ガラムマサラさんは内定者時代から現在に至るまでOB訪問を受ける側になったことがあるかと思いますが、就活生のESを添削する際、どのようなポイントを重点的に見られていますか??
この質問への回答 1件
相談室回答者
学生時代98社インターンに参加した亜流の就活をしてきました。 一般論でない自己流就活の話なら是非。 ※ちなみに最近スパイス調合にハマっていて、ガラムマサラは推しスパイスです。
以前も書いたかもしれませんが、「よきES」と「よきCM」の基準はほとんど変わりません。
就活生にとっては一生がかかった大舞台のため「就活」というものに特別意識を抱きすぎですが、企業から見たら一つの投資領域に相違ありません。
企業は学生を買います。
学生側は自らを買ってもらえるように宣伝します。
しかしながら、対面で一人一人に訪問販売するわけにもいきません。そのために用いるのがESというCMです。
よきCMは冒頭で聴衆の心を掴みます。
CMにより購買意欲が上がるか云々の前に、まずはCMを見てもらわない限りはお話になりません。
短い時間の間にたくさん商品の魅力を詰め込みたいと製作者は思いますが、受け手は膨大な情報量を受け取る状態にありません。キャッチフレーズさえ覚えていれば十分なのです。
むしろ、少し商品について分からないぐらいの方が「もっとこの商品について知りたい…!」と思うトリガーが引かれ、CMからの来店、Webページ訪問などに繋がります。
上記のCMをESに置き換えてみれば、事情は全く同じです。
ESのゴールはあくまで「内定をもらう」ことではなく「面接に呼んでもらうこと」です。
そのために伝わるべき情報量はほんのわずかで良いのです。
加えて人材は消費財などとは異なり、非常に高価な買い物です。
想像してみてください。カーディーラーは一回の営業で車を販売しているでしょうか。
面接が何回にもわたり実施されるのも、同じような意味合いです。
このように相手の視点に立つことさえできれば、どんな課題でも解決できないものはありません。
「なぜ、このようなESを候補者に課したのだろう?」「どんな気持ちで採用しているのだろう?」と目線を変えてみれば、自らが購買者側だった時の気持ちに立ち返り、実体験から確実な解を導き出せると思いますよ。
回答日:2022/06/12

