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こんにちは!私は地方国立大学の理系大学院生(生物系の研究)で、就職活動は都内転勤無し大手メーカーを中心に受けました。大学では体育会系部活動に所属しており、研究活動の兼ね合いから、早期(3月まで)の内定を目指していました。
こんな感じの私ですが、最終面接は100%通過することができました。この記事では、私が面接のためにどんな準備をして、何を意識して面接を受けていたのかについて解説します。
最終面接とは?
最終面接とは、企業が内定を出す前の最後の試験です。面接を複数回経た後に行われることが多いです。そのため、ある程度能力は評価されており、熱意や志望度を確認していることが多いです。一般的に通過率は50%程度とされています。また、最終面接は役員や部長など役職や年次が上の社員さんが多く、これまでの面接の評価とは関係なしにフラットな視点で能力を評価している企業も多くあると思います。
要約すると、最終面接は対策しなければ普通に落ちるということです。では、私がどのようにして通過率100%を達成できたのでしょうか。面接前・面接中・面接後に意識した点を説明いたします。
面接前の準備
面接前に準備には大きく3点あります。
①入退室マナー
これはバッグを置くタイミングや、ノックの仕方、待機室での過ごし方などです。このような所作も面接での評価ポイントの一つにしている企業もあると聞きます。一方で、そこまで気にしすぎる必要はないです。バッグを置くタイミングを間違えたから、ノックの回数が一回多いから落ちるというようなことは無いと思います。
私が面接官ならその視点で優秀な学生を落としたくないです。気にしすぎる必要はありませんが、もったいない減点をされないためにも事前に面接マナーを調べておきましょう。私はYoutubeで学び、実際に練習してから臨みました。
②想定質問
ここが最重要です。業界理解、企業理解、職種理解、自己理解、のすべてが重要になります。これがすべてできていれば内定に大きく近づきます。業界研究、自己分析の方法については別のコラムにまとめてありますので見てみてください。ここでは、面接における受け答え準備にフォーカスして解説します。まずはガクチカで聞かれる可能性のある質問集を下に示します。
Q.学生時代にがんばったことは何ですか?
Q.この経験から学んだことは何ですか?
Q.この学んだことを活かした他の経験はありますか?
Q.その学んだことをどうこの職種で活かしますか?
Q.なぜその取り組みを行いましたか?きっかけは?
Q.ガクチカの中で困難だったことはありますか?
Q.取り組んだ施策についてよかったことは?悪かったことは?
ガクチカに関しての質問だけでもここまで聞かれる可能性があります。どのように準備すればよいか、私が実際に行った対策を例に説明します。行った対策は以下の三点です。
2. ChatGPTに深堀を考えてもらう
3. 先輩やキャリアセンターの面接練習で深堀してもらう
ガクチカ以外にも自己PR、志望動機、パーソナリティなど様々な質問がありますのでそのすべてに関して上記の対策をしましょう。これで面接の回答に詰まることは無くなるはずです。
③話し方
②で解説した受け答えの内容と同じくらい、話し方も重要になります。話し方とは、表情や抑揚、話の組み立てです。基本的にこれらを磨くには実践あるのみです。先輩やキャリアセンターで練習し、フィードバックを貰いましょう。フィードバックをもとに改善したら、再度面接練習をしてもらいましょう。
面接における客観的な視点は非常に重要です。また、面接では原稿を作らないことをお勧めします。原稿を作ってしまうと読み上げロボットになってしまい、抑揚が無く感情が伝わらないためです。何を話すかだけ覚えて置き、原稿は作らないようにしましょう。
面接中
面接は準備が9割です。では面接中に新たにできることはあるのでしょうか。私が意識していたただ一つのことについてお話します。
面接官について知ること
表情や抑揚、結論ファーストの話し方、面接マナーなどについては、面接中に意識するのではなく準備の段階で完璧にしてきてください。ここでは、当日にしかできないことをお伝えします。
それは「面接官について知ること」です。面接はあくまで人と人との会話です。話し相手を理解するのは当然のことです。面接の冒頭に自己紹介があると思うので、その人の名前はもちろん、経歴を覚えることを意識しましょう。
そして、逆質問の際に「~~様は~とありましたが、なぜA部署から異動してBの業務を希望したのでしょうか」と聞くのをお勧めします。こうすることで、面接が一方向ではなく双方向のコミュニケーションとなり、面接が会話に変わります。面接官も人間ですので、話すことで距離感が縮まり、「この子と一緒に働きたい」と思うはずです。
面接では最低限、面接官の名前を覚えて置きましょう。そして、会話であることを念頭に置いて臨みましょう。
面接後
面接の後に取り組むべきことについてお話します。面接後に行うべきことは以下の二点です。
話した内容をメモしておく
その面接が最終面接でないのであれば、次の面接で同じ質問を聞かれるかもしれません。当たり前ですが、一次面接と二次面接で違うことを言っていたら通過することはできません。そのため話した内容はメモしておき、一貫性を保つようにしましょう。
詰まってしまった内容をメモする
面接で聞かれて、回答に詰まってしまった質問を洗い出しましょう。同じ質問が他の企業で聞かれることはよくあります。答えられなかった質問や回答に納得がいかなかった質問に対して、その回答を考えましょう。また、すぐに答えられないときはなぜ答えられなかったのか考え、自己分析や業界研究を再度行いましょう。
総括
今回は面接、特に最終面接の対策方法についてお話しました。最終面接で苦汁を飲んだ先輩は多くいます。一方で、正しく対策すれば他の選考に比べて通過しやすいという捉え方もできます。後悔しないように最大限の準備をして臨みましょう。
また、面接準備の前の段階である業界研究、企業研究、自己分析が非常に重要です。別のコラムにその方法について詳しく記載していますので是非読んでみてください。これを読んでくれたあなたの就職活動が上手くいくことを心から願っています。
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