【社会人1年目の答え合わせ 第9回】年収ランキング上位の会社に入った私が、初任給の明細を見て考えたこと

【社会人1年目の答え合わせ 第9回】年収ランキング上位の会社に入った私が、初任給の明細を見て考えたこと

2026/07/22

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eyecatch

大手デベロッパーで働く社会人1年目です。就活生だった頃の自分が信じていたことを、社会人になった今の目線で答え合わせする連載の第9回です。

今回は、就活生同士では妙に語りにくい、お金の話です。業界研究と称して年収ランキングを眺め、平均年収の高い順に憧れを抱く。私もそういう就活生でした。デベロッパーも商社も広告も、ランキングの上位常連です。では、その上位企業に入った1年目のお金のリアルはどうなのか。初任給の明細を見た日から考えてきたことを、正直に書きます。

給与明細を開いた日、まず「引かれる側の列」を見た

初任給の支給日、私は少し浮かれていました。人生で初めての、まとまった自分の稼ぎです。学生時代のアルバイトとは桁が違います。何に使おうか、親に何か贈ろうか、と考えながら明細を開きました。

最初に目に入ったのは、支給額ではなく、控除の列でした。健康保険料。厚生年金保険料。雇用保険料。所得税。見たことのない項目が並び、それぞれが容赦なく引かれていく。額面と手取りの間には、想像していたよりずっと大きな段差がありました。

しかも後から知ったのですが、これで全部ではありません。住民税は前年の所得に課されるため、新卒1年目はほぼ引かれず、2年目から本格的に始まります。つまり、今の手取りは「一番引かれていない状態」なのです。先輩たちが「2年目の6月の明細は覚悟しとけよ」と笑っていた意味が、ようやく分かりました。

浮かれた気分は、明細一枚で現実に引き戻されました。そして同時に、就活生の頃の自分のお金の見方が、いかに雑だったかを考え始めたのです。

その夜、同期のグループチャットも明細の話題で持ちきりでした。「控除って何だよ」「社会保険料が強すぎる」。年収ランキングを眺めてこの会社を選んだはずの集団が、揃って手取りの現実に驚いている。冷静に考えると、少し間抜けな光景でした。

年収ランキングの数字は、「今の自分」の給料ではなかった

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