【社会人1年目の答え合わせ 第20回・最終回】内定は、ゴールではなく「初期装備」だった──1年目の私から、就活の渦中にいるあなたへ

【社会人1年目の答え合わせ 第20回・最終回】内定は、ゴールではなく「初期装備」だった──1年目の私から、就活の渦中にいるあなたへ

2026/07/22

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eyecatch

大手デベロッパーで働く社会人1年目です。就活生だった頃の自分が信じていたことを、社会人になった今の目線で答え合わせしてきたこの連載も、いよいよ最終回です。

ガクチカが配属初日に滑った話から始まり、配属、雑用、強みの崩壊、飲み会、お金、上司、失敗、そして就活のやり直し案まで、20回にわたって書いてきました。最終回は、個別のテクニックの話ではありません。全19回を貫いていた一つの結論と、いま就活の渦中で消耗しているあなたに、椅子の反対側から伝えたいことを書いて、締めくくりたいと思います。

内定式の日の私に、教えてやりたいこと

内定式の日のことは、よく覚えています。

スーツの内定者たちが集められ、辞令のような書類を受け取り、役員の話を聞く。あの日の私は、率直に言って、人生の大きな山を登り切った気分でいました。数ヶ月の自己分析、何十枚のエントリーシート、数え切れない面接。そのすべてが、この一日のためにあった。心のどこかで、就活の合格発表をもって、物語の区切りがついたと感じていたのです。

実際、内定式のあとの数ヶ月、私の就活の道具一式は、押し入れの奥で眠っていました。面接ノートも、自己分析のメモも、もう用済みだと思っていたのです。それを引っ張り出す日が来るとは、あの頃は想像もしていませんでした。

入社から時間が経った今、あの日の自分に教えてやりたいことがあります。お前が受け取ったのは、ゴールテープではない。これから始まる長いゲームの、初期装備だ、と。

内定とは、スタートラインに立つ権利と、最初の環境と、いくらかの期待値。その三点セットにすぎませんでした。装備をどう使うかは、入社後の自分に委ねられています。そして皮肉なことに、この連載で書いてきたとおり、装備の使い方を学ぶ場面で効いてきたのは、内定という結果そのものではなく、就活の過程で身についた副産物のほうだったのです。

就活の「本体」は、内定ではなく副産物だった

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