会員登録すると
このコラムを保存して、いつでも見返せます
こんにちは。情報系の学部に所属している25卒の大学院生です。私は学生時代の就活期間中、授業、研究、アルバイト、インターンを同時並行で進めていました。終わってみれば良い経験でしたが、これらのことを就活期間中に同時並行で行うのは、非常に大変だったと記憶しています。
本記事では、就活も進めつつ、学生生活もしっかり充実させたいと考えている学生向けに私が実践していた両立のコツについてまとめようと思います。
私の就活スケジュール例
大学院に入学してから内定をいただくまで、私は以下のようなスケジュールで動いていました。
学部時代
- 3月:国内学会発表、バイト
大学院時代
- 7月:国際学会に論文投稿、バイト
- 9月:インターン、研究、バイト
- 10月:国際学会発表、バイト
- 11月 - 12月:インターン、研究、バイト
- 1月 - 3月:本選考、早期選考、バイト
- 3月:内々定
このように大学院1年は、常に複数のタスクに追われていることがよくあります。インターンで出会った他の学生もかなりの割合でこれらのタスクを両立していました。
忙しい中で意識するべきこと
私がこのように複数のタスクに追われた際は必ず「一石二鳥」と「共通点を見出すこと」を意識していました。「一石二鳥」とは、何らかの経験を積んだ際に必ず他の物事に対しても生きるようにすることです。共通点を見出すことは、異なるタスクAとタスクBに取り掛かっている際に、それぞれのタスクの共通点を見出して、「一石二鳥」状態を作り出すことです。
世の中の仕事や研究、作業に必要とされる能力には、論理的思考力やコミュニケーション能力など共通する部分が多くあると私は考えております。これらの共通化している能力を一つのタスクで身につけて、他のタスクに応用することで効率的に物事を進めていくことができると考えています。これからそれぞれの事例について触れていこうと思います。
就活 x 研究
私は、AIによる農業支援の研究に取り組んでいました。一方インターンでは、AIによるユーザー間マッチングの最適化に取り組んでいました。
「農業」と「マッチング」には関係性が薄いように感じますが、これらのタスクは以下の点で共通していました。
- 「農業」ではAIを使って植物を分類していた。一方「マッチング」では、AIを使って、人同士がマッチングするかどうかを分類していた。→ 「AIによる分類」が共通
- 「農業」の課題解決の際に用いたPDCAの考え方を「マッチング」にも適用
このように、複数の共通点を見出し、どちらかのタスクでスキルを身につけた時点で、もう一方のタスクにも還元されるように意識して、学習を進めていきます。
このように共通点を見出してから、一石二鳥を意識することで、少ない時間を有効に活用して学習を進めることができます。
就活 x アルバイト
私や私の周りの友人をはじめ、多くの大学院生は生活や遊びのためにアルバイトをする必要がある人がほとんどだと思います。ここでよく発生するのが、ただ時間とお金を交換するだけのアルバイトです。これをやってしまうと、高い学費を払って得た大学院生という時間を、最低賃金に近い形で元に戻すということが起きてしまいます。
そこで私が意識していたのは、 「時間 + α とお金の交換」をするアルバイト です。この+α の部分は、同世代との交流、したことない経験、スキルの取得など、人によって様々ですが、この + α を意識することで時間を有効に使えるようになります。
私は、大きく2つのアルバイトをしていました。一つ目は、学部生時代から続けてきていたAIやシステムの開発のアルバイトです。このアルバイトでは、AIに関する知識やシステム開発の知識、チームとしてのプロジェクトの進め方など多くのことを学ぶことができました。二つ目は、大学の留学生をサポートするアルバイトです。このアルバイトにより、外国の方との英語による交流への心理的ハードルが大きく下がりました。
アルバイトで得たこれらの経験は、私が申し込んでいた職種で必要とされるスキルと共通する部分が多くありました。例えば、AIや開発の知識はそのまま、AIエンジニアの必要要件につながり、英語でのアルバイト経験は、グローバルなメーカーの選考を受ける際に大きく貢献したと考えています。ここでも、アルバイトで得た経験が「一石二鳥」の役割を果たしてくれました。
研究 x アルバイト
最後は、研究とアルバイトについてです。多くの大学院生は、就活をする必要があるものの、同時に研究を行い、修論を執筆しなければなりません。ここでも就活xアルバイトの場合と同様、アルバイトで得た知識と研究で必要な知識を共通化して、研究に還元ができます。
また、私が意識していたことは、研究が絡むアルバイトをすることです。自身の研究分野と関連のあるアルバイトをすることで、お金を稼ぐ時間と研究のための勉強の時間が共通化され、大きく効率化することができます。それだけでなく、AIが絡むアルバイトなどは、普通のアルバイトと比較して賃金が高い傾向にあり、結果として少ない時間で効率的に稼ぐことができ、就活にも多くの時間を割くことができます。選考面接の際も、アルバイトにより実務経験を積んでいることで、エピソードに具体性が生まれ、有利に進んでいるように感じました。
まとめ
本記事では、自分なりの就活、研究、アルバイトの両立の仕方についてまとめてきました。人によってはこれだけでなく、留学、個人開発などの要素が入ってくることもあるかと思います。何のタスクを並列で処理にせよ、大事なことは、一つ一つの物事でどのような経験が得られるかを意識し、そこで得た経験を他の物事に活かすことだと思います。
そのキーワードとして私の場合は、「一石二鳥」と「共通点を見出すこと」を意識していました。今回は大学院生の就活を元にしましたが、この考え方は、様々な物事に通じることだと思います。
会員登録すると
このコラムを保存して
いつでも見返せます
マッキンゼー ゴールドマン 三菱商事
P&G アクセンチュア
内定攻略 会員限定公開
トップ企業内定者が利用する外資就活ドットコム
この記事を友達に教える