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「戦略コンサルのインターンよりも素晴らしかった」異例の長さを誇るKPMGサマーインターンの実態に迫る!

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〈Profile〉
~社員~
米田有(よねた・ゆう)
会計系コンサルティングファームでキャリアをスタートし、コンサルティングの基礎を習得後、戦略系コンサルティングファームに移る。戦略策定、事業再生、事業構造改革、財務戦略、人事制度改革など多岐にわたる領域を経験。その後、事業会社での戦略・マーケティング部長、外資系ブランディングファームでのエグゼクティブ・ディレクターを経て、2015年KPMGコンサルティングに参加。
 
~内定者~
Aさん:早稲田大学理工学部 経営工学専攻。学外では語学とITの勉強に注力。
Bさん:東京大学法学部。官僚とコンサルの両方を志望していた。
Cさん:慶應義塾大学商学部。映画のマーケターが第一志望だったが、一転コンサルティング業界へ。

 
こんにちは、外資就活 コンサルチームです。

コンサルティングファームのサマーインターンは2~3日間が一般的、長いものでも4~5日間ですが、KPMGコンサルティングは夏に2週間のインターンを実施しています。そんなコンサル業界では異例の長さを誇るサマーインターンについて、その企画者である米田有さんと、実際にインターンに参加した内定者3名にインタビューを行いました。

このインターンにどのような意図が込められているのか、実際に参加した内定者の感想など、夏インターンへ向けて有意義な情報が詰まっています。

夏にどんなインターンに参加しようか迷っている方、コンサル業界を志望しているものの実際には何をやっているのか正直よくわからないという方、ぜひご一読ください。

 

「学生をしっかりと見る」ことのできる2週間

――2週間というとコンサル業界では異例の長さのインターンですが、どういった意図があるのでしょうか。

米田:ベースとしては「優秀な学生を採りたい」という思いがあります。2週間という長い期間を通して、KPMGと学生での相互理解を深めることでそれを実現したいと思っています。そのために社員数もかなりの数を割きますし、コンテンツも学生をしっかりと見られるようなものに設計しました。

――「相互理解」という点でどのような課題があったのでしょうか。

米田:結局、コンサルティングってなにやってるかよくわからないと思います。そうした中で各社の面接を受け、なんとなくのイメージで入社先を決める。企業のやっていることをよく知らない状況においては、やはりブランド力=採用力になりがちです。
KPMGは国内採用においてはブランド力がない以上、そのフィールドで戦うのは厳しい。だからこそ、2週間の長さのインターンを行い、しっかりと相互に理解を深めたうえで採用を行っているのです。

ただ勘違いしないで欲しいのですが、KPMG志望じゃなきゃこのインターンに参加できない、というわけではありません。

あくまでコンサルティングという仕事を深く理解する場を提供しているだけであって、その中で当社に合うなと思った人に最終的な入社先として選んでもらえればいいなと思っています。

――実際のコンテンツはどのような構成になっているのでしょうか?

米田:10日間のうち、研修に2日間、残りの10日間で2回のケースワークを行います。

研修では、ロジカルシンキングやフレームワークの講習以外に、企業説明やコンプライアンスなど、実際の新入社員研修と同じものを受けることができます。他社でよくあるインターンのようにいきなりワークをやらせるのではなく、基本的なスキルやマインドを身に付けコンサルティングの仕事の進め方を理解するためにしっかりと研修を行います。

研修が終わったら、ケースワークを2回行います。また1回目が終わった後、懇談会やテクノロジーに関する講義を開催します。テクノロジーとコンサルティングが切っても切れない関係になっている以上、KPMGの抱える最先端デジタルテクノロジーの知見を持ったプロフェッショナルから話を聞けることは学生の皆さんにとって有意義だと考えています。

それが終わったら、チームメンバーの変更を挟んで、2回目のケースワークに入り、最後に打ち上げをしてインターン終了となります。

――ケースワークを2回行うのですね。しかもチームメンバーも変更して。

米田:その方がしっかりと学生を見ることができます。ワークが1回だけだと、その時点の優秀さだけの判断になってしまいますが、2回行うことで前回からの伸びやフィードバックを活かせているかなどを見ることができます。

またグループワークでよくあるのが「おとなしいけどしっかり考えられる人」が「声の大きいリーダー」に埋もれてしまうといったケースです。特にGDや1dayインターンなどで顕著ですが、チームメンバー次第では自分本来のパフォーマンスを発揮できないことが多々あります。

当社のインターンでは1回目と2回目のケースワークの間でメンバー変更を挟み、その学生が力を最も発揮できるであろうチーム編成にします。そうすることで学生のいいところを最大限見ることができます。

――お話を伺っていると、「学生をしっかりと見る」ことにかなり重きを置いた内容になっていると感じました。

米田:2週間という時間があるからこそ、他のファームの行う短期インターンではできないようなことをしています。学生をしっかりと見て、かつKPMGのこともできるだけ知ってもらう。そういった相互理解を深めることで双方にとって良い選択ができるようになると思っています。

「長期間」「少人数」が魅力的だった

――実際に昨年度のサマーインターンに参加し、KPMGへ入社を決断された方々にお聞きします。なぜKPMGのインターンに参加したのですか?

Aさん:2週間という期間が大きな理由です。短期インターンだと、その期間だけ自分を偽ることが可能ですが、2週間となるとさすがにボロが出ます。良いところも悪いところも含めて相互理解を深め、判断したいなと思っていました。

また自分が今まで勉強してきた「経営」「語学」「IT」の全てを活かせるような仕事に就きたいと考えており、そのキャリア感にフィットしたことももう1つの理由です。

――Bさんはいかがでしょう?

Bさん:2週間という期間に関してはAさんと同じなのですが、他の要因として、少人数というのが僕の中では大きかったです。少人数であればあるほど自分一人の役割は大きなものになってきます。その分かなりの負担がかかるプログラムではあるのですが、せっかくインターンに行くのであれば大きな成長を遂げたいと思っていたので、臨むところという気持ちでした。

また私は以前よりRPA(Robotic Process Automation:ロボットによる業務自動化)などのテクノロジーに興味を持っており、KPMGがその分野に強いといった部分もインターンを選んだ理由です。

――Cさんはいかがでしたか?

Cさん:やはり他の方と同じように2週間という期間は大きかったです。2~5日間のインターンで判断する・されるよりもミスマッチが減ると考えていました。

また当時はKPMGコンサルティングのことをあまり知らず、単にコンサル業界志望として応募しました。正直言って、この2週間で成長して、他のインターンで活躍できる力を身につけよう、といった意識も強かったです。

――皆さん「長期間」「少人数」といった特長に惹かれ応募されたのですね。実際にインターンシップに参加してみていかがでしたか?

Aさん:期待値以上のものでした。1週間という期間でかなり深い部分までお互い理解しあうことができたと思っています。多くの社員の方と触れ合うことができ、KPMGの雰囲気を肌で感じることができました。懇談会ではとある社員の方から「A君って〇〇だよね」と的確な指摘をいただくなど、自分のことをかなり深く知ってもらえたと感じました。

また最初に2日間の研修があったことが良かったです。他の会社のインターンだといきなりケースワークが始まってしまうので、慣れや知識次第でパフォーマンスに大きな差が出てしまいます。一方、KPMGのインターンでは、研修で参加者の知識をある程度一定にしてからワークが始まるので、純粋な思考力で勝負することができます。

――知識で差がつかないのは、就活慣れしていない学生からすれば嬉しいですね。Bさんはいかがでしたか?

Bさん:2週間といえども終わってみると意外と短かったなと思いました。ただ1番驚いたのは同じタームのメンバーが4人しかいなかったことです。1チーム2人の振り分けでした。少人数とは聞いていたのですが、まさかここまでとは思いませんでした(笑)。

米田:前後半2つのタームがあり、参加者の都合上、前半が4人、後半が12人になってしまったのですよ(笑)。

平均したとしても1ターム8人なので、他に比べれば少人数ではありますが。

Bさん:そうなのですね。ただチームに2人しかいなかったおかげで、互いに「頑張るしかない」という気持ちになりましたし、実際にこなすべき役割も多く、大きな成長に繋がったと思います。

――Cさんはいかがでしょうか?

Cさん:インターン参加メンバーが一緒にいて心地よいなと感じる人ばかりだったのが印象的でした。他のインターンだと、参加者の半分弱は「俺がこの選考を勝ち抜いてやるんだ」といった意気込みの方で、ワーク中にチームが割れてしまうこともありました。

このインターンはそんなことはなく、チームメイトは一緒に高い成果を目指す「仲間」と呼べる存在でした。そんな関係が私にとって心地よく、切磋琢磨できるいい仲間を得ることが出来ました。

またフィードバックの質の高さも特長だったと思っています。他のインターンに比べ、KPMGのインターンは「本気で接してくれている」ことが強く伝わってきました。

自分のことをしっかりと理解したうえでフィードバックしてくれますし、その回数は多く密度も濃い。「インターンで成長したい」と思っていた私にとって、これ以上はない環境でした。

 

ファームのブランドと成長はイコールではない

――次に、このインターンを経て、就活やキャリアにどのような影響が出たかを伺いたいと思います。Aさんはどうでしょうか?

Aさん:就活をロジカルに考えるようになりました。このインターンを通して、常にロジカルに考える環境に身を置くことができたので、「なんとなく」ではなくしっかりと考える癖がつきました。

「なんとなく」インターンに参加して、「なんとなく」内定をもらって入社するのではなく、自分のやりたいことから逆算してファーストキャリアを考えるようになりました。

また実務的な観点が身についたと思います。他のインターンだとロジックの甘さを指摘されることがほとんどでしたが、このインターンではそれに加え「この数字が本当に出せるのか」「本当に売れるのか」といった実務的な観点からのフィードバックが多かったです。

ここで実務的な観点を学べたおかげで、他のインターンに行っても、周りの学生では気が回らないところに言及できるようになりました。

――Bさんはいかがでしょうか?

Bさん:2週間という期間を通じて、実際の業務に近いことをやれたおかげで、自分の中でのコンサルタント像が明確になったのが大きいです。

もともとはただアドバイスをするだけの仕事だと思っていました。しかし実際のコンサルタントとは、目の前の人達(社長や役員)だけでなく、クライアント企業の全社員を納得させるような施策を真剣に考えていた。それは決してただのアドバイスでない。そんなプロフェッショナルとしてのコンサルタント像を持つことができました。

――Cさんはいかがですか?

Cさん:インターン中にとある社員の方からお聞きした話が、私のキャリア選択に大きな影響を与えました。

「コンサル業界に進むのであれば、ファームのブランドだけでなく、規模や案件、フェーズを考えたほうがいい。大規模でブランド力のあるファームほど、プロジェクトごとにナレッジがあり、それを当てはめるだけの仕事になっている傾向があるから、一人のコンサルタントとしては成長しづらい環境にある」というお話でした。

ブランド力が高いほど、得られる成長も大きいだろうと思っていた私にとっては衝撃的な話でした。それをきっかけに「本当に成長できるのはどこか」という観点でファームを見るようになりました。

成長フェーズのファームにこそ入る意味がある

――次に、どのような点がポイントとなって入社を決めたのかを伺います。Aさんにとってのポイントはどこでしたか?

Aさん: Cさんが話したように、成長フェーズにあるKPMGに入ることは自分の成長を考えたときによい選択だと思いました。

それにスタートアップ気質を持った企業にも関わらず、研修などのサポートがかなり手厚かったのもポイントでした。

――スタートアップならではの成長環境と安定した基盤を持ったサポートが両立しているのは魅力的ですね。Bさんはいかがでしたか?

Bさん:環境と人です。内定承諾前に若手社員の方から「やりたいことがあればチャレンジできる環境にある」とお聞きし、そういった環境が魅力的だと思いました。

また社員の方一人一人が本当に魅力的で、皆さん「個性的ないい人」だったことも入社を決めたポイントです。それぞれのカラーがあって、バックグラウンドも得意分野も全く違うのに、チームワークが凄く良いんです。「相手を尊重する」というマインドを持ってる人が多いからこそ、あのチームワークが成立しているのだと感じました。

――Cさんはいかがでしょうか?

Cさん:長期間見て判断してくれている分、ミスマッチが少ないと考えたためです。正直、2週間のインターンで失敗を沢山しました。それでも内定をいただけたということは、私の良いところも悪いところも全て見て判断してくれたのだと受け止めました。それならばミスマッチも起こりにくいはずです。

また他にも大きかったのは同期のメンバーです。本当に優秀で、尊敬できるメンバーが揃っていたので、「一緒に働きたい」と思うことができました。

 

「自分でキャリアを創っていく」人を求める

――改めて、米田さんにKPMGというファームの良さを教えていただきたいです。

米田:3つ挙げるとすると、1つ目は会社が若い人をケアしてくれる会社であることです。正直、年に100人~200人も採っていると一人一人に目は届かないですよね。そうなるとアサインや配属も機械的に決まります。一方、KPMGは個人の希望を聞きますし、話したいことがあれば誰にでも話せる環境にあります。

2つ目はチャレンジして成果を出す若手を引き上げる文化があることです。KPMGは日本において後発ですし、ブランド力も相対的に弱いので採用には苦労しています。だからこそ、教育面を充実させ、一人前のコンサルタントを自前で育てる必要があります。早めに成長してくれた人はどんどん昇進させて、大きい仕事をやってもらわなければ会社として困ります。

3つ目は、新卒が文化を創っていくということです。設立からまだ3年半ですし、会社の文化はこれから築かれていきます。その中心となるのが新卒で入った社員たちです。若手からも制度や仕組みの変革を推進するチャンスが山ほどありますし、そういった文化を築いていく立場になれるのは魅力的だと思います。

――どのような学生を求めていますか。

米田:論理性、コミュニケーション力といったベースを持っているのは前提です。加えて「自分のキャリアを自分で創っていく」という意識のある方に来てほしいです。

ブランドに依存したり、人の意見に従うだけでもなく、最終的に「自分の意思で決断する」ことに価値があります。これはある種リスクだとは思います。ただ自分のキャリアのために、成長のために、そのリスクを取れる方が向いていると思いまし、こちらとしても入社後に応援します。

――就活に臨んでいる学生へのメッセージをお願いします。

Aさん:「自分で考える」ことですね。世の中の就活生の多くはなんとなくで選んでいます。ブランド、年収、評判、難易度・・・結局、そういったところで決めてしまっている。

ちゃんと自分の中で自分の求めている企業を定義したうえで就活をしてください。別にその結果として「やはり年収だ」となるのは構いませんが、最初から年収しか見ないのは止めたほうがいいです。

Bさん:僕は素直にKPMGのインターンをお勧めしたいと思っています。沢山の企業を受けるとは思いますが、2週間という期間、自分を振り返るきっかけになります。数あるコンサルティングファームの中でもトップクラスに人を大事にしてくれるファームですので、ぜひ挑戦していただきたいです。

Cさん:2週間となると、他のインターンと被る可能性が高いと思います。ですが、他のインターンを断ってでも、KPMGのインターンに参加する価値はあると断言します。コンテンツや社員の方のコミット度、参加者のレベルは最高のモノが揃っています。私自身、外資系戦略コンサルティングファームのインターンにも参加しましたが、それと比べてもKPMGのインターンは素晴らしかったです。

米田:夏インターンでは2週間という期間をいただく代わりに、コンサル業界について理解を深める情報を沢山授けられると思っています。他の会計系ファームや戦略ファーム出身の社員も多くいますし、そういった社員と触れ合う時間をたっぷり作っています。

コンサル業界って何をやっているかわかりにくいと思います。まずは当社のインターンに来てほしい。別にKPMG志望じゃなくてもいいです。皆さんがキャリアを選択するのに役立つ情報、判断材料を山ほど提供します。そのうえでもし「KPMGがいいな」と思ってもらえたら、一緒に働きましょう。


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