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“BigTech”とも呼ばれるGAFAM(Google,Apple,Facebook,Apple,Microsoftの頭文字をもととした、米国のTOPテクノロジー企業の総称)の企業は、選考の難度が非常に高く、応募することすら躊躇する学生も多い。今回はそんなBigTechの企業のソフトウェアエンジニア職に、学部卒で内定したMさんのインタビューを取り上げる。修士や博士卒の内定者が多い中で、「むしろ学部卒で就職するデメリットはない」と話すMさんに、その考えと取り組みについて聞いた。
1年で引越し4回!?行動力やタフネスが磨かれた留学生活
——プログラミングを始めたきっかけは何ですか。
M:2年の秋から授業で学んだのが最初です。プログラミングについては、映画などで見る黒画面に緑文字のハッカーのイメージがあり、漠然とした憧れがありました。
——どのようにプログラミングを勉強しましたか。
M:初めはPythonから始め、C、そこからC++とProgateや書籍を使って学習を進めていきました。2年の秋から留学先でJavaなどのWeb系の言語を学び、留学先のインターンでデータ分析関係のエンジニアとして実務経験を積みました。
——ソフトウェアエンジニアを意識しはじめたのはいつ頃ですか。
M:最初はコンサルも考えていたのですが、データ分析に移る前にインターンで法人営業をしたことがあり、経験的に自分には営業は厳しいと感じました。留学先の地域にマイクロソフト、Amazon、Googleのエンジニアがたくさんいたので、そこでエンジニアと話す機会を持ったのがきっかけです。
——そもそも、なぜ留学をしようと思ったんでしょうか。
M:世界にはもっと面白い人がいるのではないかと、より刺激的な環境を求めて留学しました。英語圏の中で一番ワクワクすると自分が感じた地域であり、いつか働いてみたいと思っていたアメリカを最初の留学先に選びました。
——留学する前の英語力はどれくらいでしたか。
M:海外に住んだ経験はなく、語学は中3から独学をして高2の夏に英検1級を取得していたので、普通よりはできたと思います。しかし、現地に行ってみると英語力で困ることがありました。
——留学先での専攻は何でしたか。
M:ナチュラルサイエンスやメカニカルエンジニアリングを専攻していました。
——コンピューターサイエンス(CS)ではないのですね。
M:はい。互換留学の関係で、CSを専攻で選ぶことができなかったので、授業で選択していました。
——留学で得たものはなんですか。
M:英語力や異文化理解です。海外への解像度が上がったことで、世界をフラットに見られるようになり、海外に特別感が無くなりました。また、アメリカ、イギリス、オーストラリアなど複数の国に留学していたので、1年半で4回引越しを経験し、環境の変化に適応するのが大変でした。
この経験を通して、タフネスやストレス耐性がついたと思います。また、留学先やプログラムを自分で見つけて飛び込むプロアクティブさが、就活でも評価されたと感じています。
——日本と米国の大学に通ってみて、違いは感じましたか。
M:向こうは学費も高いですし、学ぶことに対しての真剣さ、貪欲さが日本とは違うと感じました。授業中に寝ている人なんかはまず居なかったです。
また、米国の大学には、修士や博士課程に在籍している、授業面のサポートをしてくれるアシスタントが居るんです。こういう人が授業ごとに数人来てくれるので、教える側も、教わる側もモチベーションが高いと感じました。
——そのまま海外で就職するという選択肢はありましたか。
M:現地の大学で学位を取らないとビザが取れないので、その予定はありませんでした。
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