若手社員が話す「ZSで見つける自分のキャリア」

若手社員が話す「ZSで見つける自分のキャリア」

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2024/12/24

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ヘルスケアの領域に特化した戦略コンサルティングファームとして、国内外で大きな存在感を誇るZSアソシエイツ。製薬企業や医療機器メーカーに対して高い専門性を有し、戦略立案から実行支援まで幅広くサポートを展開する。

文系・理系の枠を超えて活躍できる環境の中で、コンサルタントたちはどのようにキャリアを築いているのだろうか。異なるバックグラウンドを持つ2人の若手社員に、ZSでの働き方や社内のカルチャー、キャリアの考え方などをじっくり聞いた。

〈Profile〉
写真左/荻野なつみ(おぎの・なつみ)
Strategy Insights & Planning アソシエイト。2023年東京大学教養学部教養学科地域文化研究分科北アメリカ研究コース卒業後、ZSアソシエイツに新卒入社。多様な疾患領域における医薬品のマーケティング戦略や営業戦略など、幅広いプロジェクトに従事。

 
写真右/Kevin Chen(チェン・ケビン)
Decision Analytics アソシエイトコンサルタント。2019年大阪大学大学院理学研究科生物科学専攻修了後、外資系メーカーを経て、ZSアソシエイツに入社。分析のデザインから実行を通じて、クライアントの営業戦略立案をサポート。

※内容や肩書は2024年12月の記事公開当時のものです。

グローバルな経験を生かしながら新たな領域にチャレンジ

──入社までの経緯を教えてください。

荻野(以下Natsumi):私は日本で育ちましたが、高校生のときに1年間のアメリカ留学を経験し、アメリカへの興味が深まりました。大学では教養学部の地域文化研究コースに進み、アメリカ文化を専攻しました。卒論で思想と身体の関わりという観点から宗教右派とリプロダクティブ・ライツ(生殖に関する権利)について研究しました。

就職活動は3年生の夏から始めました。当初は業界を絞らず幅広く活動を進めていましたが、サマーインターンでコンサルティングの仕事に魅力を感じました。ZSを選んだ理由は、英語を使える環境であることはもちろん、選考過程で感じた雰囲気の良さが決め手でした。出会った社員が皆、仕事について楽しそうに話していた姿が印象的でしたね。

チェン(以下Kevin):台湾出身ですが、父の仕事の関係で小・中・高校時代はシンガポールで過ごしました。その後、来日して大阪大学のインターナショナルプログラムに進み、大学院で生物科学を専攻しました。研究室では発がん制御の研究に携わり、がんの発生メカニズムについて研究していました。

大学院の修了後、外資系メーカーのマーケティング部門に就職しました。その後、ZSで働いていた友人から聞いた仕事内容・働き方に魅力を感じ、転職を決意しました。
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──入社後はどのような仕事をしていますか。

Kevin:私は当初、システム運用やレポート作成などのテクノロジーに関する経験を積み、ZSのインドオフィスのメンバーとも協働していました。

その後、より分析的な業務に携わりたいと考え、Decision Analytics(DA)のトラックに移りました。現在は主に営業組織の評価・報酬戦略の設計に関するプロジェクトに従事しています。

Natsumi:私はStrategy Insights & Planning(SIP)に所属し、製薬・医療機器の分野で10社以上のクライアントと関わってきました。例えば、医師へのインタビューを通じてマーケティングに生かすプロジェクトや、薬の処方や売上データを基にした営業戦略の立案プロジェクトに従事しました。

──SIPとDAの二つのトラックの違いはどのようなところにあるのでしょうか。

Natsumi:SIPは定性的なアプローチに重心を置いています。デスクリサーチやインタビューなどを通じて、医師や患者さんの言葉を基にマーケティング戦略を立案していくようなプロジェクトが代表的ですね。

Kevin:DAは、主に定量データから示唆を抽出します。優先的に営業していくべき施設を特定するターゲティングを行ったり、AIを使って営業活動などのデータを分析し、医師に応じて営業内容・チャネルを最適化したりするといった営業戦略に関するプロジェクトが挙げられます。

トラックはあくまで得意分野を示すようなもので、仕事内容が一様に決まるというわけではありません。トラックにかかわらず必要に応じたアプローチを取り入れますし、一つのプロジェクト内で複数トラックのメンバーが協働することも多いです。

文系・理系を問わず活躍の場があるヘルスケア業界

──大学での学びは、今の仕事に生きているでしょうか。

Kevin:業務のほとんどの範囲では、直接関連することはありません。むしろ入社後に、新たなことを学び続けることの方がずっと重要だと感じています。ヘルスケアと一口にいっても、さまざまな新しい切り口やプロジェクトを日々経験することになるので、積極的に学び続けるような好奇心・向上心のある人が向いているのではないでしょうか。

もちろん大学の学びが役立つ場面もあります。ロジカル・シンキングのような根本的な考え方の枠組みは、学生時代から通じて鍛え続ける必要がある部分だと思います。また、戦略を立案する中でもヘルスケア分野であるため、研究で培った数字に対するセンスや生物科学の論文を読み慣れているといったバックグラウンドも生きていると感じます。

Natsumi:私もデータ分析や資料作成といったハードスキルの面では入社後に一から学んだことがほとんどです。ただ、大学でも研究した「思想や言葉など、実体のないものが体に影響を及ぼし始める」という興味の追求については、今も通じる部分があるかもしれません。

ヘルスケア業界は、外から見ると、科学的な世界で白衣を着た研究者が試験管で薬を作っているといったようなイメージを持たれるかもしれません。しかし、研究室から患者さんに薬が届くまでには、薬価の算定や製薬会社のマーケティング、MR(医薬情報担当者)による情報提供活動など、何段階ものプロセスがあります。

その中には言葉が影響力を持つ過程も多く、自分が学んできた定性的な面からのアプローチも生かせる部分が多々あると感じます。
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働きやすい環境でやりがいのある仕事に取り組む

──特に印象に残っているプロジェクトについて教えてください。

Natsumi:新薬のマーケティング戦略のプロジェクトで、医師や患者へのインタビューを通じて疾患の発症から治療にまでわたる過程を分析しました。デスクリサーチでの二次調査に加えて患者さんの生の声を聞くことで、どのようなつらさ・困り事があるのか、より実感を持って理解でき、今後の戦略の提案につなげられました。プロジェクトでの示唆が、患者さんの手に渡る情報提供のパンフレットにおいても活用され、意義を実感できた瞬間でした。

Kevin:私の場合、入社して1カ月もたたないうちにインドに出張し、現地のZSメンバーと肩を並べて働いたのは貴重な体験でした。当時の日本オフィスは100人に満たない規模でしたが、インドのZSでは数千人が働いていて、その大きさに圧倒されました。

最近では、新薬の上市戦略に関わったことも印象に残っています。効果的・効率的な営業活動を行える組織の実現に向け、クライアントと協働しました。その製品がニュースで取り上げられたときは、新薬を世に送り出す支援ができたという実感があり、感慨深かったです。

──新入社員はまずどのような業務を担当することになるのでしょうか。

Natsumi:新卒入社で最初の職階となるアソシエイトは、プロジェクトの実行全般を担当します。日程調整や議事録作成のような事務的な作業はもちろん、資料の作成やデータ分析の設計と実行、場合によりクライアントへの提案や議論まで一貫して関わります。1年目であっても任される仕事の幅は広く、私は初めて入ったプロジェクトが終わる頃には自分が担当した範囲のクライアントへのプレゼンをしていました。

特定のプロジェクトに一番多くの時間を割けるのはアソシエイトで、それ以上の役職ではより多くのプロジェクトを管理する立場になっていきます。プロジェクトの細部を一番知っているのは自分であるべきで、それを生かす発言や業務を担っていこうと意識しながら働いています。

──若手でも責任ある仕事に挑戦する機会があるようですね。

Kevin:そうですね。少数精鋭の組織であることから若手でもチャレンジの機会を求めていけるのではないかと入社前から考えていましたが、期待通り新しいことに積極的に取り組めるカルチャーがあると感じます。また、ヘルスケア専門でありつつもプロジェクトにより異なる内容・メンバーで仕事ができるため、短期間で多様な学びを得られます。

Natsumi:もちろん個人の志向や目標も考慮されていて、サポートなく大き過ぎるチャレンジを任されるということはありません。プロジェクトの前にチームで話し合いをする時間を取って、自分がどんな役割を果たしたいのかを伝える機会もあります。また、社内全員がヘルスケア専門ということもあり、何か分からないことがあっても知識や経験のある社員にアドバイスをもらえる環境が整っています。

──特に大変だと思う瞬間はありますか。

Kevin:営業組織の戦略設計では、私たちの分析や提案がクライアント企業で働く方々やひいては患者さんに影響を及ぼすことになります。正確性、専門性共に高いクオリティーの成果物を期待して依頼をくださるクライアントに引き続き信頼してもらえるよう、自分の仕事がもたらすインパクトを意識して気を引き締めています。

Natsumi:やはり関わる人の数が増えて場所や所属が多様になるほど、仕事の難易度が上がると感じます。分かりやすいところでいうと時差があるだけでもコミュニケーションがしづらくなりますし、所属や役職が変わると、目的や認識も常にそろっているとは限りません。

相手の考え方を理解しようと努めるのはもちろん、コミュニケーションの工夫も必要になり、難しいと感じることも多いです。しかしこのように日本とグローバルをつなぎながら双方の市場に専門知識を持ち、戦略立案を進めていくというのは、ZSの届けられる大きな価値の一つなのかなと思っています。

──コンサルティング業界は「激務」というイメージがありますが、ZSでの環境はどうでしょうか。

Natsumi:もちろんクライアントから依頼を受ける以上、期日までに最良の結果を用意することが大前提です。その上で、ワークライフバランスも大切にする社員が多いです。ヘルスケアに特化しているので、社内に専門的な知識や経験が蓄積されていて、業務を効率よく進めることができるのも大きな要因だと思います。

Kevin:私も非常に働きやすい環境だと感じています。入社後にオフィスが虎ノ門ヒルズに移転し、新しい職場はオープンエリアで気軽にメンバーと会話できます。質問があるときには、プロジェクトメンバーかどうかを問わず、経験・知見が豊富な社員に気軽に相談できるのもありがたいです。

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プロジェクト外での社員同士の交流

──社員はどんな人たちがいますか。

Kevin:幅広いバックグラウンドを持つ人がいます。学歴は理系や文系の学部卒、修士、博士といろいろですし、中には医師もいます。オフィス内では日本語、英語、中国語などが飛び交っています。プロジェクトではそれぞれの視点や経験を生かしながら、クライアントの課題に取り組みます。仕事でもプライベートでも、知的好奇心に底がない人が多い印象です。

Natsumi:人柄という意味では、ロジカルながら親切で協力的な人が多いです。ZSは社員全員がヘルスケア専門なので、自分に経験のない領域でも社内の誰かは専門知識を持っている、といったことが多々あります。社内の専門家にアドバイスを求めるメールが送られてくることも多く、助け合いによってより良い成果物が生まれることを日々実感しています。

──プロジェクト外での交流も活発なのでしょうか。

Kevin:そうですね、社員同士の仲がとても良い会社だと思います。「1on1 coffee」という制度があり、他の社員を一人誘って話す時間を設けると、コーヒー代を会社が負担してくれます。普段一緒に働いていない人や自分と違うポジションの人と打ち解けるきっかけになり、仕事の話だけでなく、プライベートの話も気軽にできます。

Natsumi:社内イベントも盛んで、年に2回、全社員が東京に集まって半日間交流するイベントが開かれます。ZSの掲げる大きな強みでもある「Collaboration(協働)」のしやすい環境は、このようなつながりからも構築されていると感じています。

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──今後のキャリアについては、どのように考えていますか。

Kevin:これまで積んできた営業戦略立案に関する経験を生かして、より大きなインパクトをクライアントに届けたいと考えています。そのためにはチームの力が必要不可欠なので、後輩のコーチングにも力を入れていきたいです。社内にはロールモデルとなる先輩も多いので、その背中を追いながら頑張っていきます。

Natsumi:現在の役職の業務を確実にこなすことが第一ですが、プロジェクトのマネジメントに関わる業務にも挑戦していきたいと考えています。戦略立案の最も細かい作業まで直接担うアソシエイトに対し、アソシエイトコンサルタントやコンサルタントになると、複数のプロジェクトを同時に管理したり、クライアントと関わったりすることがさらに増えていきます。プロジェクトを見る立場が変わるとまた新たな学びがたくさんあるのではないかと思っています。

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