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大事なのは「信頼」。ゴールドマン・サックス、意外な採用理由とは

ゴールドマン・サックスインタビュー


〈Profile〉
番匠谷 光(ばんしょうや ひかり)さん
ゴールドマン・サックス証券株式会社
証券部門 債券為替コモディティ営業本部
ホールセール・ソリューション部

東京大学教養学部 言語情報科学分科を卒業後、2014年にゴールドマン・サックス証券 証券部門へ入社。現在、債券デリバティブの営業およびプライシングに従事

先が読めずワクワクする環境に惹かれ、入社を決意

—ゴールドマン・サックスの面接を受ける前に、すでに入社を決めていた会社があったと聞きました。

外資系の戦略コンサルティングファームに入社を決めていました。

私が就職先を選ぶ際に大事にしていたことが2つあります。一つはグローバルで活躍できる舞台があること。そしてもう一つが、出産等の人生の転換点を考えたときにキャリアの選択肢が拡がるよう、若手のうちに成長し自分の市場価値を上げていける職場であること。

若手が鍛えられるチャンスがあるところとなると、外資系のカルチャーがフィットするかなと思いました。また大学では教養学部という進路を選んだのですが、それは横断的な研究をするのが楽しかったからです。だから業界を一つに絞らずに、コンサルとしていろんな業種をみて様々な会社と向き合えるのは素敵だなと思っていました。

そこで大学3年の冬に、外資の戦略コンサルにエントリーしました。その選考過程で先輩たちと話をしていくうちに会社のビジョンにとても惹かれ、ここに入りたいという気持ちがどんどん強くなっていきました。インターンシップのプレゼンで高い評価をいただけたことも自信につながりました。12月にその会社から内定をいただいたときは、「これにて私の就活は終了!」とすべて終わりにするはずだったんです。

—それが一転して、なぜゴールドマン・サックスに営業として入社することになったのでしょうか。

12月に内定をいただいた後に、すでにエントリーしていた企業からいくつか選考の案内が来まして、その1つがゴールドマン・サックスでした。これからコンサルとしてやっていくにあたり、様々な業界を見ておいたほうがよいと思い、選考を受けることにしました。もちろんこの時点では、入るつもりは全くありませんでしたし、内定をいただいた戦略コンサルにはあらかじめ了承をとっていました。

ところが順調に選考が進み、いよいよ10人程度に候補が絞られてきたところで、これはまずいと思い、入社の意思がまだ無いことを採用担当者に相談しました。「それでもいいので、選考を受けに来て欲しい」と言われて、どんどん選考が進んでいくうちにいつしかゴールドマン・サックスに惹かれている自分がいたのです。

—惹かれる理由としては、何が一番大きかったのですか。

「先の読めないワクワクする環境」、これが最大の理由でした。

コンサルタントとしては、自分が数年後にどうなっているかが何となく想像できました。うまくいけばこのくらいにはなれるだろう、悪くてもここまではいけるだろうというイメージが持てたんです。

しかし、投資銀行の営業に関しては何が完成形なのかが全くわからないし、自分が営業としてどのようなキャリアを描けるのかが全然イメージできなかったんです。ものすごく成功するかもしれないけれど、下手をすると全く使い物にならないかもしれないという「先が読めない感」がありました。

というのもゴールドマン・サックスの場合、面接でお会いする社員のタイプが一人ひとり違いすぎて、どれが本当のゴールドマン・サックスの営業の姿なのかがわからなくなってしまったんです。話が面白くてツッコミが鋭いコテコテの関西人もいれば、コンサルにいるようなロジカルで理知的な人がいたり、あるいは筋肉隆々の体育会系の人がいたり…。面接で数十人の方とお会いしましたが、本当にいろんなタイプの方が登場するのが実に衝撃的でした。

すでに内定をもらっていた戦略コンサルでは知り合いも多かったですし、「英語話せます」「ロジカルシンキング好きです」というタイプの方が多かったので、安心感がありました。

一方、ゴールドマン・サックスの社員の方々はバラエティに富んでいて、これまで知らないタイプの方と接する緊張感と不安でいっぱいになりました。でも、だからこそ強烈に惹かれましたし、こちらのほうが自分は他の人と違う価値を創り出せるかも知れないとも思いました。

もともと外資系金融にはあまり良いイメージを持っていませんでしたが、選考を重ねるにつれ私の誤解は消えていき、いつの間にか面白いと感じ、どうしてもここで働きたいと思うようになりました。

「家族はチーム」。留学で完全解消した女性ハイキャリアへの不安

ゴールドマン・サックスインタビュー

—あえて厳しい環境へと飛び込む価値観は、いつ形成されたのでしょう。

高校の時だと思います。
2才から6年間、父の仕事の関係で米ニューヨークで過ごしており、幼稚園児レベルですけど英語ができたので、中学・高校時代にはフランス語を第一外国語として選びました。

しかし、英語ができないと先々困ると思い、大学受験はあえて英語で東大に入ろうと決めました。そんな矢先に母が入院したんです。しかも父は単身赴任でいない。頼みの兄も夜間にアイスホッケー部の練習があるため、ほとんど顔を合わせない。私が家事をすることになったのですが、なんとかそこで踏ん張って東大に現役合格しました。しかも英語は受験生の中で最高点をマークしたんです。

この成功体験は本当に大きかった。「逆境に立てば立つほど私は強くなれる。頑張れるんだ」って。だから試練の多い仕事を選ぼうという考えになったのだと思います。

—就職を意識し始めたのはいつ頃からでしょうか。

大学2年生でIT企業のインターンシップに参加した時です。営業マーケティングをどうするべきかというタスクを個人ワークとグループワークで考えていくという内容でした。

最終日のCOOに向けたプレゼンテーションでは、私はチームの代表の役割も担わせてもらい、MVPにも選ばれました。これは営業に対する不安を払拭する経験となりました。

そして大学3年生に上がると同時に1年間英国に留学。ここで私の就職に対する考えが変わりました。というのも私の母は専業主婦だったので、それまでは女性がフルタイムのキャリアを持つイメージが湧かなかったんです。

英国では12人の英国人とシェアハウスで暮らし、クリスマス休暇などには彼らの実家に遊びに行くんですけど、共働きが当たり前なんですね。必ずしも家族に尽くしてサポートする人がいなくても、「家族はチーム」という考えのもと皆で助け合ってうまくやっていけることを知り、女性がフルキャリアを持つことへの不安が解消されました。

留学から戻り、本格的に就職活動を始めました。当時は外資系だけでなく、広告や商社、メーカーなどの国内企業も幅広く見ていました。

—その後、戦略コンサル会社から内定をもらっていたのにもかかわらず、ゴールドマンへの入社を決意することに。コンサル会社からはかなり引き留められたのではありませんか。

2月の終わりにゴールドマン・サックスの内定が出たので、戦略コンサルにはお断りの連絡をしました。事前に他の会社の面接に行くことはお伝えしていたので、円満に話し合いは進みました。ダイバーシティに富んでいる社風の面白さ、営業という仕事への興味など正直に包み隠さず話しました。

最後はパートナーから「そこで経験を積んでから、もしまたうちに来たいと思えばいつでも門をたたいていいよ」と言っていただき、正直な姿勢で就職活動をして良かったと心から感じました。

能力よりも「信頼」。チームワークで日々チャレンジ

ゴールドマン・サックスインタビュー

—現在の業務について教えてください。

今はデリバティブ内包債券の営業に従事しています。仕組債(投資家のニーズに合うようスワップやオプションなどの金融派生商品を自分で組み合わせて設定する債券)を扱うので、営業だけでなく商品開発やトレーディングに近い側面もありますね。業務の大半はプライシング(価格設定)に費やしています。

実は今の業務に就く前は、為替営業を担当していました。マーケットで売り買いをくり返す為替業務は本当にテンポが早くて、のんびり屋の私には合わず毎日が四苦八苦。でも持ち前の逆境魂で日々、取り組んでいました。

そんな折、現在のチームのビジネスが拡大し追加で人員を探していたんです。そこで私に声がかかり異動することになったのですが、なんとマネージング・ディレクターからお客様を引き継ぐことになったのです。お客様の中には大口取引先もあります。

しかも仕組債はたいへん難しい商品なので理解するのも大変。知識が足りないのにお客様にサービスを提供しないといけないというものすごい逆境に立たされていて、わからない、できないということだらけ。壁にぶち当たってはそれをなんとか乗り越えることの連続で、エキサイティングな毎日を過ごしています。

—どうやって壁を乗り越えているのですか。

キャリアの長い上司がついていますし、何か問題が起きる前にチームが完全にサポートしてくれます。我々の仕事はチームワークありきで成り立っているのです。これは本当に意外でした。営業という仕事は、個人同士の戦いという側面が強いのだと思い込んでいたのですが、実はチームで連携しないと誰一人うまくいかないんです。

部署間のチームワークも強くて、他の外資系証券会社から転職してきた人がびっくりするほど、とにかくトレーダーと営業の信頼関係がものすごく強い。営業が困っていたらトレーダーが助けてくれますし、私たちもトレーダーを絶対守るという思いを持っています。

—ほかに意外だったことはありますか。

実は私が内定をいただいた最終的な理由が、「君は信頼できる子だから採ります」だったんです。他社では「君はヒューマンスキルも高く、ロジカルで、英語もできる。うちの戦力になると思うので、ぜひ来てください」という評価でしたから、「信頼できるから採用する」という理由が衝撃的で、これで最終的に入社を決意しました。

ゴールドマン・サックスインタビュー

—今後、どんなキャリアを描いていきたいですか。
5年後、10年後には今と全然違うことを考えていたい。結婚や出産という女性としての選択肢にぶち当たる局面までにすごく成長していたいですね。

今までの人生を振り返ると、何かを目標を持って頑張っているうちに違う目標ができて、気付いたら全然違うことを考えている自分がいました。だから目の前のことをガムシャラにやった結果、何か新しいものや次のステップが見えてくるのかなと思っています。まずは自分が今やっている仕事で一人前になりたいですし、第一人者になれるのならそこまで目指したいですね。


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