【地方学生必見】理系大学院生が実践した強いガクチカの作り方

【地方学生必見】理系大学院生が実践した強いガクチカの作り方

2025/05/28

会員登録すると
このコラムを保存して、いつでも見返せます

こんにちは。私は地方国立大学の理系大学院生(生物系の研究)に通っていて、就職活動は都内転勤無し大手メーカーを中心に受けていた者です。体育会系部活動に所属しており、大学院での究活動の兼ね合いから、早期(3月まで)の内定を目指していました。

この記事では、こんな感じの私が、就職活動で使用したガクチカと取り組んだことを紹介します!地方の大学生の方に、ぜひ参考にしていただきたいです。

そもそもガクチカとは?

ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」の略称です。ただし、企業はあなたが学生時代に頑張ったことを知りたいのではありません。学生時代に発揮した能力を知り、その能力を再現性高く企業で発揮できるのかを知りたいのです。これを意識してガクチカを作るだけで通過率が大幅に変わるはずです。

では、機会や情報が都内の学生に比べて圧倒的に少ない地方の学生が使えるガクチカについて私を例にして紹介いたします。

私が使っていたガクチカ

私が使っていたガクチカは以下の3つです。

①AI開発の長期インターンシップ

私は田舎の大学に通っていましたが、大学2年生から都内のスタートアップでAI開発の長期インターンをしていました。しかし、私は情報学の専攻でもなければ、コンピューターに強いわけでもありません。また、都内に近いわけでもありません(新幹線で2時間半)。

では、どうやってこのガクチカを身に着けたのでしょうか。結論、プログラミング経験不問、フルリモート可の募集を探したからです。これを読んで気になった人は実際に探してみてください。あなたが想像しているよりも募集があると思います。

長期インターンシップのガクチカは企業で働いた経験であるため、人事も能力を再現高く発揮できると思ってくれるはずです。また、長期インターンシップをガクチカにしている地方学生は多くないため、差別化できると思います、実際に私がこのガクチカを面接で話した時、興味を持って話を聞いていただけることが多かったです。強いガクチカを探している地方学生はぜひ挑戦してみてください。

②体育会部活動での入賞経験

私は大学でハンドボール部に所属しており、副部長を経験しました。部活動に限らず、リーダーとしてチームを巻き込んだ経験は、ガクチカとして非常に優秀です。また、ガクチカとしてではなくとも、ESの中で「リーダーシップを発揮した経験」「チームを巻き込んだ経験」を問われることが多いため用意しておくことをお勧めします。

ガクチカは”前提”→”課題”→”施策”→”結果”の流れで書かれることが一般的ですが、部活動は優勝などの”結果”が目に見えているため比較的人事に伝わりやすいのも推しポイントです。また、入賞経験が無くても話し方次第であなたの能力や工夫した点が伝わるはずです。ガクチカの強い弱いは経験の大小ではなく、書き方で決まるということを念頭に置いてください。

③英語学習(TOEICの点数UP)

結論、資格勉強(TOEICなど)をガクチカにすることはおすすめしません。資格勉強をガクチカにする場合、学習上の工夫を述べることで戦略力や継続力をアピールすることはできますが、企業から最も注目されているコミュニケーション力やリーダーシップをアピールできないためです。

このように言いましたが、募集職種によってはありかもしれません。コミュニケーション力よりも継続力、忍耐力、創意工夫力を重視している企業・職種では、書き方によってはアピールにつながるでしょう。

また、志望動機にグローバルな取り組みを入れる場合は一貫したESになってよいと思います。結局のところ、自分が受ける企業が「何を求めているのか」と「自分が何をできるのか」のマッチングを見るものなので、内容よりも書き方、相性が重要になります。

地方学生へおすすめのガクチカ3選

ここからは私の経験や友人の就職活動を踏まえて、地方の学生におすすめできるガクチカを3つ紹介します。

①長期インターンシップ

長期インターンシップの内容は、企業でも能力の再現性が高いため、人事の方に気になってもらえることが多いです。地方でも地元企業の長期インターンシップに参加することや、フルリモートの長期インターンシップに参加することで他の学生に負けないガクチカが作れるでしょう。

その中で最も重要なのは、ガクチカのために取り組むのではなく、本当にやりたいことに取り組むことです。少しでも興味のある長期インターンシップに参画したとき、あなたの真の実力が発揮でき書類もすらすら書けるはずです。ぜひ、自分の興味と親和性の高い長期インターンシップを見つけてみてください。

②アルバイト

前述したように、ガクチカの強い弱いは経験の大小ではなく、書き方で決まります。長年続けているアルバイトであれば必ず工夫した点や苦労した点があるはずです。自分で気づけない場合はアルバイト仲間に相談に乗ってもらいましょう。

ただし、アルバイト経験をガクチカにする際は、他の学生と内容が似通ってしまうことがあります。力を入れたきっかけ→課題→施策→結果の中に必ずオリジナリティを含めるようにしましょう。同じ内容でも書き方で他の就活生と差別化できるはずです。

③海外留学経験

留学経験のガクチカは他の学生と大きく差別化できます。留学の中で他者と交流した経験や困難を乗り越えた経験を入れると尚よいでしょう。実際に私の先輩で留学経験をガクチカにしている人はESの通過率が非常に高かったです。

とはいえ「研究があるから留学なんてできない」と考えている理系院生も多くいると思います。大学院のプログラムには1週間から支援ありで参加できるものもあるので、一度チェックしてみてください。大手メーカーはグローバル展開を喫緊の課題と位置付けていることが多く、グローバル人材を欲しています。一歩踏み出すことであなたの就職活動がきっと明るくなるはずです。

総括

ここまでガクチカになる経験をメインに話しましたが、ガクチカの強い弱いは経験の大小ではなく、書き方で決まります。力を入れたきっかけ→課題→施策→結果の中に必ずオリジナリティを含めるようにしましょう。

ただ、経験が大きいと書きやすくなり、人事の方に受けが良くなるのも事実です。就職活動が本格化する前にあなただけのガクチカを身につけましょう。また、実際にガクチカを書いてみて先輩や就活サービスに添削してもらうのも良いです。

まずは一歩踏み出してみましょう。このコラムを読んでくれたあなたの就職活動が上手くいくことを心から願っています!

会員登録すると
このコラムを保存して
いつでも見返せます

トップ企業内定者が利用する外資就活ドットコム

会員限定コンテンツ多数!