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SIerやテクノロジー系のコンサルを見ている23卒文系です。あゆかさんはテクノロジーや機械学習に興味を持たれたきっかけと、どのようにキャッチアップされて行ったのかをお聞きしたいです。

この質問への回答 1

相談室回答者

・いわゆる「文系出身」ですが、テクノロジー関係、機械学習やロボティクスの業界に興味があり、新卒で外資系のコンサル会社に入社いたします。 ・就活活動時は、大学3年生に留学したこともあり企業研究から内定をいただくまでは長期戦になりました。しかし、せっかく新卒で働かせていただく環境選び、納得のいくものにしたい気持ちがとても強かったです。 ・最近注目を浴びるトピックである女性もキャリアで活躍できる社会、私もバリバリにキャリアを築きながら、結婚や子育ても両立していくのが目標です。 ・趣味はハチロクに乗ること!

ご質問ありがとうございます!

文系だけども、どうやってテクノロジーや機械学習に興味を持ったのか、また、どうやってそこから知識をつけたか、というご質問をいただきました。

テクノロジーに興味を持つきっかけになったのは、たまたま参加した最新技術紹介のシンポジウムでした。シンポジウムといってもお堅い難しいものではなく、たまたま一般人として参加したものです。「こんなすごいことを研究してる人たちがいるのかぁ」くらいに思っていたのですが、それからは事あるごとに実際に私たちの社会に実装されているものや、これからのIT社会にかかせないものもたくさんあるのだと気づくようになり、自分は文系だから、と思っていたけれど、学んでいた分野にもICT(情報工学技術)は切っても切れないものになりつつあるんだなぁと感じるようになりました。

そこからは、「興味」を持つようになったので、企業のプレスリリースを読んだりするようになりました。スマート農業で野菜の判別を行ったり、お医者さんがガン細胞を発見する手助けをしたり、表情を読み取ることでロボットがコミュニケーションを取れるようにしたり、あらゆる分野で活躍する画像認識などの実装例を目の当たりにしたことが、機械学習に惹かれた最大の理由だと思います。

知識のつけ方としては、まずどのような仕組みの技術なのかを理解するため、実際に詳しい人に話を聞いたり、本を読んだりしてコンセプトを理解して、そこからどうすれば自分にも手を出せるのか、どこまでなら自分で作れるのかというのを考えるようにしました。そこからは、一つずつ自分で出来ることを増やして行くイメージです。その一環として情報工学部の授業も履修いたしました。

Slerやテクノロジー系のコンサルタントを志望しているという質問者さんなのですが、ひとつ伝えておきたいのは、テクノロジーという大きな一括りでたくさんの仕事がありますが、すべての人がエンジニアではないということです。

もちろんのことですが、技術についてある程度理解があれば自分で実装出来なくても案件を落とし込んで制作に回すことが出来ますし(特にコンサルタント職は)、自分でカリカリとプログラミングをするだけが「テクノロジー職」についているというわけではないのです。

ですので、
ITへの興味へのキャッチアップ=自分で制作出来るようにならなくてはいけない、または、理系のようにならなくてはいけない
というのは少し違っていて、むしろ実装例を知っていたり、既存の最新技術をどうすれば活かせるのか、といった観点から情報収集をしていくのがおすすめのキャッチアップ方法だと思います。

「文系だから」テクノロジー職で大変というよりかは、むしろ経営者側の視点から物事を見て提案をしたり、エンジニアの方々が気づかないようなことに気づけたりと、貴重な人材になることも可能なのです。

興味があるのであれば、
インターネットで情報収集するのもよし、
シンポジウムやイベントに参加して見るのもよし、
通っている大学の教授に連絡を取って、お話を聞かせていただいたり、講義に出席させていただくことだって、学生のうちなら出来ることです(^^)

自分の思い描く「テクノロジー職の将来」は
どういったものなのか、
エンジニアのようにプログラムを書く人なのか
プロジェクトマネージャーのように、上流工程と呼ばれるような仕事をするのか、
正解は無いので一度考えて見ると
ICTへの興味から知識へのアプローチの仕方がよりはっきりしてくるかもしれません。

長くなりましたがありがとうございました!
応援しています。

回答日:2021/11/30

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