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はじめに
ディー・エヌ・エーを創業され、日本を代表するIT企業にまで成長させてこられた南場智子さん。第2回のインタビューではDeNAの創業期から成功するまでに秘訣について、お伺いしました。今回は最終回、DeNAが目指す道とはどういった世界なのか、について詳しく掘り下げてみたいと思います。聞き手は、外資就活ドットコムを運営する株式会社ハウテレビジョン代表の音成洋介です。
第1回はこちら
マッキンゼーではトコトン仕事をする姿勢を身につけた|DeNA取締役ファウンダー 南場智子氏インタビューvol.1
第2回はこちら
ディー・エヌ・エーがこれまで成長してこれた理由|DeNA取締役ファウンダー南場智子氏インタビューvol.2
コンサル経験はハンディキャップでしかない
---現在すでに世界展開されていると思うのですが、グローバル企業となるために、必要なこと、または工夫していることはどういったところでしょうか
自分で目標を立てて、それを達成するためにドライブをかけ、目標を達成することが出来る人材をたくさん作りたいです。DeNAはそうした人材を多く作りだしていると思います。
可能性のある人間を採用し、もっともっと沢山のステージに載せて輝かせて、どんどんスターにしていきたい。事業の周りに人をくっつけるのではなくて、人の周りに事業が出来る。世界的企業になるのは、そういったことではないかと思います。
---優秀な人をどれだけ集めて、活躍させるかといったことでしょうか?
DeNAはたまたま高学歴の新入社員が多いのですが、単に高学歴ではだめなんです。高学歴の学生は「間違わない達人」になっている人が多いと思います。小さい頃から、教育は間違わないようにする方法を教えるようになっていますよね。
でも大きなチャンスは、意外と間違いのそばにあるのではないでしょうか。
「物事を決して間違わない達人」を選んでもダメで、そしてあまりにも常識的だと上手くいかない。常識じゃないところに新しい事業の可能性があるので、それをどれだけモノに出来るかではないかと思います。
---クリエイティブともまた違いますか?
クリエイティブな人も、そうでない人も両方必要です。リーダーの数だけ事業が生まれる。そうしたポジションには常識を疑える人が望ましいです。それでいて、間違いを恐れずに挑戦していける人、エネルギーレベルの高い人がいいですね。
---DeNAはコンサルタントや投資銀行出身者も多く在籍しているとは思いますが、こういったプロフェッショナルファームを経て入社するのと、新卒で入社するのでは、成長に違いはあるのでしょうか?
中途でマッキンゼーなどから採ってはいますが、それはそうした人材が流動性が高いためです。コンサルタントでの経験はハンディキャップになることが多い。出来るだけ実業の世界に早めに入った方がいい。
コンサルティングと実業は真逆で、
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