【3分選考対策】日本経済新聞(記者職)のインターン・本選考対策まとめ
2018/11/02
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目次
日本経済新聞(記者部門)に内定するための3つのポイント
こんにちは、外資就活 マスコミ・広告チームです。
今回は日本の新聞社の中で最も速いスピードでグローバル展開している大手新聞社である日本経済新聞社(以下、日経)の記者部門に内定するための選考対策について、以下の3点と詳細な選考ごとの対策からお伝えします。
・文章構成力
・対人関係を構築する能力
・新聞社への熱い想い
※ 本コラムの情報は外資就活会員限定コンテンツ「選考体験記」から抽出しています。
日本経済新聞社 18卒 記者部門 秋インターンレポート
文章構成力
まず日経だけでなく、新聞社の記者職には文章構成力が必要です。インターンのESの設問に「もしも将来日経の記者になった際にどんな記事を書きたいか」という項目があるように、新聞社は将来自社で即戦力となり得る人材をインターンの時点で採りたいのです。なので文章構成力がままならない人はESの時点ではじかれます。新聞社ではを文章構成力を他の業界よりも精査する傾向があり、且つESは新聞社にとって就活生の文章構成の資質を見極めることのできる最初の関門です。多少時間をかけてもじっくりと取り組む必要があると言えるでしょう。具体的な対策の手法としては、常日頃から新聞の時事問題に対して「自分はどう考えるのか」を言語化する癖をつけることが挙げられます。これが後の面接対策にも役立ちます。
対人関係を構築する能力
記者にはインタビュイーとの対人関係を構築できる力が必要です。記者の仕事ではインタビュイーとの信頼関係を前提とした情報収集か欠かせないためであり、土台となる人間関係が構築されていなくては引き出せる情報量も半減してしまうためです。
よって面接では、「自分が今までにどういう人と、どのような方法で人間関係を構築してきたか」という経験を伝えられるかが重要になります。
新聞社への熱い想い
最後に新聞社への熱い想いが必要です。下記のES・面接体験記にも記載されていますが、新聞社の記者職の内定には高い志望度が必要なため、「どの部門で、どんな取材をしたいのか」が入社前に既に明確になっている就活生が求められると思われます。深い志望動機を創るためには、日頃から新聞を読み、自分の新聞社への志望理由の引き出しを増やすことが肝心です。また、過去の自身の経験と新聞社の志望理由がどう繋がっているのかを論理的に面接官に伝えるためにも、自己分析をする必要があるのではないでしょうか。
例えば以下のような答え方が望ましいです。
例)
「自分は社会に対して~という問題意識を持っており、それを~にしたい。それを実現するには日本経済新聞で新聞記者となり、~を行う必要がある。」
インターン選考フロー
エントリーシート(ES)→人事面接→インターン
本選考フロー
筆記試験・WEBテスト・適性検査→エントリーシート(ES)→1次面接→筆記試験・WEBテスト・適性検査→2次面接→内定
選考フローは上記の通りです。以下で詳しく解説したいと思います。
インターンES選考:論旨を明確に
・時期:12月上旬
・設問内容
何故日経(記者職)という仕事に興味を持ったのか理由を述べよ。 (200字以下)
もし日経の記者になったらどの部でどんな仕事をしてたいか。 (250字以下)
あなたが最も興味を持った最近の日経の記事とその理由を教えてください (200字以下)
あなたの「取扱説明書」があったとしたら、どんな内容になるか自由にお書きください。 (250字以下)
・結果連絡:締め切りから2週間後に電話で連絡
伝えたいことの優先順位を考えてから書く
日経のESは分量としては他社の新聞社(記者職)より少ないですが、倍率は非常に高いと考えられます。よって日経のESでは「短いなりにいかに中身を充実させるか」、を意識して書きましょう。具体的には、面接官に「何を自分が伝えたいのか」を明確にするために、 優先順位を意識したESを書く ことでより中身の詰まったESを書くことができるでしょう。また、最後の設問だけは文章構成力というよりも、就活生の創造力を見ていると言われています。250字内に自分の感性・表現力を余すことなく伝えられるように努めましょう。
インターン人事面接
・時期:12月下旬~1月上旬
・面接官の特徴:面接官3人に対して学生は1人。役員クラスも散見される。
・質問内容
なぜ記者を志望するのか
最近の時事ニュースで関心を持った記事は?
大学の専攻は?
インターンでの取材内容でやりたい記事はどれ?
・やや圧迫気味で、まるで本選考のようだった。
・相手は記者として沢山の人達に取材をしている人なので嘘はすぐばれる。自分の言葉で伝える練習をした方がいい。
・なんで記者なのか、に対する明確な答えを持っていない学生はバッサリと落とされる。
本選考と同様の記者への志望度が求められる
インターンの選考ではあるものの、本選考の面接と思って志望理由などを作りこんで臨む必要があります。
上記の通過者の感想もある通り、記者の方の観察眼は他の企業の面接官のそれとは全く違います。薄い志望理由などの話では浅はかさが露呈してしまうので、そもそもの情報収集を怠っていないかなどのベースが重要となります。
そうした情報収集などで培った知識の上に、面接官の意図を汲みとった回答を心がけましょう。
インターン内容
・実施日数:5日間
・開催場所:本社、取材先
・待遇:食事は弁当、交通費の支給は無し
・参加者学年:3-4年
・課題:取材をして紙面を作成
・内容
オリエンテーション
班は予め決まっており、分け方は不明。大学・インターン生のキャラクター被りが無いように配置されていると考えられる。参加学生は30人で社員さんは8人程度。インターンが始まる前からお題も知らされており、班ごとに違う。
例えば農業やオリンピックなどについて。
1人1台パソコンが貸与され、システムの使い方などのレクチャーと資料が渡される。
インターン中は1班に1人の記者の方がつきっきりで進める。
作業をするために一日中、大会議室がとってある。どんな記事を作るか、どこに取材するかを考える
1日目にどんな記事を作ってどこに取材をするか考える。
予め記者の方が決めていてくれる先もあるが、ほとんどは自分たちで考える。取材に行く(1〜4日目)
各班によってスケジュールは完全に異なる。
大体の班が1日に数カ所の取材先に行き、昼食なども外で食べる。記事を作る(1〜4日目)
取材から帰ってきたときや、取材に行かず記事を書く日など班によって違う。
基本的に時間は決まっておらず、多くの班が夕食の時間ぐらいまでは作業している。発表会・懇親会
班ごとに5分ほどの説明をするだけで発表は終了。
フィードバックなどはなく、全体の総括がある。
勝敗や特典はない。
インターン中のアウトプットが評価対象
日経のインターン参加者はインターン中あまり評価されている感じはしなかったと言うことが多いです。ここからインターンが終わった後にインターン中の成果物を評価される可能性が大いにあると言えるのではないでしょうか。日頃から社会情報にアンテナを張り、インターン中に一風変わった切り口から記事を書けるように努めましょう。
本選考
・試験形式:日経TEST
マスコミ就活応援模試。日経TEST50題40分とセンター試験レベルの英語20問。
・時間:60分
・合格倍率:約5倍
・試験難易度:
【試験の難易度】
・日経TEST
日経TEST公式練習問題集と同程度の難易度で、過去問よりは易しい。
・英語
易しかった。センター英語が9割解けるなら、対策不要。
・概要:インターン参加者対象の「模擬面接」と称した早期本選考。
・時間:15分
・試験会場:本社小会議室
・学生1人:社員3人
・質問内容:
なぜ記者を志すか
なぜ日経に入社したいか
日経で何を取材したいか
電子版をどう思うか
海外勤務を希望するか
海外展開は日経にとって必要なことか
学生時代に頑張ったことは何か
体力はあるか
就職活動の状況は
併願業界・企業と比較して、日経の志望度は
・結果連絡
三月下旬、面接翌日に電話で作文講座の案内を受ける。マスコミ模試・面接の結果を合わ せ合否が決まる。
海外、デジタルなど将来的なメディアとしての展望を持っているか
新聞記者になる上での資質を問われるような面接になっていると言えます。特に日経電子版・海外展開に関する質問は日経独自の質問です。十二分に企業研究をした上で面接に臨む必要があるでしょう。また他の競合他社を受けることで他社と日経の違いを際立たせることが出来ると思います。他の企業を受け、面接官も納得いくような差別化を試みましょう。
・若干圧迫気味な面接。
・論理的に答えることが肝要だと思う。
・時間:10分程度
・試験会場:本社小会議室
・学生1人:社員5人 役員レベルか
・質問内容:
ESの深堀り
今後のマスメディアの展開をどのように考えるか
旧来のメディアの生存戦略は何か
周囲からどのような人物と言われるか
趣味に対する深堀り
併願業界と比較して日経の志望度はどれほどか
ある時事ニュースについてどう思うか
1次面接の回答をさらに磨いて臨む
2次面接でも「メディアの生存戦略について」など、聞かれることはほぼ同様です。
そのため、1次面接の回答内容をさらに磨きをかけ、記者としてだけではなく、「日本経済新聞社として今後どういったメディアにしていきたいか、していくべきなのか」といったことを考えるべきでしょう。
・社員さんは役員クラスなので緊張した
・自分なりに考えた回答が大切
内定者の情報
・内定者数:50人~60人
・学歴:東大~早慶上智レベル
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