商社・デベ・広告内定者が語る!面接完全攻略:第1回「面接の本質と評価構造」

商社・デベ・広告内定者が語る!面接完全攻略:第1回「面接の本質と評価構造」

2025/06/26

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eyecatch

こんにちは!商社、デベロッパー、広告業界から複数の内定を獲得した慶應生の者です。

ES、GDという関門を突破した皆さんが次に挑むのは、 就職活動の天王山とも言える「面接」 です。ここでのパフォーマンスが、内定を大きく左右します。

多くの学生が面接を「用意した回答を完璧に発表する場」と誤解していますが、それではトップ企業の面接官を唸らせることはできません。面接の本質は、 プレゼンではなく「対話」 です。

この『面接編』では、私が数々の選考を突破する中で体系化した「戦略的対話術」を全4回にわたってお伝えします。第1回となる今回は、 全ての戦略の土台となる「面接の本質と評価構造」 を解き明かしていきます。

面接官は何を見ている?評価の裏側にある「3つの柱」と業界別ポイント

面接は「対話」の場、決して「プレゼン」ではない

面接対策と聞くと、多くの学生が「想定問答集を作り、回答を暗記する」という作業に走りがちです。しかし、これは最も陥りやすい罠の一つです。暗記した答えを流暢に話すことができても、それは「話が上手い」だけであり、面接で本当に求められる「対話が上手い」とは全く異なります。

話が上手い(一方通行)

用意した原稿をよどみなく話す。相手の反応に関わらず、自分のペースで情報を伝える。

対話が上手い(双方向)

質問の意図を正確に汲み取り、結論から分かりやすく答える。相手の表情や相槌を見ながら、話すスピードや間の取り方を調整する。会話のキャッチボールを意識し、相互理解を深めようとする。

面接官は、完璧なロボットを求めているのではありません。 あなたという人間を理解し、自社で活躍してくれるかどうかを見極めたい のです。そのためには、用意された言葉の交換ではなく、その場その場で生まれるライブ感のある「対話」が必要不可欠です。

評価の裏側にある「3つの評価軸」を解体する

面接官の評価は、決して「なんとなく良い/悪い」といった曖昧なものではありません。多くの場合、以下の「3つの柱」に基づいて、構造的に候補者を見ています。この評価軸を理解することが、効果的な対策の第一歩となります。

①思考力(地頭の良さ)

これは、知識の量ではなく「 どう考えるか 」というプロセスを評価する軸です。特に、地頭の良さを重視する企業では、この能力が厳しく見られます。

質問の意図を正確に理解する力

面接官が何を知りたくてその質問をしているのか、その背景を瞬時に察知する能力。

構造化して分かりやすく説明する力

自分の考えを、相手が理解しやすいように整理し、論理的に展開する能力。

例えば、「学生時代に最も力を入れたことは何ですか?」という定番の質問に対しても、ただ時系列で話すのではなく、「はい。私が学生時代に最も力を入れたことは〇〇です。これについて、

「【1. 取り組んだ背景、2. 直面した課題、3. 乗り越えるための具体的な行動、4. 結果と学び】の4つの点からご説明します」

と前置きするだけで、「この学生は構造的に物事を考えることができるな」という印象を与えられます。

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