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こんにちは。私は、国立大学の情報系大学院で博士課程に在籍しています。「博士課程に進学した」と聞くと、多くの人が「将来は大学の先生か、企業の研究者になるんですね」と想像するかもしれません。実際、数年前までの私もそのように考えていました。しかし、私は最終的に、アカデミアの研究職ではなく、事業会社でサービスを開発するエンジニアとしてのキャリアを選択しました。
なぜ、研究者を目指していた私が、その道を変えるに至ったのか。この記事は、かつての私と同じように、キャリアの岐路に立つ大学院生に向けて書いています。「研究は面白い。でも、このまま研究者になるのが、本当に自分のやりたいことなんだろうか?」そんな風に、心のどこかで小さな違和感を抱えている人に、何かのヒントを届けられたらと思っています。
ここでは、私がアカデミア志望からサービス志向のエンジニアへとキャリアチェンジするに至った、その価値観の変化の物語を、包み隠さずお話したいと思います。この個人的な経験が、皆さんが自分自身のキャリアと向き合い、納得のいく道を見つけるための一助となれば幸いです。
僕が研究職を目指した理由
私が研究者というキャリアを具体的に意識し始めたのは、学部4年生の時でした。自身の将来を考える中で、いくつかの学外活動に参加したことが大きなきっかけです。イノベーション教育プログラムや企業でのアルバイトを通じて、私は技術開発という営みに強い魅力を感じるようになりました。それは、目に見える具体的な「技術」を自らの武器にできるという手触り感と、まだこの世にない新しいものを創り出すという純粋なワクワク感でした。そして、その営みを最も深く探求できる場所が、大学院であり、その先の研究者の道だと考えたのです。
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