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東証プライム市場に上場し、グループ連結でおよそ3000人規模になった今も「永久ベンチャー」を標榜するディー・エヌ・エー(DeNA)。この言葉は、決して単なる標語ではない。実際に事業部やチーム単位で相当程度の意思決定機能を持ち、若手であっても重要な議論をリードする機会が豊富にあるのだという。
そうしたカルチャーの同社では、エンジニアに求められる能力も技術力だけにとどまらない。個人の意欲次第で、キャリアの可能性はどこまでも広がっていく。そうしたDeNAの成長環境と制度について、新卒4年目で副部長に就任した黒澤知之氏と、その黒澤氏に「即戦力を超える」と言わしめた入社2年目の田川裕介氏に話を聞いた。
※内容や肩書は2024年7月の記事公開当時のものです。
社内兼業も部署異動も自分次第。キャリアの選択は完全に自由
――お二人の入社動機をお聞きしたいのですが、まずは黒澤さんからお願いします。
黒澤:いくつか理由はありますが、まずは社会課題に向き合う事業とエンターテインメントの両面に幅広く携われる懐の広さがあること。また、自分の意思でキャリアを築いていける環境も魅力でした。本人の希望に沿って異動もできますし、社内で兼業できる制度も整っています。異動は言葉通り本当に自由です。異動先のマネージャーとの合意さえ取れれば、現部署の上長も人事も介さず異動を決めることができます。シェイクハンズ制度という名前で、実際にかなり頻繁に利用されています。
私自身は入社してから一貫して今の部署にいるのでまだ異動はしていませんが、3年目に社内兼業を経験しました。その期間は週5日のうち1日は兼業先のチームで働いていましたね。具体的には、セコムさんと共同で新規事業を立ち上げるというプロジェクトでした。既に完成し、2023年から販売も開始されています。セキュリティーカメラの映像を活用して、店舗や施設の運営を支援する「dot-i」というウェブサービスです。
今担当しているエニカ(Anyca)というCtoCを中心としたカーシェア事業ではAWSのクラウドシステムを使用しているのですが、dot-iはGCPだったので、新たな技術を学ぶために兼業を希望しました。実際に新しい知見を身に付けることができましたし、何より別の部署に行っても自分の力は通用するんだと確認できたことが大きいですね。サポートしてもらいながらではありますが、短期間で知識をキャッチアップして貢献できたので、今の部署で成長し続けていけば大丈夫だという安心感を得ることができました。
――ありがとうございます。続いて田川さんの入社動機も聞かせてください。
田川:かなり近いですね。特に自分の意思でキャリアを構築できるところはまさにその通りです。私は今エンジニアですが、さらにハイレベルな開発を経験した後はエンジニアの枠を超えて活躍したいと思っています。プロダクトを設計するプロダクトマネージャーや、サービス自体を設計するところもやってみたい。そういった社員一人一人の希望に沿ったキャリアを設計できる制度が整っていて、会社としても相乗効果で成長していることを知り、DeNAを選びました。
もう一つ魅力的だと思ったのは、どの分野に行ってもプロフェッショナルな人しかいないことです。エンジニア出身でプロダクトマネージャーのプロもいますし、エンジニアとして突き詰めているスペシャリストもいます。どの分野でもそういったプロフェッショナルの仕事を間近で見ながら成長できるのは、DeNAならではの環境だと思います。
成功確率は半分でいい。徹底的に打席に立たせるカルチャーが、若手の成長を後押しする
――お二人の所属している部署について教えてください。
黒澤:正確に言うと別会社になっていまして、SOMPOホールディングスとのジョイントベンチャーである株式会社DeNA SOMPO Mobilityに所属しています。一応形としては出向なのですが、DeNAではあまり社内か社外かという区切りはありません。たまたま今はこのジョイントベンチャーに参画しているという感覚ですね。
業務内容としては、この会社で提供しているエニカというサービスの開発全般を担っています。ユーザーが利用するアプリケーションも、裏側の管理画面やインフラも。エニカの運営に必要なものは全て担当領域です。私自身はバックエンドエンジニアですが、チーム内にデザイナーもプロダクトマネージャーもいて、田川も言っていた通りあらゆるプロフェッショナルがそろっていますね。
――田川さんはどのような仕事を担当しているのでしょうか。
田川:私はエニカのクライアントサイドと言われる領域で、AndroidとiOSの開発を主に担当しています。UI/UXの設計からサーバーに対する通信など、アプリ側の処理全般ですね。
――技術はどうやって学んでいるのですか。
田川:学生時代に広島と東京の会社でエンジニアとしてインターン勤務していて、Androidについては当時身に付けた知識も生きています。iOSは入社してからですが、在籍する多くのスペシャリストからいろいろと吸収させてもらっています。DeNAではほぼ毎日何かしらの勉強会が開かれていて、気になる領域があればそこに参加して学ぶこともありますね。
ただやはり自分の成長にとって一番大きいのは、やったことのない領域でもどんどんチャレンジさせてもらえる環境です。どれだけ学んでも実践で活用できなければ意味がないので、今の仕事にアサインしてくれた方には感謝しかありません。
――副部長である黒澤さんとしては、どのような育成方針を持っていますか。
黒澤:徹底的に打席に立ってもらうことを意識しています。成功確率が50%あると判断すればもう任せてしまいますね。失敗しても構いません。最低限ここでカバーすればユーザーには迷惑をかけない、という境界線を見極めながら、どんどん任せていく方針です。
それに加えて、本人のキャリア構築の意思を聞いた上で、こちらとしては今何を期待しているのか、そしてそのためにどういう役割と権限があるかを明確化して仕事を渡すようにしています。田川の例で言えば、最初はAndroidのエンジニアという役割でしたが、先ほど話があった通り本人も事業を引っ張っていくことを希望しているので、今ではプロジェクトをリードするところも一定以上任せています。
エニカはこれまで日本にはなかった文化を生み出しているサービスなので、エンジニアがエンジニアリング領域に閉じてしまうと、うまくサービスが作れません。ビジネスやサービスの知見を豊富に持った上で、エンジニア自身がサービスを引っ張っていく必要があります。田川は既に大きく成長してくれていますが、論点を整理する力やより細かなコミュニケーションスキルをさらに伸ばしていってほしいですね。
――黒澤さんから見て、田川さんの強みはどんなところだと思いますか。
黒澤:彼は即戦力という言葉も超えるほどの人材です。最初から自走できるレベルでしたし、今は他のエンジニアやプロダクトマネージャーも巻き込みながらリリースまで責任を持って進めてくれています。特にこの巻き込み力については、1年前と比較すると飛躍的に成長したポイントです。
田川:ありがとうございます、素直にうれしいです。これもやはり、数多くの打席に立たせてもらっているからこその成長だと感じています。DeNAには2ランクアップという考え方があり、今のポジションより2つ上の人がどういう意思決定をするのかを自分自身で体験することが推奨されています。ストレッチすることで成長を加速することができる文化で、本当にありがたいですね。
技術を軸に、ビジネス面でのインパクトを生むこともできる
――エニカは他に類を見ないサービスということですが、一般のカーシェアサービスとはどう違うのでしょうか。
黒澤:前半でCtoC中心のサービスだとお伝えした通り、個人間でのカーシェアサービスです。大手のカーシェアは、運営会社が所持している車を複数のユーザーでシェアするわけですが、エニカは基本的には車のオーナーもユーザーも個人です。日本社会の交通課題を解決するために、さらに成長させなければいけないサービスだと考えています。
田川:日本には事例がないので、新たな機能を作る際も参考にできるお手本が全くありません。もちろん社内にも正解を知る人はいないので、職種も肩書も関係なくフラットに議論しながら徹底的に考え抜いていきます。ただ、実際にリリースすると、ユーザーから予想外のフィードバックが来ることもあります。そういったリアルな声を受けてさらに洗練させていくプロセスも、非常に面白いですね。
――その他にも貴社で働くやりがいがあれば教えてください。
田川:DeNAはメガベンチャーと呼ばれる規模になっていますが、エニカで言えば40人ほどの組織です。大きな会社のアセットを活用しつつ、スタートアップで働いているような感覚もあって、両方を同時に体験できるのは当社ならではの醍醐味だと感じます。
黒澤:これは何もエニカに限った話ではありません。DeNA本体にいたとしても、部署単位で見るとそれぞれ独立したベンチャー企業のような動き方をしています。若手であっても上から下まで任せてもらえるので、そういったやりがいは間違いなく提供できます。
会社によっては、エンジニアに対して「あなたはここからここまで作ってください」という指示が下りてくることもあるでしょう。しかしDeNAでは「そもそも何を作るべきか」からエンジニアも一緒に議論します。ゴールを決めて、自分で手を動かして開発し、リリースした後もユーザーの声を聞きながら改善していく。技術を軸にビジネス面でのインパクトを出していけることも特徴ですね。
――そういったDeNAの環境に合うのはどんな人材だと思いますか。
田川:エンジニアリングを手段として捉え、目標達成に向けて試行錯誤できる人は合うと思います。言い換えると、手段にこだわらない人。その時の自分が得意とする技術や言語にこだわらず、新たなツールを検討したり、そもそもその機能が本当に必要かどうかを俯瞰して考え直したり。そういったことができる人は活躍できるのではないでしょうか。
黒澤:少し補足すると、DeNAの中にはプロフェッショナルとして技術を突き詰めるというキャリアももちろんあります。ビジネス側に知見を広げていくのではなく、徹底して技術を身に付けたいという方もウエルカムです。ただ両者に共通しているのは、結果としてどうサービスに貢献するかを見据えていること。そういうマインドがあるのなら、スペシャリスト志向の方も、私たち二人のようにビズサイドに道を広げたい方も歓迎します。
――ありがとうございます。最後にそういった候補者の方にメッセージをお願いします。
田川:私も数年前に就職活動を経験しましたが、その中で感じたのは、就活は試験ではなくマッチングだということです。あくまでも自分とその会社が合うかどうかが大切なので、より多くの会社と接点を持つ方が絶対にいいと思います。そうやって選択肢を増やした上で、自分がやりたいこととマッチする会社を第一志望にするといいのではないでしょうか。
黒澤:当社とのマッチングで言うと、自分でどんどん打席に立ってしっかりと意見を主張しつつ、社会やユーザーに価値を出したいという人に向いています。正直その分責任も大きいので、誰にとっても楽しい環境というわけではないでしょう。もちろん全力でサポートはしますから、少しでも興味を持ってくれた方は安心して飛び込んでもらえればと思います。
よく勘違いされるのですが、DeNAは田川のようなインターン経験や開発経験がないと受からないんでしょうと言われることがあります。確かに、全く何もやったことがないという方は厳しいかもしれませんが、趣味でも独学でも自分で何かを作った経験があれば問題ありません。私自身も未経験からの入社で、濃密な研修を受けながらキャッチアップしてきました。
本人のやりたいことや志向性とマッチしているかどうかを重視しているので、未経験だからといって諦めるのではなく、ぜひチャレンジしてみてください。
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