「社員と同等の権限で働ける」エンジニア2人が語る、メルカリのインターンが他社と一線を画す理由

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フリマアプリ「メルカリ」、決済サービス「メルペイ」などを運営し、日本を代表するテックカンパニーとして知られるメルカリ。同社では毎年インターンを積極的に受け入れている。メルカリのインターン内容は、他社とは一線を画す充実ぶりで、参加者からは「エンジニアとして大きく成長できた」という声が多く聞かれる。そんなメルカリのインターンの魅力とは一体どのようなものなのだろうか。今回は、実際にメルカリのインターンを経て同社に入社したエンジニアの坂部朋哉氏と卯木あゆ美氏に話を聞いた。2人の経験から見えてきたのは、メルカリのインターンならではの特徴と、エンジニアとしてのスキルアップができる環境だった。

※内容や肩書は2024年7月の記事公開当時のものです。

優秀なエンジニアに囲まれて、技術を磨ける環境

ーーメルカリでのインターン経験について聞きたいと思います。まずは簡単な自己紹介からお願いします。

坂部：2024年4月にメルカリに新卒入社しました。現在はフィンテック領域であるメルペイで働いています。大学時代は名古屋工業大学の情報系の学科でコンピューターサイエンスを学んでいました。プログラミングは大学から始めたのですが、競技プログラミングに打ち込み、腕を磨いていました。

卯木：私も2024年4月にメルカリに新卒入社しました。現在はCS Toolチームでユーザー対応用の社内ツールを運用しています。東京工業大学の情報通信系学部を卒業後、同大学院を修了しました。学部時代はプログラミングについて学び、大学院ではより専門的な研究を行っていました。

ーー2人ともメルカリ入社前にインターンに参加したそうですね。

坂部：はい、メルカリを含め4～5社でインターンをしていました。インターンを選ぶ際は、バックエンドエンジニアを募集している企業に絞って、できるだけ長期で参加するように意識していました。その理由は、長期インターンの方が経験も積めるし、就職活動にも役立つと考えたからです。短期インターンだと、深く関われる業務が限られてしまうので、あえて長期インターンを選んでいました。

卯木：私は大学4年の冬ごろに機械学習系のスタートアップやハッカソン形式のインターンに参加しました。最初は周りに流されるような形でインターンに参加したのですが、実際に参加してみると自分には機械学習があまり合わないことが分かりました。その後、学校以外でもプログラミングをするようになり、大学のプログラミングサークルのハッカソンにも参加していました。そこではWebサイトやアプリを作るチームに所属し、1週間という短い期間で開発を行う経験を積みました。

ーーそんな中で、メルカリのインターンに参加しようと思ったきっかけを教えてください。

坂部：一番大きなきっかけは、身近な人がメルカリに入社すると聞いていたことですね。競技プログラミングの知り合いや大学時代のプログラミング部の先輩がメルカリに入ると聞いて、興味を持ちました。メルカリは技術力の高さで知られています。優秀なエンジニアが集まっている印象があったので、技術を高められる環境で働いてみたいと思ったのです。

卯木：私の場合は、メルカリが主催する「Build@Mercari」というトレーニングプログラムに参加したことがきっかけです。「Build@Mercari」は、これまでさまざまな事情でチャンスが巡ってこなかった人、特にSTEM分野（Science、Technology、Engineering、Mathematics）・IT分野におけるマイノリティーである女性やLGBT+コミュニティーの人を対象とする、トレーニングとインターンシップのオンラインプログラムです。そこではWeb開発について集中的に学ぶことができ、チームで開発する楽しさを知りました。また、メルカリの社員の人と話す機会があり、グローバルな環境があることにも魅力を感じました。優秀な人が多く、多様なバックグラウンドを持つ人々と一緒に働ける環境に引かれましたね。

エンジニアに必須のコミュニケーション力が身に付く

ーーインターンの具体的な内容について、期間や目的、実際の業務内容、アウトプットしたものなど、もう少し詳しく教えてください。

坂部：私は3カ月間、不正対策のチームでインターンをしました。具体的には、新しいフレームワークを社内で開発して使うプロジェクトにアサインされました。正直、最初は何もかもが分からない状態でしたが、徐々に任される仕事の幅が広がっていきました。バグ修正やドキュメント作成など、チームのために尽力する日々でしたね。特に印象に残っているのは、分からないことだらけの中で、ドキュメントを読んだりフレームワークの開発者に質問したりしながら解決していくプロセスです。大変でしたが、非常に貴重な経験になりました。

卯木：私は最初3カ月間、その後さらに3カ月延長してCS Toolチームでインターンをしました。計6カ月間という長期間、じっくりと業務に取り組むことができました。具体的には、既存サービスのリファクタリングや、マイクロサービスのAPI実装、フロントエンドの改善など、バックエンドだけでなくフルスタックに開発に携わる機会がありました。私はバックエンドエンジニアとしてインターンに参加したのですが、チームで複数のサービスを持っていた関係で、インフラもフロントエンドも経験することができたんです。

特に印象に残っているのは、インターンにも社員と同じように働ける環境が用意されていたこと。毎日メンターとの1on1があり、質問するとチームメンバーがすぐに助けてくれました。また、インターンも社内のパーティーや部活に参加できるなど、交流の機会が多いのも印象的でした。

ーーメルカリのインターンを通じて何を得られましたか？

坂部：高い技術力ですね。メルカリにはレベルの高いエンジニアが集まっていて、そういった人たちに囲まれて働くことで、自然と技術力が向上していくんです。また、気軽に質問できる環境があるのも大きいですね。分からないことがあれば、すぐに聞ける。そういった環境の中で、多くのことを学ぶことができました。特にドキュメントを残す習慣は鍛えられましたし、何が分からないのかを明確にして質問する姿勢も身に付きました。エンジニアとして必要不可欠なスキルを、インターンを通じて習得できたと感じています。

卯木：技術力の向上はもちろんですが、私はコミュニケーション力も大きく養われたと感じています。インターンを通して、タスクを進める上で誰にどの情報を共有すべきか考えるようになりました。質問する際も、背景や課題を明確にして伝えることの大切さを学びました。これはエンジニアとして働く上で非常に重要なスキルだと思います。

また、メルカリのインターンでは自由に学べる機会が多いのも魅力ですね。インターンでも社内の勉強会に自由に参加でき、ドキュメントも制限なく閲覧できます。意欲さえあれば、どんどん成長できる環境が整っています。そういった恵まれた環境の中で、自分の可能性を広げることができたと感じています。

権限は社員と同等。自由度の高さも魅力

ーー他社のインターンやハッカソンとの違いを感じた点はありますか？

坂部：一番大きな違いは、メルカリのインターンでは社員と同等の権限を持って働けることだと思います。一般的なインターンだと、どうしても「インターン」という立場で制限されてしまう部分があります。でも、メルカリではそういったことはなく、自分で考え、責任を持って仕事を遂行することが求められます。そういった環境の中で働くことで、他社でも通用する力が身に付くんです。また、技術的な面でも、メルカリは最先端の技術を積極的に取り入れているので、常に新しいことにチャレンジできる環境があります。そういった点も、他のインターンとは大きく異なるところですね。

卯木：メルカリのインターンは、自由度の高さが特徴だと思います。前述の通り、インターンでも社内の勉強会への参加や、ドキュメントの閲覧ができる環境で、自分の興味関心に合わせて学ぶことができるんです。一般的なインターンやハッカソンだと、どうしても決められたタスクをこなすことに重点が置かれがちです。

一方で、メルカリのインターンでは自分で課題を見つけ、解決していくことが求められます。そういった自由度の高さが、メルカリのインターンの大きな特徴だと感じています。メルカリには多様なバックグラウンドを持つ人が集まっているので、そういった人たちと協力して働く経験は非常に貴重だと思います。

ーー最後に、改めてメルカリのインターンに参加する魅力を教えてください。

坂部：メルカリのインターンに参加する最大のメリットは、レベルの高いエンジニアから直接学べることです。メルカリにはトップレベルのエンジニアが集まっていて、そういった人たちと一緒に働ける環境があります。分からないことがあれば、気軽に質問できますし、丁寧に教えてくれます。そんな環境の中で、自分で考える力を養うことができるんです。

ただ、メルカリのインターンに参加するためには、ある程度の開発経験やデータベース、コンピューターサイエンスの知識が求められます。そこは留意が必要ですが、そういった知識があれば、メルカリのインターンは非常に価値のある経験になるはずです。

卯木：メルカリのインターンの魅力は、技術力だけでなく、人との関わり方も学べることだと思います。グローバルな環境でコミュニケーション力を養い、協調性を身に付けることができるんです。エンジニアとして働く上で非常に重要なスキルが得られると思います。

メルカリには、自分の意欲次第でインターン生もどんどん成長できる環境があります。この恵まれた環境の中で、自分の可能性を広げることができるのは大きな魅力だと思います。メルカリのインターンは、エンジニアとして大きく成長できるチャンスです。ぜひ参加することをお勧めしたいですね。