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投資銀行で「なぜ日系なのか?なぜ外資なのか」と聞かれた際の対処法①~日系・外資比較編~

はじめに

こんにちは、外資就活ドットコム 金融チームです。

今回は外資系、日系問わず投資銀行を受ける際に聞かれる「なぜ日系なのか、なぜ外資系なのか」という質問にどのようにして答えるべきかについて解説していきます。

外資系投資銀行業務に興味があり、これからインターン選考や本選考を受ける学生も、日系投資銀行のインターンを考えている学生にも必見の内容となっています。

長くなりますので、2回に分けて解説していきます。
第1弾→なぜ日系なのか?外資なのか?と聞く意図について・日系IBと外資IBの業務面の違いについて
第2弾→第1弾での理解をもとに、具体的にどのように回答すればいいかのノウハウと具体例

今回は第1弾になりますが、順次公開される第2弾も併せて読んでみてください。

まずなぜこのような質問がされるのかを考えてみる

質問の答えを考える前に、日系と外資系でなぜこのような質問がされるかを推測してみましょう。面接で聞かれる質問には、必ず「意図」があります。質問に対して面接官が望む回答をするためには、質問の意図をまず考えることが大切です。

例えば日系投資銀行の面接で聞かれる「なぜ日系投資銀行を志望したの?」という質問や、反対に「なぜ外資系投資銀行を志望しなかったの?」という質問は、面接官がなぜそのようなことを聞くか?ということを考えてから質問に答える必要があるでしょう。

では、外資系投資銀行と日系投資銀行がそれぞれ「なぜ外資なの?」「なぜ日系なの?」と聞く理由を詳しく解説していきます。

外資系投資銀行:他業界へ流れることを防ぐため

外資系投資銀行の採用の場合、競合は、日系投資銀行(日系証券会社の投資銀行・グローバルマーケッツ部門)というよりも、外資系コンサルティングファームや外資系メーカーなどです。その理由としては、外資系コンサルティングファームや外資系メーカーの方が選考時期が早く、さらに給与体系も成果給の割合が多いため、外資系投資銀行を早くから志望する学生が併願のような形で選考を同時期に受けることが多いからです。

このため、「なぜ日系投資銀行ではないのか?」という質問の意図は、内定辞退をして日系投資銀行に就職する人がいるのではないか、といった不安からくるものではありません。どちらかというと、「本当に外資系投資銀行に興味があるのか」であったり、「他業界ではなくこの業界に関心があるのか」などであるといえるでしょう。

したがって、外資系投資銀行の面接における「なぜ日系投資銀行ではいけないのか」という質問に対しては、コンサルティングファームや外資系メーカーよりは日系投資銀行に興味があるが、外資系投資銀行にはさらに興味がある、といったような姿勢を見せる必要があるでしょう。

日系投資銀行:内定辞退を防ぐため

外資系投資銀行にいる人の方が能力があり、日系の方はそこから漏れてしまった人が集まる、という認識ははっきり言って間違いです。日系投資銀行のうち、野村證券やSMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガンスタンレー証券、大和証券といった日系の大手証券会社5社は業務や案件の数、教育面の充実から外資系投資銀行でも通用する実力を持った学生が入社するケースがあります。

採用担当者としては、外資系投資銀行と自社を真剣に比較しているような学生はぜひ採用したいと思っています。

その一方で、外資系投資銀行から内定を取れそうな学生に内定を出すと、内定辞退のリスクが高まるのも事実です。日系投資銀行における「なぜ外資系投資銀行ではいけないの?」という質問は、こういった内定辞退を防ぐための質問だと考えるとよいでしょう。

また、給与水準やネームバリューを重視している学生は、日系投資銀行よりも総合商社などに就職する可能性もあります((外資系投資銀行よりも、外資系コンサルティングファームや総合商社のほうが対策が少なくて済むので、対策不足のために外資系投資銀行から内定を獲得できないという学生も、これらの業界からは内定を獲得できる場合が多くあります。)

こういった人物ではないことを示す必要があるため、その他の業界よりも金融業に就きたいと考えていることは伝えたほうがよいでしょう。この意味では、外資系投資銀行を志望しているという事実そのものは、それほどマイナス要素にはなりません。むしろ外資系投資銀行のインターンに参加していることである程度他社からも能力が担保されているということで、高評価が付くこともしばしばです。

「なぜ日系?なぜ外資?」という質問に的確に答える秘訣は、両者の違いの正確な理解

以上のように、外資系投資銀行、日系投資銀行でそれぞれ「なぜ外資系を選んだの?」「なぜ日系がいいの?」と聞かれたときに的確に答えるための秘訣は両者の正確な理解です。

さらに、面接官によってはなぜ外資系か、日系かどうかだけでなく、両業界の違いを答えるように促される場面もあります。次の章で日系・外資系の相違点について解説していきます。

正しい回答のために、業務面での違いを理解する

何故日系投資銀行か、外資系投資銀行化を問われた際に、待遇面や社風の面で差別化を行うことも可能です。しかし、より業界理解が進んでいることをアピールするためにも、しっかりと業務面でどのような違いがあるかを述べることも大切です。

そのため、ここからは主に業務面の違いについて述べていきます。

日系も外資系も得意分野が存在する

まず、日本国内でビジネスを行うにあたっては、基本的に日本の企業のほうが有利だということを理解しておかなくてはなりません。外資系企業の中には、日本のビジネス慣習・商慣習に対して経営陣の理解が乏しかったり、そもそも日本国内での業務にそれほど力を入れていなかったりします。

確かに、新卒就活の段階では、外資系のトップ企業(投資銀行ならゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、JPモルガンなど)に入社する人は非常に優秀である傾向がありますが、仕事において日本でうまくやっていけるかはまた別の問題です。

このため、日本国内で仕事をするにあたっては、外資系投資銀行よりも日本の投資銀行(証券会社)のほうが、基本的に有利な立場です。実際、国内の業績では債券、株式、M&A全ての実績で三菱UFJモルガン・スタンレー証券、野村證券、みずほ証券などが1位を争っており、ゴールドマン・サックスやメリルリンチは1位争いをできていません。

日系投資銀行のほうが有利な中で、外資系投資銀行がうまく案件を獲得できる理由は2つあります。

①海外の資本市場にアクセスしやすいから
②従業員数が少なく、1人あたり人件費が高いため優秀な人材が集まりやすいから

1つ目は、簡単に言えば、ドルやユーロの資金調達をするにあたっては日本の証券会社よりもニューヨークやロンドンに拠点のある投資銀行のほうが有利だということです。アメリカの企業を買収するM&Aにおいては、アメリカの企業についてよく知っているアメリカの投資銀行のほうが案件を獲得しやすいということは、想像に難くないでしょう。

そのため、海外に多くの拠点を持ち、更に多くの人員を送り込んでいる外資系投資銀行の方が日系投資銀行よりもクロスボーダー案件が多くなるのは必然と言えます。

2つ目は、日本の証券会社が10人で行うプロジェクトを5人で行うことによって、単純に2倍の給与を支払えるということです。激務であることに抵抗のない人は、2倍働いて2倍稼げるという条件を魅力にとらえます。

外資系投資銀行にこういったマインドの人が集まることで選考も倍率が高くなり、必然的に意識が高く、能力も高い人材が揃った状態となります。この結果として、外資系投資銀行の能力の高い人材目当てで企業から依頼が入ることで、獲得できる大型案件が増え、さらに外資系投資銀行が魅力的に見える、という高スパイラルが外資系投資銀行の強みとなっています。

ちなみに、人件費自体は、野村證券もゴールドマン・サックスも売上の4割くらいで横並びです。両社の給与差は、同じ業績を上げるために割かれている人員の数の差です。

【補足】結局、日系・外資どちらを選択するべきか

就職活動をはじめたばかりの学生の中には、外資系投資銀行を辞退して日系投資銀行に入社するということのイメージがつかめない方もいらっしゃるでしょう。

しかし、金融業への関心が強い学生ほど、目先の給与水準よりも業務経験などを重視する傾向があります。なぜなら、金融業界では転職が活発であり、常に次の仕事につなげることを意識して業務経験を積まなければならないからです。給与は高いものの業績の良くない外資系投資銀行に入社して、何のスキルも身につかなかった場合は、5年後に転職した場合に日系証券でコツコツとスキルアップをしてきた人に劣る可能性は十分にあります。数十年にわたるキャリアを戦略的に設計する人は、若手のうちの数年の給与差などあまり気にしないのです。

このため、業績が芳しくない外資系投資銀行よりも日系投資銀行を選ぶという学生は、決して珍しくはありません。しかも、長期的な目線で仕事を選ぶような優秀な学生ほどこの傾向が強いです。自分の力に相当の自信があり、厳しい競争環境の中でも生き残れると思う人は外資系投資銀行を選ぶべきです。転職などのリスクはありますが、厳しい業界で生き残れた時に得られるリターンは大きいです。

一方、長期的にコツコツと案件をこなし、専門性を身に付けていきたい人は日系投資銀行の就職を勧めます。優秀であれば外資系投資銀行への転職も不可能ではないので、最初の地盤固めという意味でもいいかもしれません。

まとめ

選考において日系投資銀行からなされる質問の意図と、外資系投資銀行の意図は異なります。その理由としては、今まで述べてきたように、企業の選考時期が異なる上に、業務内容も異なりますし、採用している人材も異なるからです。

今回の記事を参考にしつつ、自分がどちらのキャリアパスに向いているのかを冷静に見極めることを推奨します。

次回は実際に面接ではどのような受け答えをすべきなのかについて記述していきます。

また、外資系投資銀行の業界・企業研究へは以下のコラムも参考にしてみてください。

マッキンゼー ゴールドマン 三菱商事
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