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大手デベロッパーで働く社会人1年目です。インターンを選考から本選考への接続まで攻略する連載、第18回です。
今回は、夏に一つも通らなかった人のための回です。サマー全落ち。周囲がインターンの話題で盛り上がる中、この四文字を抱えて秋を迎える心境は、想像に難くありません。私の就活仲間にも、この現在地から始めて、最終的に誰もが知る企業の内定までたどり着いた人間がいます。彼の巻き返しに共通していたのは、根性ではなく、敗因の扱い方でした。全落ちを「自分はダメだ」で終わらせず、直せる場所まで分解する。その型を書きます。
・サマー全落ちは「能力」ではなく「設計」の問題である
・敗因分析の型と、秋までの巻き返し工程表
📖 シリーズ目次(全20回)はこちら
◀ 前回:第17回 9月、あなたの現在地はどこか
▶ 次回:第19回 「チームの大切さを学びました」は、夏の資産を焼き捨てる一言である
「俺には何かが足りない」と言っていた彼の、9月
彼の夏は、十数社に応募して、参加ゼロという結果でした。9月の彼の口癖は、「俺には何かが足りないんだと思う」。この一文が、実は一番危険な敗因分析です。
危険な理由は二つあります。第一に、「何か」が特定されていないので、何も直せない。第二に、敗因を人格や能力という「変えにくいもの」に置いているので、打ち手が「もっと頑張る」という精神論しか残らない。全落ちの後に必要なのは、反省の深さではなく、分解の細かさです。
彼の巻き返しは、私たち就活仲間と一緒に、彼の夏を表に書き出したところから始まりました。応募した各社について、どの段階で落ちたのか。書類か、テストか、面接か。並べてみると、彼の「何かが足りない」は、まったく別の顔に変わりました。十数社のうち大半が、書類とテストの段階で落ちていた。面接まで進んだ数社のうち、半分は通っていた。つまり彼の課題は、人格でも面接力でもなく、入口の書類とテスト、そしてそもそもの応募の設計にあったのです。特定された敗因は、もう恐怖ではありません。ただの作業リストです。
この分解作業を、一人でやらなかったことも効きました。全落ちの直後の頭は、どうしても自罰に傾きます。仲間の目が入ると、「いや、この応募数でこの難易度帯なら、確率的にこんなもんだよ」という冷静な相場観が混ざる。敗因分析は、可能なら誰かと一緒に。それが難しければ、数日置いて、感情の温度が下がってからやってください。
敗因分析の型──三つの階層で切り分ける
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