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こんにちは、大手メーカーに就職予定の内定者です。私は参加してみたい!という想いだけで大量のインターンに応募し、忙殺される失敗をしました。また、せっかく選考に進んでも、業界、職種、伝えるガクチカすべてが絞れておらず、なかなか自分の良さをアピールできなかった結果、ずるずると就活が長引く…ということに。
この記事では、欲張りすぎてずるずると長期化した私の失敗談をご紹介します!みなさんは私の経験をぜひ参考にしてください。
自己紹介
まずは簡単に自己紹介をします!
国公立文系で教育系のバイト、長期インターンを主なガクチカとしていました。大手メーカーに就職予定です。
- 意識高い系サークルに所属
- 2年生からバイトでリーダーに就任
- 3年生の4月から就職活動開始
など一見すると順調に就活を進められそうなプロフィールですが…実際にはなかなか就活を終える踏ん切りがつかず、1年以上も就活をすることになりました。選考の準備や諸々の手続きで時間も取られるし、友達の中には長期化によってメンタルをやられた子もいました。
大学生活はたった4年(学部卒の場合ですが)しかありません。最大限楽しむためにも、就職活動はすぱっと終わらせられるならそのほうが良いです。みなさんには、もっと戦略的に動いてほしい、就職活動で病まないでほしいです。
就活の流れ
時期ごとに私がしていた就活とその時の就活の軸を紹介していきます。
4-6月
・就活サイトに登録する
・ベンチャーのインターンに10社ほど応募&面接やGDを重ねる
・大手のサマーインターンに応募
【この時の就活の軸】
・業界絞らず知ってる名前の会社を就活サイトで検索!合同説明会に参加!
・面接やGDもとりあえず数をこなして慣れる
7-9月:通過した大手のサマーインターンに参加
- 機械メーカー、化学メーカー、外資医薬品メーカー、素材メーカー
・1Dayや説明会
- 化学メーカー、機械メーカー、精密機器メーカー、医薬品メーカーなどなど10社以上
【この時の就活の軸】
◆メーカーについてより知りたい
特に、働きやすそうなイメージがあるが本当なのか?グローバルに活躍できるのか?社会貢献性の高い事業に関われるのか?などの観点でみていました。
それぞれの観点に対して参加する中で色々答えが得られました。
働きやすそうというイメージに対しては、「工場のリズムがあり休みが取りやすい」「特に上流に関わるメーカーは安定性が高い」などの情報が得られました。グローバルな活躍環境については、確かにグローバルに展開する企業なら世界各地で活躍できるが、他国との厳しい競争にもまれている企業も多いらしい…など現実を思い知ることにもなりました。
◆自分に向いている職種をみつけたい
業界だけでなく職種についても知っておく必要があるらしい、ということで自分に向いていそうな職種はなんなのかを見極めようとしていました。どんな仕事なのかを調べていく中で、特に人事職は主に社内の人のための仕事で、面白そうと思いました。同時に営業や広報など外への発信はあまり向いていない気がするなー…と絞り込みをしました。
10月:早期選考に応募
サマーインターンが済んでからは、早期選考にエントリーし始めました。
【この時の就活の軸】
- 将来的にキャリアに良い影響になりそうか
- 福利厚生に納得感はあるか
職務内容については軸に沿う企業に応募していたので、そこから選んでいくとなると、雰囲気や納得感というものが基準になっていきました。面接のときに会える社員さんの雰囲気なども参考にしていました。
11月: 内々定獲得
第一志望の企業から内々定をもらうことができました。
ただ、内定をもらったことで逆にこの企業でよいのか不安になってしまいました。
メーカー、人事と絞るのが早かったこともあり、ほかの業界をもっと見ておくべきではないか?という気持ちで内々定を喜べず、第一志望だったにもかかわらず、就活を終える踏ん切りがつけられませんでした。
12月‐3月
本選考に応募→面接落ち
【この時の就活の軸】
◆後悔しない就活ができているか?
あの時応募していたらもっとよかったかも…と思わないようにベストを尽くしたい。今まで業界を絞っていたためほかの業界にも触れたい。内々定をくれた会社に対しても、”内々定くれたフィルター”をなくして進路選びをしたいという気持ちから就職活動を続けていました。
就活が長引いてしまった原因
先ほどご紹介したように、私は3年生の早い段階から動いていたのにも関わらず、3月まで就活を続けることとなりました。第一志望の企業に内々定をもらえたのに、どうしてずるずると就活を続けてしまったのでしょうか。
先輩や信頼できる大人に上手に頼れなかった
誰に何を聞いたらいいのかわからず、ひとりで突っ走った結果、内々定に対しても自信が持てず、不安になってしまいました。
とりあえず動いてみるか!という安易さ
自分自身も会社も理解できていないのにとりあえず応募して、メールが大量に届いて志望度の高い企業の締め切りを忘れかけたりしました。そんな計画性のない動きをしていた自分の判断力は信頼できない…と自信喪失してしまいました。
情報収集を怠る
理想ややりたいことばかりで実際の労働環境に関する理解は浅いのではないか?という不安がありました。
ガクチカが多すぎて一貫性がない(ESや面接)
話したい!が先行してしまい、この会社で生かせそうな能力を示すようなエピソードに充分な時間を割けなかった、という実感がありました。その結果として、本当に私の気持ちや強みが伝わっているのだろうか?と不安になってしまいました。
改善方法
この失敗を防ぐためにどうすべきだったのか。後から考えればそこまで難しいことではありませんでした。
先輩の就活体験記を読む
失敗も成功もみなさん赤裸々に書いてくれています。
私が特に心に残っているのは、最初からコンサルしか狙わなかった人の体験記です。年収やキャリアの面でほかの職種よりもアドバンテージがあると言われがちですが、実際の労働環境や業務内容は会社や部署によって大きく異なります。その違いを考慮せずにとにかくコンサルになりたい!!と就活をした先輩が、内定をもらうまではよくてもそこから一切絞り込みができず、”よりよい条件”を求めて1年半近く就活をしていたそうです。結局、2番目くらいに内定をくれた会社に就職することにしたため、時間を無駄にしてしまったと振り返っていました。
生々しいエピソードを聞けば、同じ轍は踏まないように計画的に動けること間違いなしです。
友達の計画を聞いてみる
将来こうなりたいから、という目標をもち、その達成のための環境を選ぶというフローを、友人の話から学びましょう。
ある友人は、世界を飛び回るバリキャリを目指して商社の営業職を目指し、ある人は地元を離れずに家族や友人を大切にするためにエリア職を目指していました。
自分の希望を言語化し、ちゃんと動いている友達をみて、曖昧な気持ちを正そうという気持ちになれるはずです。
将来の目標、譲れない軸を決めてから企業を選ぶ
私の就活の軸は社会貢献性の高い仕事がしたい!ホワイト企業がいい!というざっくりっぷりでした。きちんと自己分析をして、「どういう社会課題を、どうやって解決したいのか?」「そのときに自分はどのような役割を果たせるか?」を具体的に考える必要があります。
条件面でも、労働時間、勤務地、給料、などなにを基準にホワイト企業とするのかを決めていく必要があります。また社風や働く人の雰囲気も、自分に合いそうな雰囲気が具体的にどういう雰囲気かを言語化していきましょう。
キャリア支援室で相談
選考フローはどういうものがあるのか?対策は具体的にいつなにをすればよいのか?先輩たちはどのように動いていたのか?などを聞いてみましょう。
OBOG訪問をして本音の情報収集
会社HPや説明会では聞けないこと(賞与や有休のとりやすさ、上司の様子など)をどんどん質問して、実際に働く際のイメージを現実的にしていきましょう。
振り返って
我ながらだいぶ無謀な就活をしていたかもしれません(反省)。とはいえ、私の無謀さは言い換えれば行動力であり、良さでもありました。
とりあえずやってみようとしたからサマーインターンにもたくさん参加でき、少なくとも動いている間は自分は将来に向けて真面目に取り組んでいるという自信にもつながっていました。
また、ほかの大学の就活生に出会って友達になれたり、こんな社会人になりたい!というロールモデルになるような社員さんに出会うこともできました。
もちろん、もっと計画的に戦略的に動いていたら、時間とエネルギーを無駄に消費することなく大学生活をさらに楽しめたかもしれません。今から思えば、”計画”も”戦略”もすごく難しいものではなく、少し周りを頼って立ち止まって考えれば十分に実行できるものでした。みなさんには私の失敗談を活かして、戦略的に立ち回ってもらいたいです。
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