俺みたいになるな!最終8社受験6社落ちが語る「最終面接のタブー」3選

俺みたいになるな!最終8社受験6社落ちが語る「最終面接のタブー」3選

2025/03/17

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就職活動最後の関門が、最終面接です。企業によりますが、部長から役員クラスの人が面接を行い、採用の可否を決断する面接です。筆者はこの最終面接フェーズにて8社中6社落ちと惨敗を喫しました。この8社の内訳も、大手広告代理店や総合コンサルティングファーム、政府系金融機関と様々ですが、だからこそこの記事で取り上げる、「最終面接のタブー」の普遍性は担保されていると思います。そこからわかった、最終面接でやってはならないことを今回は紹介します。

筆者の就職活動

筆者の就活について

筆者は広告・マスコミ業界を中心に就職活動を行っていました。これら業界は企業数も1企業あたりの採用数も多くないため、並行して金融業界や総合コンサルを受験していました。この記事では、大学3年生の12月から3月にかけて筆者に訪れた最終面接ラッシュの経験をもとに執筆しています。
筆者の最終面接受験は、12月から2月中旬までの4社全落ちシーズンと、そこから落ちた原因を分析し改善した2月末から3月末の2社合格2社落ちの2シーズンに分かれます。まずは、この2つのシーズンで筆者が考えていたことをまず軽く説明したいと思います。

4社全落ちシーズン

この時期は、最終面接そのものの意味すらあまり理解できていませんでした。序文に書いた通り、最終面接はお偉いさんによる採用可否の最後の判断を行うものです。志望動機やガクチカ準備など、1次や2次と同じ対策を行い、その心構えについてもきちんとした準備が出来ていませんでした。

2社合格2社落ちシーズン

立て続けに最終面接で落ち続け、さすがにその原因分析と解決策をまじめに考える必要に気づいたのが2月の中旬でした。最終面接落ち、などで検索した結果ヒットした就活コラムを読んでその意味を把握するなどしていました。そこで、自身の最終面接の受け方の反省と、本来必要な姿勢を自分なりに導き出しました。その結果、大手マスコミおよび金融機関から内々定を獲得するに至りました。このコラムでは、この際自分なりに気づいた反省と必要な姿勢を記しています。

最終面接でやってはいけないこと3選

1:志望度が高くないと思わせてしまう

最終面接は、内定出しの可否を判断する最終フェーズです。どの企業も、入社意思のない人に内定を出しません。そのため、最終面接において志望度が高くないと思わせるような言動・態度はNGです。「ウチは第何志望?」と聞かれたときに「……第一志望です」と少し間を置くだけでも危ういと言えるでしょう。

また、「〇〇業界についてどう思う?」などといった隣接業界に関する意見を求められることもあります。これもまた、その企業に入る意思があるか試されている質問です。ここで、当該業界について詳しく話し、そののち受験企業が属する業界の話が出来なければ、志望度の高さに疑問を持たれても仕方がないでしょう。志望度の高さについて、疑問を抱かせない。現状の就活市場が売り手市場で内定辞退が常であるがゆえに、注意せねばならない観点です。

―筆者の失敗談―
某PR会社の最終面接。「メディア業界についてどう思う?」という質問に、その業界についての意見のみ表明し、PR業界についての言及をせず、落選。PR会社の最終面接、という前提を考えてPR業界と繋げた意見を述べるべきでした。

2:焦って内定を欲しがりすぎる姿勢を取る

ここを突破すれば内定、落ちたらこれまでの選考突破の努力がおじゃんになる。最終面接前の心境は、この天国と地獄の両極端な未来が並存する中で、落ち着かないものです。けれども、ここで過度に焦るのは禁物です。焦ったまま最終面接に突入し、内定を欲しがるがあまり支離滅裂な言動をしてしまう。その結果、面接官に「余裕も自信もない人」と思われてこれまでの評価は水の泡に。筆者が実際に経験したケースです。きちんと心を落ち着かせてから、最終面接会場に入るよう心がけましょう。大丈夫。あなたは最終面接に呼ばれるくらい、その企業からしたら欲しい人材候補ではあるのですから。

―筆者の失敗談―
某大手広告代理店の最終面接。心臓バクバクで焦りまくる中特攻してしまい、落選。それまで自分らしく面接では話せていたのにもかかわらず、最終では企業の求める姿にすり寄ろうとする自分がいました。余裕も自信もないそんな受け答えでは、最終面接官が「採りたい」と思わないのも当然です。就活はあくまでマッチング。焦って内定を採りに行こうとするよりも、余裕を持って自分をPRするつもりで臨みましょう。

3:これまでの選考と違う話をし出す

企業の選考は、書類選考、一次面接、二次面接と進んでいくのが大半です。そして、たいていの企業が各フェーズにおいて志願者に対しての評価やメモ書きを残しています。最終面接とは、それらの蓄積が一番多い面接でもあります。そこで、これまでと違う話をしたら面接官はどう思うでしょうか。「この子は一体、何者なんだ?」です。もっと端的に言えば、不気味そのものです。これまでの選考の申し送り事項とは全く異なる人間が目の前にいるのは、面接官の立場からすれば恐怖でしかありません。そんな不気味人間を採ろうと思うでしょうか。これまでとは違う話をするリスクは、これほどにも高いのです。就活では一貫性が大切とよく言われます。 最後の最後まで一貫性の部分で気を抜かない ことを大切にしましょう。

―筆者の失敗談―
某広告ハウスエージェンシーの最終面接。緊張のあまり、それまでハキハキと喋れていたのがたどたどしくなってしまいました。面接終了後、人事担当者に「もっとハキハキ喋る人だったよね?」と言われそこで落選を確信しました。「違う話」というわけではないですが、選考官にこれまでと違う人という印象を与えてはならない例です。これまでどういった話をして、書類段階からの申し送り事項に何が書いてあるか想像し、そこから乖離した人物像を見せないよう気を付けましょう。

最終面接でのタブーを回避し、内定に近づくために

1:熱意をアピールする

最終面接前の面接で、能力や社風へのマッチ度などはある程度はかられています。最終面接段階でアピールすべきなのは、「それでも御社に入りたいんです」という熱意です。現に、筆者は入社予定企業から内定後に「熱意が良かった」というフィードバックをいただきました。売り手市場で内定辞退を恐れている企業側からすれば、熱意ある志望者は辞退リスクも低く見え、入社後も意欲的に仕事に取り組んでくれそうという2点で非常に魅力的に映ります。

2:真正面からぶつかる

最終面接を担当する選考官は、多くの企業において部長級から役員級の社員がほとんどです。社会人歴でいえば、我々就活生の年齢ほどあるような歴戦の猛者たちであり、普段からマネジメント業務に従事しているため人を見るプロです。彼らに取り繕った姿勢や嘘は基本的に通用しません。そういった態度を見せてしまうと、笑顔を浮かべながらも心の中でバツ印をつけられてしまいます。最終面接で取るべき態度は、そういった取り繕うようなものではなく、何をしても見破られるという、ある種の諦めから派生した真正面からぶつかる姿勢かもしれません。

おわりに

以上、最終面接でやってはいけないこと、そのための回避手法について紹介しました。どれだけあなたが優秀で、志望度が高くても役員クラスが登場する最終面接で「採りたい!」と思わせられない限り内定は出ません。小手先のテクニックを駆使するよりも、真正面からぶつかって内定をいただきましょう!

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