか、アイラさんは、ウェブによる集客などコンサル事業を担当する社員を1人雇っています。「社員を雇うことで作り出せる時間を事業の仕組みや戦略策定に使います」。時給換算した収入を上げるためには、自分が関わる時間を減らしても稼げる仕組みを作ることが重要だといいます。

東大大学院修了といった、経歴を持つ方のキャリアとしては、アイラさんのような生き方はユニークかもしれません。ですが、「会社から、『辞めてください』と言われても、『全然いいですよ』と言えるだけのスキルを身につけた存在になれるか。学生の皆さんも、自分だけで何ができるかを自問自答してください」と強調します。

数学者、起業家の顔も持つ東大卒ジャズピアニスト「常に変わり続けたい」

「これまで数学と音楽でやってきましたが、これを広げて、ある種の武器を増やしていきたい」。こう話すのは、数学者、ジャズピアニスト、起業家と多彩な顔を持つ、中島さち子さんです。

中島さんは9月からニューヨーク大学の芸術学部「Tisch School of the Arts」に留学が決まっています。留学先では、メディアアートや双方向な通信プログラムについて学びます。アーティストもいれば、エンジニアもいる。新しいメディアの在り方を模索したい人が集まっている場所だといいます。

「論理と感性を活かして、新しい価値を作っていく方法の1つが『アート×テクノロジー』」(中島さん)。研究や音楽活動、講演など日本での活動も広がってきていますが、あえて、生活の拠点を海外に移すのは「常に変わり続けたいから」と言います。

中島さんがピアノを始めたのは4歳。決まった練習よりも自由に弾くのが好きだったそうです。中学2年まではピアノに夢中でしたが、中学3年からは数学にのめり込みます。「一見シンプルだが、何をどうすればよいかを判断できない問題が好きでした」(中島さん)。最初は道なき道を歩いている感覚だが、試行錯誤をしているうちに次第に解答が完成していく。正解にたどり着く道は1つではない。色々な道がある。数学の魅力を中島さんはこう語ります。

高校在学中に、国際数学オリンピックに出場。日本人女性として初めて金メダルを獲ります。その後、東京大学理科Ⅰ類に進学。在学中には共著も出版しました。ジャズに目覚めたのは大学在学中。演奏ができる飲食店で、夜通しピアノを弾いたりしていました。「混沌としている人間の弱みや闇、不条理にとても関心がありました。ジャズは単に演奏がうまいだけではなく、その人の生き様や泥臭さを表現していることに魅了されました」(中島さん)。

ニューヨークに留学「自分にとって本当に価値があることに対価が払われる状況作る」

大学卒業後は、ジャズピアニストの道を選びます。多くの同級生が大企業へ就職するなかでも「特に不安はありませんでした」(中島さん)。視点を変えながら試行錯誤を繰り返して本質的な正解にたどり着く数学と、人間の生き様や泥臭さを表すために、音楽の常識を覆しながら新しい音を探求してきたジャズはよく似ている、と言います。

これまで培ってきた数学や音楽の知識や技能によって得られる、不動産会社が主催する数学イベントの企画や講演などによる収入があることはとても大きいとのこと。一方、芸術というと、自分がやりたくないことをやったほうが収入が多い、ということが少なくありません。中島さんは「自分にとって本当に価値があることを突きつめ、価値に対価が払われるような状況を作り出していかないといけない」と力を込めて話します。そのために、ニューヨーク大学への留学を決意しました。

中島さんは、STEAM教育を実践する会社「steAm」を立ち上げます。STEAM教育とは、Science(科学)、 Technology(技術)、 Engineering(工学)、Mathematics(数学)を統合的に学習するSTEM教育に、 Art(芸術)を加えた教育手法。科学や数学の基礎学力を養いながら、創造的・批判的な考え方を身につけることが目的です。創造的な学びを喚起する仕掛けをいろいろ考えたいと中島さんは話します。「学びの本質は、わくわくすること。苦しさのなかにある楽しさに、価値あることを見出す力が重要」。

中島さんは「失敗したことがない人は、挑戦したことがない人。失敗したことがない人は、かっこ悪い」。学生に対しても「専門性を1つに限る必要はない。自分のなかのリミッターを外して面白いと思ったことを深めてほしい」と話します。

個人として何ができるか、常に問い続けることの重要性

矢倉さん、アイラさん、中島さんに共通するのは、提供する価値に対価が支払われるという事実をとても重要だと考えている点です。また、興味をもったことには、躊躇せずに挑戦するマインドも持ち合わせています。組織ではなく、個人として何ができるか。常に問い続けてスキルを磨いていける人が、不安定で曖昧な社会で生き残っていくことができるのではないでしょうか。

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