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こんにちは。23卒学部生です。
現在Big4の総合コンサル2社とBig4のサステナビリティを専門とした監査法人1社から内定をいただいています。
荒川さんと同じく、サステナビリティを軸として就活を進めてきたのですが、総合コンサルに入るか、監査法人に入るかで迷っております。総合コンサルの一員としてESGの案件に関わるのと、サステナビリティを専門とした監査法人の一員としてESGの案件に関わるのでは、どのような違いがあるのでしょうか。ご存知でしたらご教示いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。

この質問への回答 1

相談室回答者

環境に優しいバイオマス素材の理系博士学生 / 環境問題に制度・ビジネスからアプローチするために総合コンサル・シンクタンクにエントリー / 総合コンサル・シンクタンク就活に関する質問、 環境問題・サステナビリティに関わる職種についての質問、 やりたいことがあってコンサルタントを目指す方の質問(社会問題に取り組みたい等) / お気軽にDMください

ご質問ありがとうございます。
私自身、学生でまだ働いているわけではないので、職務内容に関しては、当事者でない私の話より、当事者の社員の方の話を重要視するのをお勧めします。

その上で、一つの参考意見を述べるなら、
能力さえあればどっちに行ってもやりたいことはできると思います。
私自身、同じ質問をしたところ、「監査法人とコンサルで入口は多少違うかも知れない。けれど、やりたいことが定まってくれば、サステナビリティの範疇でテーマを変えるのは難しくない。転職・社内移動を通じてできる。」と社員の方に言われました。

ただ、確実にサステナビリティの分野で働けるのは監査法人の大きなメリットと思います。

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①配属
②職務内容
という観点から説明させていただきます。

①配属
監査法人の方が確実にサステナビリティ分野の仕事ができるという利点はあると思います。
総合コンサルは、最初数年間色々ななプロジェクトを積んで、その後本人の志向に応じて分野を決めていくと思います。
ですが、この時、サステナビリティ分野が競争が激しかったりすると、うまく希望の分野に行けないかも知れません(特に一部の総合コンサルはITや実効支援のビジネスを増やすために採用を拡大していますし)。
ですので、最初からサステナビリティ分野に絞れる監査法人の方がリスクは低いかも知れません。

②職務内容
総合コンサルと監査法人の違いは、下記のような感じがします。
ですが、実質グラデーションになってたり、総合コンサルの人が監査法人の仕事をしていることもあると思います。デロイトはコンサルの人が開示業務(TCFD)をやってたりするそうです。

・総合コンサル
サステナビリティトランスフォメーションの方法を売る側を支援
個々の技術・ビジネスの専門家がいる(脱炭素技術、再生可能エネルギー技術、炭素貯蔵技術等々)。
技術を売る・市場の作り方・お金の稼ぎ方・新規ビジネスの立案を支援。

・監査法人
サステナビリティトランスフォメーションの方法を買う側を支援
個々の会社全体のサステナビリティの変革(評価・導入・開示)の支援


ただ、会社ごとに特異な点があるとしたら、デロイトはBig4の中で唯一環境省の案件を受注しています(https://www.env.go.jp/kanbo/chotatsu/tekisei/index.html)。公共にも興味があるならデロイトに行ってもいいかも知れません。

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公共の場で私の進路を喋ることが憚られるので、DM等していただければもっとパーソナルなことをご説明できます。
また、具体的に同じ質問を社員の方にぶつけるのもいいと思います。

回答日:2022/05/11

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