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こんにちは、外資就活 外銀チームです。
BNPパリバはヨーロッパを本拠とする世界有数の金融グループです。世界74カ国に19万人を超える従業員を擁し、日本国内でも700名を超えるスペシャリストが働いています。投資銀行業務、債券株式業務をはじめ、資産運用、生保損保業務も行っており、業務の幅広さが魅力の一つです。
今回はBNPパリバ銀行 東京支店・BNPパリバ証券に所属する2人の社員に、それぞれのお仕事の魅力からBNPパリバのカルチャー、求める学生像などを聞いてきました。
グローバルビジネスの一端を担う日本拠点で働く
――まずはお仕事の内容について伺います。BNPパリバ証券で働く打越さんからお願いします。
打越:私は他の証券会社をお客様に金融商品の営業、いわゆる「セールス」を行っています。扱う商品は金利・為替・クレジットから株式まで様々です。
――証券会社のセールスは銀行や年金ファンドなどの機関投資家に金融商品の売買の営業をしているイメージがありますが、打越さんのチームは証券会社をお客様としているのですか?
打越:はい。私たちのチームは証券会社をお客様としていて、その証券会社の先に機関投資家や個人投資家がいます。私たちはお客様自身では組成できない仕組債などの商品を「卸して」います。BtoBtoB、ないしBtoBtoCというとイメージがつきやすいと思います。
証券会社へのセールスは、通常のセールスと異なり、様々な商品を扱うことが出来ます。
――一方で坂本さんがいらっしゃる資金本部(ALMT-Asset Liability Management & Treasury)は銀行のチームですよね?
坂本:はい。私が所属するALMTという部署は、一言でいうとBNPパリバグループのお金の全てを管理する部署になります。
――具体的にはどのようなイメージでしょうか?
坂本:誰かからお金を借りてきてそれを違う誰かに使っていただく。その資金循環によって経済活動に貢献すること、これが銀行ビジネスの根幹です。ALM Treasuryは、BNPパリバグループの資金の調達と資金の運用を統括する部署です。調達は事業法人や金融法人から行い、運用は貸出金を中心に国債等の優良資産への投資も行います。
加えてBNPパリバ東京支店はBNPパリバグループがアジアに持つ1つの拠点という位置づけですから、外国支店から外貨資金を調達したり、逆に円を貸し出したり、BNPパリバのグローバルなビジネスの一端を担っています。
――東京支店の資金繰りはグローバルなビジネスを支えているのですね。坂本さんは以前は証券の方のチームにもいらしたそうですね。
坂本:はい。入社当初は証券の円貨債券営業部・リージョナル・パブリック営業部でセールスを担当していましたが、今の部署に資金調達の専属営業が欲しいという意向があって、銀行に異動しました。
――証券時代に学んだことを活かして現在は銀行でご活躍されているというキャリアはとても魅力的に思います。
坂本:BNPパリバでは手を挙げれば異動できる可能性はあると思います。私だけでなく、銀行の別の部署にも同じように証券から異動した先輩がいます。
ただ、採用が銀行・証券で別ですから、銀行に入ったら銀行でのキャリア、証券に入ったら証券でのキャリアというのが基本にはなります。
やりたいことがあれば何でもできる環境
――打越さんは入社以来同じチームにいらっしゃるようですが、証券の方ではチームの異動は頻繁にあるのですか?
打越:人それぞれです。今のチームで特定のことを極めたいという人は長くいることもできますし、新しいことに挑戦したいという思いを持って違うチームに異動する人もいます。
――次にやってみたいと思う仕事はありますか。
打越:いいえ、今の自分の仕事を完ぺきに出来るようになるまではこのチームで仕事を続けていきたいと思います。今のチームでやり遂げていないことやチャレンジしたいことがあるので。
具体的に次のキャリアが見えているわけではありませんが、それも外資系の魅力の一つだと思います。
――「見えていないことが魅力」とは?
打越:日本の会社であれば、入社と同時にある程度自分のキャリアが見えてくるものだと思います。入社直後は色々な部署を経験して、何歳頃にこの役職について・・・とか、エリートコースに乗ったら何歳頃にどんな部署に行って・・・とか。
実は私自身は大学・大学院ではずっと生命科学系の研究をしていました。自分のキャリアを考えた時、研究室の先輩を見ていると、何となく研究職に就くのかなというように思っていましたが、そのようなキャリアにあこがれを感じることはありませんでした。
そう思っていた時にある先輩の紹介でこの業界を知り、キャリアの幅広さに魅力を感じて入社を決めました。
BNPパリバには、その人に実力さえあれば挑戦したいと思ったことを何でもできる環境があります。その意味で、やりたいことが決まっていない人にとっては、やりたいことを見つけていく楽しみもあるのではないでしょうか。
BNPパリバには人を育てる文化がある
――坂本さんはどのような動機でBNPパリバを志望していたのですか?
坂本:実は私は外資系の企業についてあまり知らないまま就活を進めており、日系の金融機関から内定を頂き、そこに就職しようと思っていました。
しかし所属していた部活動を通じてたまたまBNPパリバを知る機会があり、何となく「外資系金融ってすごいことをしていそうだな」という思いから秋選考にエントリーしたのがきっかけです。
――当初内定を頂いていた会社を断って入社したのですね。BNPパリバのどこに魅力を感じたのでしょうか。
坂本:面接を通じて若い人が責任を持って活躍しているような雰囲気が伝わってきて、その点に魅力を感じて入社を決めました。
打越:私は、まず、「人」に魅力を感じました。これは入社前に書いたエントリーシートを振り返ってみても、今も、変わっていません。仕事がつらいときに支えになってくれるのは周りの人の環境しかありません。こんな人たちと一緒に働きたいと思いました。
また、日本のマーケットに会社がコミットしていることも魅力に感じました。いくつかの外資系証券会社が東京のオフィスを縮小している中で、日本のマーケットで存在感を示していることは継続性の可能性を見いだせました。
――実際に入社されて、現在はどのように感じていますか?
坂本:先輩方も含め、若いうちから活躍している方が多かったですね。
証券から銀行に異動してきてからも、若い人に対して責任を与えるという雰囲気を強く感じるので、BNPパリバのグループ全体に共通する文化なのだと思います。
打越:私も海外研修から帰ってきてすぐに自分でお客様を担当することになったことを覚えています。若いうちからお客様の部署の部長や会社の執行役員の方々とお話をする機会を得られたことは、とても貴重な経験だったと思います。外資はOJTだとよく言われますが、全くその通りでした。相手はプロですので、右も左もわからないときに話すのはとても緊張しましたが、アプローチの仕方からどの商品をターゲットとするかまで、自分で考えて決めさせてもらいました。
――若いうちから活躍できるということは、それに伴う責任も大きくなってくると思います。先輩方からしっかりと教育を受ける機会があるのでしょうか?
坂本:はい、あります。もちろん何をしても良いわけではありませんし、いつも褒められて気持ちよく仕事ができる世界でもありません。ただ、先輩方が厳しく接する場合にも、その根底には「この人に育ってほしい」という気持ちが必ずあります。
他社から転職してきた先輩も良く口にしますが、これまでの経験から、BNPパリバには特に「優しい」あるいは「面倒見の良い」人が多いと感じています。私が新卒で入社した当時の上司に常々「新卒は宝だ」と言われて、きちんとした教育と親身な指導をしていただきました。
フランス国歌の一節“Marchons!”が示すような学生に来てほしい
――坂本さんは現在は部下をお持ちの立場かと思います。どのような学生に部下として入ってきてほしいとお考えですか?
坂本:部長になって感じていることは、チームメンバーの考える、あるいは向かっていく方向性が同じであることが本当に重要だということです。チーム内に温度差があり全員が同じ気概を持てなければ、なかなか仕事は前に進みませんし成果も上がりません。
――どのような気持ちを持っている部下がいいですか?
坂本:新卒の人に期待するのは高いやる気と志です。この2点は私のチームメンバーとしての必要絶対条件です。
フランス国歌『La Marseillaise』の一節に、“Marchons!”という詞があります。英語だと“Go!”という意味になるでしょうか。この一言が示すように、目標に向かって常に前に進める人、言い訳なしに足を動かせる人を求めています。
打越:私のチームには若い人が多いですが、それぞれが何かしらの強みを持っています。お客様とじっくり話してニーズをくみ取るのがうまい人、ミスが少なくてお客様が必要とすることをそつなくこなせる人など、全員が必ず何か1つ特長を持っていて、それを営業に活かしています。
ですので、一日でもより多くの仕事を担当したいと思っている人、どんなことでもいいので何かしら一番になれるものがある人、自分が活躍できる自信のある人に入ってきてほしいと思います。
信頼できる“family”を見つけて
――最後に就職活動中の学生にメッセージをお願いします。
坂本:就職活動の結果、必ずしも自分が希望する会社に行けるとは限りませんが、自分が今まで気づかなかった最適な職場との縁が何処にあるかもわかりません。自分から門戸を閉ざさないでいろいろな会社の人の話を聞いて、限られた時間の中でも自分が満足できる就職活動をして欲しいと思います。自分が充分納得したうえで得た「縁」は、自分にとっても会社にとっても必ず大きな花を咲かせることができると思います。
打越:新卒で入る会社は社会人としての基礎を学ぶところという意味でとても重要な意味を持っていると思います。後悔のない就活となるよう、将来どのような自分になりたいのかということをよく考え、自分に合った、絶対に入りたい会社を見つけられると良いと思います。
もちろん会社が人生のすべてではありませんが、実は会社は家族よりも長い時間を過ごすところです。私の部署ではチームのことを“family”と呼んでいますが、まさに家族のように信頼できる人がいることは本当に大切だと思います。皆さんにも、自分が信頼できる人がいる会社に入っていただきたいです。
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