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就職活動中のものです。日系と外資のエクイティリサーチを比較すると、社員の人数の違い、またそれに起因するカバー銘柄数の違いがあると思います。GSを始めとするアナリストとして働くのはかなり長時間労働である点を心配しているのですが、日系証券のエクイティリサーチは考えられましたか。また長時間労働でしたか。

この質問への回答 1

竹本 祐也¦Takemoto, Yuya

新卒でゴールドマン・サックス投資調査部に入社。商社セクター、エンターテイメント・インターネットセクターなどを経て鉄鋼セクターのチームヘッドに。A.T.カーニーに転職後、コミュニケーション・メディア・テクノロジー業界担当マネージャーとして中期戦略立案や新規事業立案などのPJに従事。現在はマーケティングデータ分析SaaS/DXコンサルティングのスタートアップにて取締役CFOとして経営戦略、財務戦略、アライアンスの推進など、経営全般に尽力。21年に上場。

もともと僕は日系証券にいこうと思っていました。というのも、そもそも就活時期まで外資系で働きたいなどとは1mmも考えていなかったからです。外資系にアプライしたのも「日系の就活が始まる前に、同業界の面接を受けていれば良い練習になるだろう」と考えたからにすぎません。

結果として偶然にも内定をいただいたので、真剣にどうしようとそこから悩みました。けれど、各社いいところ悪いところがあるのが当然で、そのうえで絶対にリサーチに配属されアナリストになるというジョブ型雇用である点、そしてなんか面白そうだからということで決めました。

長時間労働などは特に気にしませんでした。
面接の過程で、「あなたに何ができますか?」と問われたときにも、別に公認会計士試験に受かっているとか株式投資で億り人になっているとかそういった特別なものは何一つない普通の大学生だったので、「死ぬほど頑張ります」くらいしか言えなかったですし、実際にそうして貢献するくらいしか給与に見合った価値を提供する方法を思い浮かばなかったです。

ライフワークバランスをとりたいと考えるのであれば、そもそもアナリストを選ばないかもしれませんね。結局分析レポートを書くという行為は研究者のような側面もあり、常日頃から考えることでクオリティがあがります。普段から投資について語り合っちゃうくらい大好きでないなら辞めておいたほうがいいのではないでしょうか。
ちなみに、当時は長時間労働でしたが、現在は比較的改善していると聞きますので、その点の懸念は多少マシになっていると思います。

回答日:2020/12/06

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