医療系でなくても大丈夫!エムスリーの早期選考とは エムスリー内定者インタビュー

医療系でなくても大丈夫!エムスリーの早期選考とは エムスリー内定者インタビュー

2024/09/03

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こんにちは、外資就活ITチームです。

近年勢いを増して発展し、ますます成長していくことが予想されるIT業界。専門性が身につき、将来性があることから、就活生から人気を集める業界です。

今回は、その中でも医療情報プラットフォームの「m3.com」を基軸に医療IT企業として急成長を遂げているエムスリーから内定を獲得したIさんの体験談をお届けします。

選考対策、企業選びの参考にしてみてください。

〈Profile〉
Iさん(仮名)
バイオ系の修士2年生。修士1年生の夏から複数企業のインターンに参加し、IT業界を中心に大手、メガベンチャーの内定を複数獲得している。

エムスリーのインターン選考

アカデミアか民間か 理系大学院生の就活

——大学では何を専攻されていますか。

I:ある疾患に対する新規治療薬開発を中心とした研究をしています。

——研究は忙しいですか。

I:基本的に平日は、午前中10時ぐらいから大体夜の6時ぐらいまでは毎日研究室にいて、プレゼンを作ったりとか、実験して手を動かしたり
、ミーティングをしたりしています。生物系の院生はみんなこんな感じではないでしょうか。

——同じ研究分野では研究の道に進む方が多いのですか。

I:半々、もしくはアカデミアに残る方が少し多いくらいだと思います。

——そんな中で、Iさんが就活を始めたきっかけはなんですか。

I:社会を知っておきたかったというのが一番の理由です。私は修士1年の春、博士に進むか就職するか決めていなかったのですが、就職を経験せずに博士進学を決めてしまうのも自分の選択肢を狭めることになるなと思い、就活を始めました。

SPIを練習するために受けたインターン選考 ボーダーは

——エムスリーのインターンを知ったきっかけは何ですか。

I:エンカレッジ経由で、「SPI確約」と書かれていたのが目に留まり、エントリーしました。お恥ずかしながら、エムスリーについては知らなかったのですが、WEBテストの経験を積んでおきたいという理由で、今すぐSPIを受けられる企業として申し込みました。

——あくまでWEBテストの練習だった。

I:最初はそうでしたが、調べてみると事業内容が面白そうだったので、その後の選考にも進むことにしました。

——SPIのボーダーはどれくらいでしたか。

I:そんなに高くない印象です。私はその時が初めてのWEBテストだったのですが、体感6~7割くらいでした。一旦SPIを受けてから勉強しようと思っていたので、事前に問題集などで対策もしていませんでした。

——WEBテストからの選考フローを教えてください。

I:WEBテストを受けてからESを提出し、インターンに参加した後に早期選考ルートに乗ることができたら面接を4回経て内定という流れです。

——ESはどのような内容ですか。

I:WEBテストを通過すると「課題」という形でガクチカや、エムスリーの紹介動画を見て気になったことや感想を書くESが課されました。

——ESを書くときに気をつけたことはなんですか。

I:社員の方にはコンサルタントのバッググラウンドがある人が多く、ロジカルな会社だと思ったので、論理の飛躍が無いようにしました。また、エムスリーの紹介動画の感想については、感想と言いつつ、志望度を測られていると感じたので、自分の実現したいことと絡めながら、エムスリーのこの点がすごく魅力的だ、というニュアンスで書きました。

——期限はいつ頃でしたか?

I:提出は5月末でした。

インターンの内容

——インターンはどのような内容でしたか。

I:7月の頭に2日間、オンラインで開催でした。参加者は70〜80人くらいだったと思います。

——2日間の流れを教えてください。

I:1日目にアイスブレイクも兼ねて、ミニゲームがありました。その後に経営戦略を考えるというテーマでグループワークがありました。2日目は施策立案のグループワークと、ロジカルシンキング講座がありました。グループワークはそれぞれ、班でスライドを作って発表がありました。発表のあとは社員の方から本格的なフィードバックがありました。

——参加している学生はどんな方が多かったですか。

I:幅広い属性の方がいらっしゃいましたが、大学院生は多かったと思います。あとは、薬学系だったり、医療領域に関連してる方が比較的多かったです。

——医療系の知識やバッググラウンドは見られていましたか。

I:いや、そこまで見られてはいないと思います。僕はたまたまそのバックグラウンドが医療系でしたが、周囲の話を聞いていると、医療系ではなくても、 内定もらったよ、とかインターン行ったよ、という人はたくさんいたので、あまり重視はされてないのかなと思っています。ESの設問にも医療系の知識を問うものはなかったので、「なぜエムスリーなのか」がはっきりしているかの方が重要だと思います。インターン中も医療の知識が必要なワークはありませんでした。

——グループワークではどう立ち回りましたか。

I:1グループ4〜5人だったのですが、落ち着いていてロジカルな人が多く、自分が議論を引っ張る側に回りました。

——インターン中に社員の方と関わる機会はありましたか。

I:メンターがつくわけではないのですが、ワーク中に社員の方が時折見にきてくださいました。座談会や懇親会はなかったです。

——インターンを通して、どのようなポイントが見られていたと思いますか。

I:そうですね。議論への貢献度が1番見られていたと思います。難しいワークにどう立ち向かっていくか、あとは議論にしっかり入って貢献しているかという点を、班を行き来している社員さんが評価していたように感じました。M&Aなどの本格的な経営課題の話もワーク中に出てきたので、ビジネスに対する知識も必要でしたが、自分は当時そういった知識が無かったのでその点は難しかったです。

——このインターンに参加するにあたり、対策しておいた方がいいことはありますか。

I:もう少し世の中のビジネスに関するアンテナを張っておけばよかったなと思います。就活を始めるまでは、ニュースを読む習慣があまりなかったので、そういったところにはなるべく早いうちから触れておくといいと思います。

——インターンが終わって早期選考に案内される人の割合はどれくらいですか。

I:学生同士で会う機会はあまり無かったので、確かでは無いのですが、体感半分くらいだったと思います。
早期選考では面接が4回あるので、そちらの過程で多くが絞り込まれるのだと個人的には感じていました。

エムスリー早期選考を突破するには

1~2次面接

——4回の面接はどのような形式でしたか。

I:全てオンラインで、回を経るにつれて年次とか役職が上がっていくような感じでした。現場の社員の方から始まり、最後は役員面接です。

——1次面接の所用時間と質問内容を教えてください。

I:所要時間は大体30分くらいで、クイズと逆質問がありました。質問内容はガクチカと志望動機がメインです。エムスリーはロジカルシンキングに優れた方がすごく多いので、エピソードの中に一見飛躍があるような部分に関する深堀りはかなりありました。

——2次面接と1次面接で違いはありましたか。

I:2次面接からは、より多角的に自分のことを評価していただいたと思います。例えば、最近読んだ本についての質問もあったので、色々な面から自分という人間が見られていたように感じます。面接の雰囲気は1次も2次も変わらず、鋭くはありましたが話しやすい感じでした。

——具体的にどのような部分が鋭いと感じましたか。

I:ガクチカを喋った時に、これは本当にこうする必要があったのか、他の手は考えなかったのか、ほんとにその時の自分は甘くなかったか、といったところまで突っ込んだ質問がされたので、そこも聞かれるんだということが多かったと思います。

——1〜2次で重視されていると思ったポイントはどこですか。

I:ガクチカなどから見ることができる、入社後に活躍できるかという部分の再現性と、志望度の高さが一貫して見られていました。また、各面接の最後に論理パズルのようなクイズが出されたので、それを通して思考の柔軟さや、 考えること自体を楽しめるかを見たいのかなと思っていました。

——クイズとはどのような形式のものですか。

I:ウミガメのスープのような…ウミガメのスープほど文学チックではないですが、そこに数学性を加えたような論理クイズでした。googleの入社試験のクイズをご存知なら、それにイメージは近いかなと思います。

——クイズの難易度は面接を経るにつれて変わりましたか。

I:やはり最終の時は難しかったですが、それ以外は特に大きな差はありませんでした。

3次〜最終面接

——3次面接のときはどんなことを質問されましたか。

I:面接を重ねていくにつれ、志望度の高さを問われることが多くなります。3次面接でも1次、2次と似たようなことが聞かれましたが、志望動機をベースにしつつ、強み弱み、そして一貫して本に関する質問が聞かれました。

——本に関する質問で、どのような点が見られていたと思いますか。

I:基本的な教養や思考力が見られていると思いました。例えば、おすすめしたい本はなんですか、と聞かれたときに答えるおすすめしたい理由にはその人のパーソナリティが出ると思います。本に関する設問を通して全体的なパーソナリティを把握しようという意図なのだと感じました。

——最終面接はどのような形式なのでしょうか。

I:例外はありますが、基本的には社長さんと1対1で、1時間ほどの長さです。

——内容はどうでしたか。

I:質問内容はこれまでとあまり変わらず、特に志望動機に関しては多めに聞かれたのと、最近読んだ本の話と、 強み弱みをそれぞれ5個ずつ聞かれました。

——面接で心がけたことはありますか。

I:長く話しすぎないっていうことは特に気をつけていました。特にコンサルティングファームのバッググラウンドのあるような会社だと、だらだらと結論がないのに話し続けるのはきっと良くないだろうなという風に思ったので、結論を最初に述べて、それに対する補足を、なるべく簡潔に述べるっということは常に
意識しています。

エムスリーはどんな学生に向いているのか

——エムスリーはどんな学生におすすめですか。

I:まずは、医療に携わりたいという学生にはおすすめです。医療に携わるとなると、製薬会社くらいしかパッとは思いつかない方が多いと思います。しかし、製薬会社でできる業務はすごく狭いです。例えば、開発職だったら、上から下りてきたこの薬に対する試験の計画を組みましょう、といったように すごく小さな歯車の1つとして携わる形になると思います。エムスリーであれば、若いうちから幅広く医療関連のことはなんでもできるのが魅力的かなと思っています。製薬に対するコンサルティング、ITを使った医療サービスを消費者向けに届ける、そういったことまでできるので、医療に携わりたい人には選択肢の1つとしてエムスリーを加える、というのもいいと思います。
もう1つは、ビジネススキルを上げたい人にもおすすめです。エムスリーのいいところは、若いうちから
幅広く色々な業務が経験できるところだと思っています。コンサルティングにも新規事業系にも携わることができるのですごく柔軟に、いろんな経験が詰めると思います。組織風土的にも若いうちからどんどん経験させていこうっという雰囲気なので、若いうちから経験を積んでビジネススキルを上げていきたい人にとってはすごくおすすめです。

——具体的にはどのようなビジネススキルを身につけることができるのでしょうか。

I:事業内容はかなり幅が広いので、どこか特定の分野に偏ることなく、普遍的に使えるスキルを身につけたいという人にはおすすめかなと思っています。

先輩の体験を踏まえ、本選考へ準備をしよう

いかがでしたか?IT企業の魅力や、選考の雰囲気を掴むことができたでしょうか?
就活を始める時期も、進め方も人それぞれだからこそ、自分に合ったやり方を見つけるための情報収集が重要になります。

あくまで就活におけるゴールは、周りに関係なく自分が納得できる企業の内定を得ることです。

内定というゴールに向けて今の自分がすべきことは何なのかをしっかりと考え、戦略的に行動しましょう。

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