会員登録すると
このコラムを保存して、いつでも見返せます
はじめまして、26卒として就職活動をしていた者です。
コンサル、金融、総合商社、ITなど幅広く受ける、いわゆる「ミーハー就活生」でした。早い時期にコンサルから内定をいただきつつも、「高給でモテそう!」といった甘い憧れから総合商社を本命に切り替え、無事に内定を獲得しました。
本記事では、そんな自身のミーハー就活の経験から「「なぜ、それでも商社?」コンサル内定後に見えた商社のリアルな魅力と私のキャリアプラン」について、具体的にお話しします。この記事を最後まで読めば、あなたが面接で語るべき「自分だけの志望動機」を構築するための、具体的なヒントが見つかるはずです。
総合コンサル内定後も商社を選んだ(選考を受け続けた)理由
コンサル内定で得た自信と、拭いきれなかった「違和感」
コンサルティングファームから内定を得たことは、私の論理的思考力に一つの「お墨付き」が与えられたようで、大きな自信になりました。複雑な課題を構造化し、最適解を導き出すプロセスは、間違いなく知的に刺激的な挑戦です。
しかし、jobや選考を通じて、その仕事がどこか「机上のシミュレーション」であるような感覚も同時に抱いていました。どれだけ精緻な戦略を組み立てても、そこには事業の現場が持つリアルな手触りや、予期せぬトラブル、そして人の感情といった変数が欠けているのではないか、という疑問が頭から離れなかったのです。
「ロジック」よりも「信頼」が人を動かすという現実
その疑問に答えるヒントは、コンサルと商社の根本的な違い、すなわち「 実業 」を有しているかどうかにありました。商社のビジネスとは、第三者として戦略を提言するのではなく、自らが事業の主体として、泥臭い業務も含めて実際に手を動かし、試行錯誤しながら成果を追求していく営みそのものです。そんな現場のリアルを、面談でお会いした社員の方が象徴的な言葉で教えてくれました。
「どんなに優れた計画も、実行するのは結局、人なんだ。ビジネスの現場では、異なる背景を持つ大勢の人を動かさなければならない。その時、最後に問われるのは『この人と一緒に仕事をしたいか』という、極めて人間的な信頼関係なんだよ」
この言葉は、私の視野を大きく広げてくれました。ビジネスにおける「実行」とは、単なる作業ではなく、多様なステークホルダーを巻き込み、利害を調整し、一つのゴールに向かわせる高度なコミュニケーションそのものなのだと気づかされたのです。
知的挑戦の先へ―「事業を動かす手触り」を求めて
この気づきを境に、第三者として客観的に最適な「解」を提示するコンサルタントの仕事も魅力的ですが、それ以上に、自らが事業の「 当事者 」となり、複雑な人間関係や泥臭い交渉も含めた全プロセスに責任を持って関わる働き方に、より強いやりがいを感じるようになったのです。知的挑戦に加えて、事業を動かす リアルな手触り と、それに伴う 人間的な成長 を求めること。それが、私がコンサルティングファームではなく、総合商社というフィールドを選んだ、偽らざる理由です。
選考を通じて感じた商社業界の将来性と社会的役割
「商社って、ただの中抜きじゃないの?」。インターネットでメーカーから直接モノが買える時代、私も当初はそんな「商社不要論」を耳にし、その将来性に漠然とした不安を抱いていました。
...
会員登録して全ての内容を見る
続きは外資就活ドットコム会員の方のみご覧いただけます。
外資就活ドットコムはグローバルに活躍したい学生向けの就職活動支援サイトです。会員登録をすると、「先輩のES・体験記」や「トップ企業の募集情報リスト」など、就活に役立つ情報をご覧いただけます。