ES全落ちから内定獲得までの逆転術:五大商社に挑んだ就活記

ES全落ちから内定獲得までの逆転術:五大商社に挑んだ就活記

2025/07/16

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eyecatch

私は慶應義塾大学に在学中で、総合商社をはじめ、外資系金融、外資系メーカー、広告代理店から内定をいただきました。しかし、 三井物産・三菱商事・伊藤忠の三大商社には、Webテストで全滅。

「就活はWebテストからが勝負」――その現実を痛感したのは、まさにこの経験からでした。

この記事では、そんな私がなぜ初期に大きなつまずきを経験したのか、そして最終的に 住友商事・丸紅から内定を勝ち取るまでに、どんな準備・戦略を重ねたのか。

これから商社を目指す人が同じ失敗をしないために知っておいてほしい“リアルな就活の裏話”を、正直に綴っています。

Webテストで痛恨の戦略ミス 出遅れた夏

三井物産、伊藤忠、三菱商事。

いずれも夏のインターンでWebテストを受けましたが、結果は全滅でした。

正直、当時は「とりあえず受けてみる」くらいの感覚で、企業研究もテスト対策も不十分。ESが通ったからラッキーくらいにしか思っておらず、「商社ってすごそうだけど、今は外資系の方に興味あるしな」くらいのスタンスでした。

でも、ここでひとつ大きな誤算がありました。多くの総合商社は、夏インターンのWebテストのスコアを秋・冬・本選考にも使いまわすのです。

つまり、夏に適当に受けたテストの点数が、後の選考にまでずっとついて回るということ。

これはもう、就活初期の油断というより 戦略ミス でした。結果的に、この夏のWebテストのスコアのせいで、私は三大商社の本選考には挑戦すらできない状態になってしまったのです。

Webテストに関して、よく「とりあえず出して、感覚を掴む」みたいなアドバイスがあります。でもこれは、少なくとも三大商社には通用しません。

本気で商社を目指すなら、夏の段階から本番と同じ心構えでSPI・玉手箱・TG-WEBの対策をしておくべきです。実際、私はこの失敗を受けて、

・解答集を使って時間を測る
・中小企業や選考通過率の低い企業を模擬試験代わりに受ける
・毎日1時間問題集を解く

といった対策を積み重ねました。

Webテストは「完璧にできるようにする」ものではなく、「 絶対に落ちないようにする 」ものです。特に商社のような倍率の高い企業では、Webテストは“足切り”の意味合いが非常に強いです。

「就活の勝負はESや面接から」ではなく、「Webテストで勝負は8割決まる」と言っても過言ではないと思います。つまり、「とりあえず出してみる」感覚で受けた夏のインターンWebテストが、後になって大きな足かせになってしまいます。

三大商社を含め、多くの企業は夏のWebテストのスコアをそのまま秋冬・本選考に流用します。つまり、一度の油断が、その企業の選考権を失うことになる。自分は商社は最初興味なかったから受けていた。でも就活の最初は企業について知らないことがほとんどだし、面接だったり、インターンで会う同期とかをみて考えが変わることだってある。なので大手企業を目指すのであれば中小企業で時間を測って演習→本番を迎えるのが現実的な戦略。

今は解答集も出回っているので、制限時間内で解く練習をしておくことが前提です。SPI対策は「できるようになる」じゃなく、「 落ちないようにする 」ためにやる。

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