今から就活を始める方必見!大手メーカーに内定した底辺就活生の自己分析術

今から就活を始める方必見!大手メーカーに内定した底辺就活生の自己分析術

2025/05/29

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こんにちは!地方国立大の理系修士在籍者で、大手メーカーに内定した者です。この記事では私の就活体験をもとに、どのように自己分析を行い、いかにして就活軸を定めて内定までこぎつけたのかを詳しくご紹介していきます。まさにこれから就活にむけて動こうと思っている方の背中を少しでも押せれば嬉しいです。

著者プロフィール

・地方国立大学の理系大学院生(生物系の研究)
・就職活動は都内転勤無し大手メーカーを中心に受ける
・体育会系運動部に所属(弱小部活動)
・研究活動の兼ね合いから、早期(3月まで)の内定を目指していた

こんな感じの私が、就職活動に向けて行った自己分析を紹介します

自己分析とは?なぜ大事?

自己分析とは、「過去」「現在」「未来」の自分を説明できる状態にすることです。具体的には、過去の原体験や具体的なエピソードを洗い出し、現在の自分の価値観が形成された経緯を書きだします。

また、現在自分が力を入れて取り組んでいること(ガクチカ)とそこで発揮した能力を明確にすることで、未来の自分がどう活躍できるか、将来のなりたい姿とあるべき姿を描くことです。なぜ、この自己分析が大事なのでしょうか?理由は2点あります。

1:「就活はゴールではなく、スタート」だから

就職活動を始める際、内定がゴールであると錯覚してしまいます。しかし、内定は社会人のスタートであり、やりたい職業でなかった場合や思っていた仕事と違った場合は辛い社会人生活がスタートしてしまいます。

実際に、新卒で企業とのミスマッチが理由で三年以内に辞めてしまう割合は約30%となっています。そのため、自己分析を完璧にして企業とのミスマッチを無くしましょう!

2:「面接で過去、現在、未来について聞かれる」ため

面接で直接「過去のあなたについて教えてください」と聞かれることはありませんが、「なぜそのような行動をとったのですか?」という質問に対して過去の原体験をもとに説明すると説得力が増します。

また、「あなたがこの職業で達成したいことは何ですか?」など未来について聞かれることもよくあります。自己分析をしていればノータイムで完璧に回答できますので、内定にぐっと近づきます。

以上の点から自己分析は就職活動において非常に重要な役割を果たします。では、自己分析はどのように行えばいいのか、実際に私が行った例をもとに紹介します。

自己分析のやり方

〈過去編〉

過去の自分を分析する際はモチベーショングラフを作成するのが効果的です。企業によっては書類選考の段階でモチベーショングラフの提出を求められることもあります。”モチベーショングラフ”で検索するとフォーマットが出てきますのでまずはプリントしてみてください。

時系列と共に自身のモチベーションを評価し、なぜ高かったのかor低かったのか分析します。そのグラフの高いときと低いときがあなたの価値観を表していることが多いです。ぜひ、モチベーションが高いときの共通点、低いときの共通点を探してみてください。また、過去に力を入れた経験を書きだし、なぜ頑張れたのか考えるのも良いでしょう。

私を例に1つ考えてみましょう。

・モチベーション高かった出来事:中学校の野球部で優勝を目指して毎日素振りをしていた
・なぜ頑張れたのか:周りに同じ目標を追う仲間がいた。日々自己成長を実感できた
・この経験からわかる価値観:”協力”、”成長”など

〈現在編〉

現在編は最もシンプルです。あなたが大切にしている価値観を列挙し、その中でも優先順位の高い3つを書き出してみましょう。また、その価値観がなぜ大切なのか、原体験を考えましょう。

実際に私が行った自己分析を例に2つ紹介します。

大切にしている価値観1位:「協力・連携」

理由:長期インターンシップで他者と共に仕事を進めているときにこれまでにないやりがいと達成感を感じた。また、日常的にコミュニケーションを取ることが好きであるから。

大切にしている価値観2位:「家庭との両立」

理由:学校から帰宅後、家族でご飯を食べている時間に幸せを感じた。将来子供ができたときに息子に同じことをしてあげたいと考えているため。

〈未来編〉

未来編は仕事のみならず、将来のなりたい姿を思い浮かぶ限り書き出してみてください。例えば「お金持ちになりたい」でも構いません。ではなぜお金持ちになりたいのか考えてみてください。このようになりたい姿の理由を突き詰めてみてください。そうすることで将来の自分が見えてくるはずです。

私自身もなりたい姿を書き出した時に「お金持ちになりたい」という夢がありました。しかし、突き詰めてみるとその優先順位は低く、本質的に自分の夢ではないことが分かりました。まずは一度書き出してみましょう。なりたい姿がきっと見つかるはずです。また、なりたい姿が見つかればなりたい職業、行きたい企業が自然と見えてくるでしょう。

就活軸の定め方

ここまで自己分析の方法について解説しましたが、最期に就活の軸について解説します。”就活の軸”とは、あなたが就職活動をする上で「譲れないもの」「大切にしたいもの」だと考えてください。この就活の軸を定める理由は大きく二点あります。

1.企業とのミスマッチをなくす

前述したように、就職活動はゴールではなくスタートです。入社後に「なんか思っていた仕事と違う」「自分に合っていないかも」と思ってしまっては本末転倒です。内定を獲得することを目的ではなく、良い人生を送るための手段にしましょう。そのためにも、自己分析を完璧にして就活の軸を定めることが効果的です。

2.ESや面接の通過率を上げる

あなたの就活の軸と企業理念がマッチしたとき、内定を獲得できると考えてください。あなたの人生の目的と企業の進む方向が同じであるならば、絶大な力を発揮できるためです。そ

のため、就職活動の軸をはっきりと定め、なぜそれを軸にしているのかやきっかけとなった原体験を突き詰めましょう。(これが自己分析です。)自己分析と就職活動の軸はセットだと思ってください。この2つを完璧にできればESや面接の通過率がグンと上がります。

実際にどう定めるか

では、ここから実際の方法について解説します。就活の軸を定める方法はいたってシンプルです。自己分析で見つけたあなたの価値観をさらに具体化して下さい。

以下に例を示します。

大切にしたい価値観:成長

→就職活動の軸:専門的なスキルを身に着けたい、若手から責任ある仕事を任せてもらえるなど

このような形で価値観から入社後の自分をイメージするだけです。注意するのは、企業ごとに多少就職活動の軸をカスタマイズすることです。企業目的や企業理念に合うように言い換えましょう。一方で、大きく変える必要はありません。

真に企業とのマッチングがよければ、そのままの軸で内定を獲得できるためです。逆に、取り繕った就活の軸で内定を得ても、内定後に苦労するだけだと思います。あなたの正直な気持ちを大切にしてください。

総括

今回は自己分析の重要性とやり方を解説しました。自己分析であなたの就職活動はより効率的かつ、充実したものになるでしょう。また、私は自己分析が就職活動以外にも活きたと思っています。自分が好きなもの、嫌いなもの、やりたいこと、やりたくないことがわかったことで考えがよりシンプルになりました。

ぜひ、時間をかけて過去・現在・未来の自分を見つめ直してみてください。きっとあなたの就職活動、人生が豊かになるはずです。これを読んでくれたあなたの就活が成功することを心から願っています。

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