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sponsored by 日本ロレアル
ロレアルが主催する世界最大規模のグローバルビジネスコンテスト「ブランドストーム」。2024年度大会では、国内予選を勝ち抜いた3人の学生が世界に挑んだ。彼らが提案したのは、3Dアバターを活用したプロフェッショナルビューティーの未来像。ロレアル独自の視点とサポートを受け、挑戦の中で視野を広げた3人が見つけた成長と変化の瞬間とは。未知の世界に飛び込んだ3人が、ロレアルならではの体験から未来へのヒントを見つけた軌跡をたどる。
※内容や所属は2024年12月の記事公開当時のものです。掲載企業特有の事情により氏名は名字のみとなっています。
参加理由は三者三様。異なるバックグラウンドから挑んだ3人の思い
ブランドストームに参加しようと思ったきっかけを教えてください。
以前大学のビジネスプランコンテストに出場し、優勝した経験があります。この体験から「さらに挑戦してみたい」という気持ちが芽生え、今度は学校の枠を超えて異なるバックグラウンドを持つメンバーと取り組んでみたいと思い、外資就活ドットコムで見つけたブランドストームに応募しました。ロレアルならではのビジネスの視点を学ぶチャンスだと感じましたし、自分の限界を試したいという気持ちもあったと思います。
私は元々化粧品が大好きで、将来は化粧品会社で働きたいと思っていました。さまざまな企業のホームページを見ていた時に偶然ブランドストームのイベントを見つけ、化粧品会社が主催するビジネスコンテストに興味を持ったことがきっかけです。当初はテーマである「プロフェッショナルビューティー」が何を意味するのかもよく理解できていませんでしたが、自分の関心分野に触れられる絶好の機会だと感じ、勇気を出して応募しました。
日常生活を過ごす中で「もっとこんな商品があれば売れるのに」と感じることが多く、そこからマーケティングに興味を持つようになりました。化粧品業界への憧れもあったので、ロレアルは当初から注目していましたね。ブランドストームのことを知ったのも、登録していたWebサイトからお知らせを受け取ったことがきっかけです。ロレアルのようなグローバル企業が開催するコンテストで、自分のアイデアがどう評価されるかを知る貴重な場だと思って参加を決めました。
※ロンドンでのセミファイナルを終えて、現地の審査員から質問を受ける3人
三者三様のきっかけですね。3人は大学も学年もそれぞれですが、どうやって出会ったのでしょうか。
ブランドストームは3人1組のチーム制で、もちろん初めからチームで応募することもできますが、個人で参加した後にプラットフォーム上で仲間を探すことも可能です。私は登録したのが締め切り間近で、いいチームに巡り合えるか不安もあったのですが、運良く岡田さんが立ち上げたチームに加えてもらうことができました。
最初は他の人が立ち上げたチームに入れてもらおうと思っていたのですが、なかなかうまくマッチしなくて。それならいっそのこと自分でチームをつくろうと思い、メンバーを募集することにしました。特に募集条件は設けませんでしたが、プロフィール情報がしっかりしている人の方が安心感はありましたね。結果的に信頼できるメンバーが集まってくれて、今では良かったと思っています。
私は逆で、最初は自分でチームをつくろうとしたもののなかなかメンバーが集まらず、締め切りが迫ったタイミングで岡田さんのチームに参加しました。結果的に異なる強みを持つ3人が集まれたのは、とても幸運だったと感じます。
ということは、岡田さんがリーダー?
いえ、最初のミーティング設定などは私が担当しましたが、私はあまりリーダーには向いていない性質なので、2人に引っ張ってもらう感じでしたね。
特にリーダーは決めていません。中辻さんが言っていたように、それぞれの強みや特性を生かしながら進めた結果、3人で連携していいチームになれたと思います。
マーケティング視点で構築したアプリのプラン。ロレアルだからこそ得られた学びや気付き
どんなプランを提案したのですか。
私たちが提案したのは、3Dアバターを活用して、美容院の顧客に最適なヘアスタイルやヘアケア商品を提案できるアプリです。ロレアル独自の視点を取り入れて、単なるスタイル提案にとどまらない美容における未来の顧客体験を形にしました。
元々は「なりたい自分になろう」というコンセプトを軸に、香りのカスタマイズ機能も組み込むアイデアも検討していたんです。ただ、日本ロレアルの人事である梅原さんから「ブランドとしての一貫性とインパクトのあるポイントに絞った提案が大切」というフィードバックを受け、香りの要素は削り、アプリを通じた3Dアバターの提案に集中することにしました。結果として、サロンだからこそ意味のある提案、そして今回の該当ロレアルブランドらしさに着目した仕上がりになったと思います。
デジタルマーケティングの一環として、ユーザーの興味や好みに応じたパーソナライズ提案も取り入れました。ロレアルブランドの価値をさらに引き立てるアイデアになったのではないでしょうか。
プランを練り上げていくプロセスで、苦労したことなどはありましたか。
それはもうたくさんありました。そもそもチームを結成したのが2月中旬で、最初の提出期限が2月末です。期限が迫る中、急ピッチでアイデアを出し合う必要がありました。
2週間しか時間がないのに、最初の1週間は「プロフェッショナルビューティーの未来」というテーマの解釈が一致せず、案を出しては白紙に戻すという繰り返しでしたね。ただその中で、自然とメンバー同士の役割分担が固まって、その結果として最後の数日で全員のアイデアを集約し、チーム全員の力で何とか形にまとめられたと思います。
そうでしたね。最後は本当に集中して資料や動画作成に取り組んで、何とか期限に間に合わせることができました。
梅原さんのフィードバックも大きかったと思います。香りのカスタマイズ機能を外してロレアルのブランドビジョンに寄り添ったアイデアに練り直したことで、提案内容が一段と洗練されてビジネス目線の説得力が増したと感じています。
※世界各国の参加メンバーと交流する様子
見事、国内予選をトップで通過されたわけですが、どこが評価されたと思いますか。
私たちは、ブランドストームの評価基準である「Tech Driven (テクノロジー活用)」「Sustainable (環境配慮)」「Feasible (実現可能性)」などの六つの項目を意識して、それぞれにしっかりと応えられるよう話し合いを重ねてきました。評価ポイントを的確に押さえられたことが予選突破につながったのではないでしょうか。
「網羅性」も評価基準の一つだと思います。提案内容を多角的に検証し、ロレアルのビジネスやビジョンに調和していた点が評価されたのではないかと思います。
ほぼ同意見です。デジタルマーケティングの要素を活用し、ロレアルのブランドと一致する新しい価値を提案できたことが、高く評価された理由だと考えています。
多様な価値観に触れたロンドン大会。グローバルな舞台で得た学びと変化とは
ロンドンでのイベントでは、どんな体験をして何を感じましたか。
ロンドンでは他国の代表チームや現地のロレアル社員の方々と交流し、ロレアルが掲げるグローバルな価値観や多様性に触れる機会に恵まれました。私は元々国内志向が強かったのですが、さまざまな考え方に触れることで、自分の視野が大きく広がったと感じています。
以前は「経済学部だからコンサルかな」と安易に考えていて、実際に国内のコンサルティングファームに内定も決まっています。それ自体は後悔していませんが、将来的にはさまざまな環境でチャレンジしてみたいと考えるようになりました。現在はフィンランドに留学中で、いずれは海外で働くことも視野に入れています。
私は英語力に不安があったのですが、ロンドンでの経験を通じて海外に対する心理的なハードルが下がり、英語力や知識不足を理由に自分の可能性を狭めたくないと強く実感しました。「世界をつき動かす」というロレアルのビジョンを体感したことで、挑戦することや情熱を持って取り組むことが何より重要だと学んだので、今後も新しい機会に果敢に挑みたいと思います。
他国チームの大胆なアイデアやプレゼンを目の当たりにし、自分の視野がいかに狭かったかを痛感しました。世界大会の優勝チームは、美容院のユーザーではなく美容師側をターゲットにした提案だったんです。考えてみれば、ロレアルにとってはユーザーも美容師も同じく大切な顧客ですよね。優勝チームだけでなくさまざまなアイデアやプレゼン方法を見て、大いに刺激を受けました。
※優勝したチームの表彰式
どんな人にブランドストームを勧めたいですか。
化粧品や美容に興味がある人はもちろん、海外で働くことに興味がある人や、自分のキャリアの可能性を広げたいと考えている人にぜひお勧めしたいです。私自身は将来の仕事や働く姿を具体的に思い描けていなかったのですが、ロレアルの社員の方々や同じくコンテストに参加した学生との交流を通して、具体的なキャリア像が見えてきました。
自分が何をやりたいのか、どんな分野で活躍したいのかが少しずつ明確になっていったので、同じように将来像が曖昧な人にもいい経験になると思います。ビジネス経験や業界の知識がなくても学びながら成長できる場が用意されていますし、何より楽しみながら挑戦できる点が魅力ですね。
マーケティングや商品企画に興味がある学生には絶好の機会です。自分たちでビジネスプランを考えて、実際に企業に評価してもらうチャンスは学生時代にはなかなかありません。私自身もロレアルの目線からフィードバックをもらうことで、ビジネスの視点や実現可能性への意識がとても高まりました。グローバル企業ならではの考え方を学びたい学生には、ぜひ挑戦してもらいたいです。
明確な目標やキャリアの計画がなくても、「何か新しいことに挑戦したい」「自分の可能性を試してみたい」という気持ちがある人にぜひ参加してほしいです。企業目線でのビジネスの考え方や、実際の業界に即した知識が自然と身に付きますし、視野を広げることもできます。
何より、各国から集まった参加者と切磋琢磨(せっさたくま)できることは大きな魅力です。挑戦したいという意欲さえあれば、間違いなく成長を実感できるでしょう。
ありがとうございます。最後に、ブランドストームへの参加を検討中の学生たちにメッセージをお願いします。
最初は不安や緊張があって当たり前だと思います。それでも、少しでも興味があるなら思い切って挑戦してみてほしいです。ロレアルでしか得られない貴重な体験と学びが詰まったイベントなので、まずは勇気を出して一歩を踏み出してみてください。きっと何かが変わるはずです。
自分が知らない業界やビジネスの現場を知る機会は、将来の大きな財産になります。私自身も、多様なバックグラウンドを持つメンバーと意見を交わし、企業の視点で物事を考えることで、大きく視野が広がりました。ぜひ積極的に参加して、自分の可能性を広げてみてください。
私も最初は「やってみたいけど、やり切れるか分からない」と思っていましたが、ロレアルの文化や価値観を肌で感じ、多国籍の学生たちと交流することで、さまざまな学びを得ることができました。学生だからこそ得られる貴重な経験を、ブランドストームでぜひ手にしてほしいと思います。
※ロンドンでのアフターパーティー。左から2番目はフィードバックを担当した日本ロレアル人事の梅原康太
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