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5月に入ると、就活は一気に「実行フェーズ」へ突入します。ES提出、Webテスト受験、面接、インターン/ジョブ選考、説明会、OB訪問――これらが同時並行で押し寄せてくるのがこの時期の特徴です。
「あの企業のES締切、いつだっけ?」「面接とジョブの日程が被ってる……」「気づいたら締切を過ぎていた」。こうした事態は、管理体制が整っていないと誰にでも起こり得ます。逆に言えば、スケジュール管理さえ仕組み化してしまえば、同時並行でも着実に選考を進められます。
本記事では、5月〜8月の就活を乗り切るための 具体的な管理手法 を、テンプレート付きで解説します。
管理すべき5つの項目
まず、スケジュール管理で追うべき項目を整理しましょう。この5つを漏れなく管理できていれば、致命的なミスはほぼ防げます。
①ES締切
最も「うっかり忘れ」が起きやすい項目です。企業ごとに締切日がバラバラで、同じ週に3〜5社のESが重なることも珍しくありません。締切日だけでなく、 設問の概要や文字数 も一覧で把握しておくと、作業量の見積もりが正確になります。
②Webテスト受験期限
ESとセットで案内されることが多いWebテストですが、「ES提出後○日以内」「○月○日まで」など期限の設定方法が企業によって異なります。ES提出に気を取られてWebテストの期限を見落とすケースがあるため、ES締切とは別の項目として管理しましょう。
③面接日程
面接は日時が確定してから動くことが多いですが、 候補日の提出期限 や 日程変更の可否 も含めて管理する必要があります。特に複数社の面接が同じ週に集中すると、企業研究や想定問答の準備時間が足りなくなるため、「面接日」だけでなく「準備に必要な日数」も意識しましょう。
④インターン/ジョブ日程
サマーインターンやジョブは、複数日にわたるプログラムが多く、日程の重複が最もダメージの大きい項目です。参加確定後は真っ先にカレンダーに登録し、前後の移動時間も含めてブロックしておくのが鉄則です。
⑤説明会/OB訪問
選考に直結しないように見えますが、説明会への参加が選考参加の条件になっている企業もあります。OB訪問も、相手の都合に合わせる必要があるため、早めの日程確保が重要です。
Googleスプレッドシートでの管理テンプレ
スケジュール管理のベースには、 Googleスプレッドシート が最も適しています。スマホからもアクセスでき、共有やフィルター機能も充実しているためです。
推奨列構成
以下の列構成を基本テンプレートとして活用してください。
| 列 | 内容 | 記入例 |
|---|---|---|
| A. 企業名 | 正式名称 | ○○コンサルティング |
| B. 業界 | 業界カテゴリ | 戦略コンサル |
| C. 志望度 | S/A/B/Cの4段階 | A |
| D. 現在のステータス | 未着手/ES作成中/ES提出済/面接予定/結果待ち/通過/落選/辞退 | ES作成中 |
| E. ES締切日 | 日付形式 | 2026/06/15 |
| F. Webテスト期限 | 日付形式 | 2026/06/18 |
| G. 設問概要 | ESの設問と文字数 | ガクチカ400字、志望動機300字 |
| H. 面接日 | 日付形式 | 2026/07/03 |
| I. インターン/ジョブ日程 | 期間 | 2026/08/05-08/08 |
| J. 備考 | 補足情報 | リクルーター経由、服装自由 |
条件付き書式で締切を可視化する
締切の見落としを防ぐために、 条件付き書式 を設定しましょう。
設定手順(ES締切日の列を例に):
- E列全体を選択
- メニューから「表示形式」→「条件付き書式」を選択
- 以下の2つのルールを追加
ルール1:締切3日前〜前日を黄色にする
- 「カスタム数式」を選択
- 数式:
=AND(E2-TODAY()<=3, E2-TODAY()>0) - 書式:背景色を黄色に設定
ルール2:締切当日を赤にする
- 「カスタム数式」を選択
- 数式:
=AND(E2-TODAY()<=0, E2<>"") - 書式:背景色を赤に設定
これにより、シートを開くだけで「今すぐ対応が必要なES」が一目で分かるようになります。Webテスト期限の列(F列)にも同じ書式を適用しておくとさらに安心です。
フィルター機能で絞り込む
企業数が増えてくると、全体を一覧で見るだけでは情報が埋もれます。Googleスプレッドシートのフィルター機能を活用しましょう。
- 業界別フィルター :B列(業界)でフィルターをかけ、「今週はコンサル業界に集中する」といった週単位の作業計画が立てやすくなる
- ステータス別フィルター :D列(ステータス)で「ES作成中」だけを表示すれば、今取り組むべきタスクが明確になる
- 志望度別フィルター :C列(志望度)で「S」「A」だけを表示すれば、優先度の高い企業に集中できる
フィルター設定は「データ」→「フィルターを作成」から行えます。フィルタービューを使えば、元のデータを変更せずに複数の表示パターンを保存できるため、用途別に作っておくと便利です。
Googleカレンダーとの連携術
スプレッドシートで「何をいつまでにやるか」を管理し、Googleカレンダーで「いつ何をするか」を管理する。この2つの使い分けが、スケジュール管理の基本形です。
色分けで予定の種類を瞬時に判別する
Googleカレンダーでは予定ごとに色を設定できます。以下のルールで統一しましょう。
- 赤:ES締切・Webテスト期限 (最も見落とせない項目)
- 青:面接 (日時が確定している予定)
- 緑:インターン/ジョブ (複数日にまたがる予定)
- 黄:説明会・OB訪問 (情報収集系の予定)
色のルールを決めておくと、カレンダーを開いた瞬間に「今週は面接が多い週だな」「来週はES締切が集中している」といった全体感を把握できます。
リマインダーは3日前+前日の2段階
ES締切や面接などの重要な予定には、 3日前 と 前日 の2回リマインダーを設定しましょう。
- 3日前のリマインダー :準備に着手するタイミング。ESなら下書きを始める、面接なら企業研究を始めるきっかけになる
- 前日のリマインダー :最終確認のタイミング。提出物の最終チェック、面接の持ち物確認など
Googleカレンダーの予定編集画面で「通知を追加」→「3日前」「1日前」をそれぞれ設定すれば完了です。
移動時間もブロックする
対面の面接やインターンに参加する場合、移動時間を見落とすと前後の予定と衝突します。面接やジョブの予定を登録する際は、 前後に移動時間用のブロック も一緒に作成しましょう。
例えば、14:00〜15:00の面接であれば、13:00〜14:00に「移動(○○社面接)」、15:00〜15:30に「移動(帰路)」を入れておきます。これにより、うっかり直前にほかの予定を入れてしまうことを防げます。
「詰んだ時」のリスケ判断フレームワーク
5月〜8月の就活では、どれだけ管理を徹底しても「日程が被る」「準備が間に合わない」という事態は起こります。そのときに場当たり的に判断するのではなく、 あらかじめ判断基準を持っておく ことが重要です。
志望度×選考ステージのマトリクス
日程の重複や準備不足が発生した場合は、以下の2軸で優先順位を判断しましょう。
| 選考ステージが進んでいる | 選考ステージが初期 | |
|---|---|---|
| 志望度が高い | 最優先で確保 | 優先的に対応 |
| 志望度が低い | 状況次第で調整 | 思い切って見送り |
「志望度が高い×選考ステージが進んでいる」企業は、最も機会損失が大きいため最優先です。一方、「志望度が低い×選考が初期段階」の企業は、見送っても挽回がしやすいため、リソースを割くべきではありません。
「捨てる」判断の基準
以下のいずれかに該当する場合は、思い切って「見送り」を選択する方が、全体の就活パフォーマンスが上がります。
- 日程が完全に被っていて変更不可 :志望度の低い方を辞退する
- ES準備が明らかに間に合わない :中途半端な内容で出すくらいなら、その時間を志望度の高い企業のES改善に充てる
- 面接準備に十分な時間が取れない :準備不足で臨むと、面接でのパフォーマンスが下がるだけでなく、自信にも影響する
辞退の連絡はなるべく早く
見送りを決めたら、 辞退の連絡はできるだけ早く行いましょう 。企業側も日程調整や候補者の繰り上げが必要なため、早い連絡は誠意として受け取ってもらえます。メールでの辞退連絡は、当日中、遅くとも翌営業日までに送るのが基本です。
辞退理由は「スケジュールの都合により」で問題ありません。詳細な理由を説明する必要はなく、丁寧にお礼と辞退の意思を伝えれば十分です。
週次レビューの習慣
管理ツールを整えても、それを定期的に見直す習慣がなければ機能しません。おすすめは、 毎週日曜日に15分間の「週次レビュー」を行うこと です。
15分でやること
- 翌週の予定を確認する(5分) :Googleカレンダーを開き、翌週の面接・説明会・ジョブの日程を確認。移動時間のブロックが入っているかもチェック
- スプレッドシートのステータスを更新する(5分) :「ES提出済」→「結果待ち」、「面接予定」→「通過」など、先週の結果を反映。ステータスが古いままだと管理シート全体の信頼性が下がる
- 翌週のES締切を確認し、作業計画を立てる(5分) :翌週締切のESがあれば、どの曜日に下書き→推敲→提出するかを決めておく
この15分を習慣化するだけで、「月曜日に慌てて予定を確認する」「締切直前にESを書き始める」といった事態を防げます。日曜の夜や、月曜の朝一番など、自分が続けやすいタイミングで固定しましょう。
レビュー時に振り返るべき問い
- 先週、想定外のトラブルはあったか?(あればスプレッドシートの備考欄にメモしておく)
- 来週、日程の重複や過密なスケジュールはないか?
- 志望度に変化はないか?(企業研究を進める中で志望度が変わることは自然なこと)
まとめ
5月〜8月の就活は、やるべきことの多さに圧倒されがちですが、 管理の仕組み さえ作ってしまえば、着実に前に進めることができます。
本記事で紹介した管理術のポイントを振り返ります。
- 管理すべき5項目 (ES締切・Webテスト期限・面接日程・ジョブ日程・説明会/OB訪問)を漏れなく追う
- Googleスプレッドシート で全体を一覧管理し、条件付き書式とフィルターで効率化する
- Googleカレンダー で色分け・リマインダー・移動時間ブロックを設定する
- 日程が詰まったら 志望度×選考ステージのマトリクス で優先順位を判断する
- 毎週15分の週次レビュー で、管理シートとカレンダーを最新状態に保つ
完璧な管理を目指す必要はありません。大切なのは、「管理していないことで起きるミス」をゼロに近づけること。今日からスプレッドシートを1つ作るところから始めてみてください。
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