新規事業を考えるひとつの手法を学べました。ある業界で成功している、あるいは、今後伸びそうな企業をピックアップして、徹底的に分析し、その企業のやっていることの提供価値や圧倒的な競合優位性の構造を理解し、それを抽象化して転用する、という流れでした。資金調達をするレベルの学生起業や、ベンチャーキャピタルでのインターンなどをしていない限り、新規事業について高い解像度をもっている学生は少ないため、新規事業のリアルを知るうえで、非常に面白いインターンでした。また、新規事業を創るうえでの、リサーチや仮説検証の泥臭さも学べたように思います。経営陣や投資家を納得させるような、練りこまれた事業計画を示すためには、生半可なスタンスでは到底及ばないことを学びました。

一般的に正しいとされているが自分自身は正しくないと思っていることは、日本の〇〇である。理由は、〇〇によって私たちは自然と競争心を抱き、人と比較することで自分の価値を判断しているように感じているからである。この〇〇の形がもたらしてきた価値は大いにあると思うが、今後の社会で生きていくためには、不十分だと言えるだろう。

［回答］Alibaba ［理由］以下の3つの評価軸から考察した。 1. 中国経済の動向（4社ともに中国国内が最大のマーケットであるため、国内の市場動向が今後の事業展開に大きく影響する）
：2028年までにアメリカを抜き世界最大の経済大国になるほどのマーケットであり、4社とも着実に成長が可能な市場環境はある
：特にTencentが今後主力事業としてゆくゲーム業界は、マーケット開拓が比較的容易で新規顧客も多い
：Alibabaが主力とするEC事業は中国国内の購買力が強い限り成長の余地がある 2. 事業領域の成長性（各社の主幹事業領域にどれだけ成長の余地があるかを判別する必要がある）
：Baiduの主幹事業である検索エンジンはすでに普及率が高い（国内シェア70％以上）、一方で国外にはYahooやGoogleなど競合が多く、新規顧客が見込めない
：Huaweiは、競合他社が多い業界において、今後人件費が相対的に上昇してゆくなかで市場価値の高い端末機器を生産していく必要があり、先行きに不安 3. 新規事業創出の鍵となる顧客データ保有数（新しい価値を創出できる可能性が各企業にあるかどうかを予測する指標として重要）
：Alibaba, Tencent両社は、電子決済サービスを通じて大量の顧客データを保有している
：上記2社はスーパーアプリという巨大プラットフォームを持ち、顧客接点を担保した状態で新規事業の立ち上げが可能
：現状、顧客データを用いてソリューション化できているという点ではAlibaba優位（藤井保文『アフターデジタルVer.2』） 以上3点より、特にAlibaba, Tencent両社は2030年時価総額においても上位で拮抗する存在となると思われる。 しかし中でも、大量の購買データをいち早くサービスへと還元するノウハウを多く蓄積しているAlibabaに軍配が上がると予想した。

初めの社長の講義を聞いて、いかに自分が狭い世界で暮らしてきたかを痛感した。 大学での勉強だけを1番として取り組んできたが、ビジネスの世界はこんなにも広がっているのかと感じた。 グループワークに入って他のメンバーに比べての自分の能力のなさや、チームビルディングの難しさを目の当たりにした。 発表の際には、いかに自分が口下手で、プレゼンテーションが下手くそなのかを痛感した。 それくらい周りのメンバーは非常に優秀な学生ばかりであった。 また社員の方からのフィードバックでは内容だけでなく、取り組む姿勢などまで痛烈に批判された。 これは自分だけでなく他のメンバーもかなり厳しく言われていたので、学生と社会人の力の差を痛感した。

自分の長所短所を理解する事が出来、その後のインターンで非常に役に立った。 まず、議論を進めていくうちに共通言語が異なる事に気付き、短期間のインターンではそれをすりあわせる事が非常に大事な要因の一つであると分かった。 そして、それを乗り越える事で話し合いがスムーズになり、個々人の考えを上手く尊重出来るようになる、と言う事を学んだ。 次に、新規事業を作るにあたって、闇雲に世間のニーズを探っていくのではなく、ある業界での変革を理解し、その力学を応用する事で新たな発想を得る事が出来る。 それが考える事を助けてくれる事を学んだ。 最後に、会社のカルチャー作りに関して、強い思いを感じた。 それは、普通の大企業にしたくないという気持ちと、最高に生産性を上げるためにどのようなカルチャーがベストなのかという、創業者の皆さんの個人的思いと、会社の成長への思いが共存していて、本当に良い会社になると感じた。