会員登録すると
このコラムを保存して、いつでも見返せます
就職活動を始めた時期は?
大学3年生の7月頃から就活を開始
ーー就職活動はいつ頃、どのようなきっかけで始めましたか?
就活は大学3年生の7月頃から始めました。
就活を始めた一番のきっかけは、周りの友人たちが就活を始め、友人との会話の中で就活の話題が出てきたことでした。その他にも、ニュースなどで就活の早期化が話題となっていたので、早めに始めなければと思い、就活を始めることにしました。
サマーインターン中の動きについて
ーーサマーインターンの時点ではどのような企業にエントリーしましたか?
サマーインターンには10社ほどエントリーしました。業界はデベロッパー、コンサル、食品などです。
応募する際は主に以下の2点を基準にしていました。
1つは「企業名を知っている」ことです。金融以外の知っている業界は全て受けました。デベロッパーであれば三井不動産、東京建物、食品はカゴメ、コカコーラ、コンサルならアクセンチュアなど、とりあえず自分が名前を聞いたことがある企業に応募しました。
2つ目の基準は、事業が面白そうな企業であることです。自分に身近なものや、消費者にとって身近な存在だと感じたものに興味がありました。そのため、自分の興味があるのはtoB企業ではないと思いました。また、外資系、日系のこだわりも特にありませんでした。
ーー8社参加した中で印象に残っている企業はありましたか?
デベロッパーのサマーインターンは数日間あったため、関わりのあった社員さん同士の横のつながりや、参加した大学生の優秀さが印象に残っています。
ーーサマーインターンを経て、業界ごとの志望度に変化はありましたか?
サマーインターンの時期は、人気の業界や友人が受けている業界をとりあえず受けていました。しかし、食品は作るより食べる方が好きだと感じ、デベロッパーは単純に興味が持てず、コンサルは論理的すぎて人が合わないと感じたため、それらの業界では本選考に進まないことにしました。
秋以降は「自分が何に興味を持っているのか」を改めて考え直し、日用品系・化学系のメーカーや、IT業界に興味を持ち始めました。
そこから、冬インターン、本選考と進むにつれ「社会貢献」を軸に、志望業界をITに絞ることにしました。
ーーIT業界に興味を持ったきっかけをもう少し詳しく聞かせてください。
親族が飲食店を経営しており、そこで課題意識を持ったことがきっかけです。特に、コロナ禍を経てIT化やDX化が浸透している中で、その対応に苦労しており、近年のテクノロジーの進化についていけていないという悩みを聞いていました。
飲食店のような個人経営の場合、大企業と違って専門知識を持つ人がいないなどの理由からDX化が難しく、大きな挑戦であることがわかりました。この経験から、私は同じようにDX化に悩む飲食店の個人経営者を支援したいという思いを強く抱くようになりました。
LINEヤフーの選考について
LINEヤフーに感じた魅力
ーーでは、IT業界の中でもLINEヤフーの選考を受けようと思ったのはなぜですか?
LINEヤフーには
・圧倒的なプロダクトがある
・説明会に参加した際、社員の方々が楽しそうに働いていた
・事業内容に、飲食店向けのサービスやセールスがある
という、就活の軸にもつながる3つの魅力を感じたからです。
2次選考の募集から
ーーLINEヤフーの選考がはじまったのはいつ頃でしたか?
秋以降からIT業界を受け始めたため、LINEヤフーの選考も12月中旬の2次選考から応募しました。
ーーその際、インターンはありましたか?
その時は1dayインターンなどもなく、そのまま本選考の募集にエントリーしました。選考のフローとしては、ES→テスト→動画面接→面接2回→リクルーター面接→最終面接→内定でした。
ーー面接が多かったのですね。リクルーター面接はどのようなものでしたか?
ーー面接が多かったのですね。リクルーター面接はどのようなものでしたか?
リクルーター面接では1時間ほどオンラインで、面接と同じような質問に答えたあと、これまでの一次、二次面接でのフィードバックをしてもらいました。その後は将来やりたいことも聞かれ、選考にも関わっていたのではないかと考えています。
エントリーシート
ーー最初はエントリーシートの提出から始まったと思うのですが、設問はどのようなものでしたか?
設問は次の3つでした。
①成果にこだわり主体的に挑戦したことを教えてください(500文字以内)
②営業またはマーケティングの経験がある場合は、どのようなものであったかを具体的に教えてください(500文字以内)
③LINEヤフーは「『WOW』なライフプラットフォームを作り、日常に『!』を届ける」というミッションを掲げていますが、このミッションの実現のために、あなたはセールス職として世の中にどのような価値を提供したいですか(1000文字以内)
ーー3問目は文字数も多くハードですね。エントリーシートで意識したことはありますか?
1つ目と2つ目の設問では、マーケティングのゼミでのガクチカについて書きました。
3つ目の設問では、自分の強みをどうやってセールス職で発揮できるか、またその強みがLINEのセールス職の特徴とどこで一致しているのかということを意識して書きました。
私はLINEのセールス職の特徴として、ヤフーと合併し提案の幅が広がったこと、影響力のあるプロダクトを持っていること、若手から個人の裁量が大きいことが挙げられると思っています。
また、2000字という限られた文字数の中でアピールしておきたいポイントとしては、もしあるのであればマーケティングの経験があること、そして企業研究をすることで、LINEヤフーでいかに自分の強みを発揮できるかということだと思います。
ウェブテスト
ーーウェブテストはどのような形式でしたか?
オンラインで受ける、一般的なSPI形式でした。
ーー受検前に対策はしましたか?また、ボーダーはどれくらいだったと思いますか?
青本を使い、苦手だった構造把握は対策をしっかりしておきました。ボーダーは8割程度かと思います。結果連絡は2~3週間後で、年明け頃にマイページ上で連絡がありました。
動画面接
ーーウェブテストの次は動画面接ですね。時間と形式、質問内容はどのようなものでしたか?
時間は約30分で、AIが質問をしてくるのを会話形式で答える形式でした。また、質問は「学生時代に力を入れたこと」「人生で困難だったこと」など、基本的にはESに沿った内容でした。
ーー動画面接を受ける前にどのような対策をしていましたか?
LINEヤフーが統合したあと初めての新卒採用の年だったので、ほとんどぶっつけ本番で特に対策はしていませんでした。しかし、学生時代に力を入れたこと、困難だったこと、強み弱みといった基本的なことを準備していれば問題なく答えられました。
また、それ以前に受けていたITベンチャー企業の面接も同様の形式で慣れていたので、あまり動揺はしませんでした。
ーー動画面接ではどんなことが評価されていたと思いますか?
動画面接では、主に基本的な受け答えが見られていたのではないでしょうか?
面接相手がAIのため同じような質問をしてくることもありましたが、苛ついた態度を見せないようにするなど、初歩的な部分に気を付けていました。他にも、自信をもって答えられるかどうかも重視されていたと思います。
一次面接
ーー動画面接はやや特殊な形式でしたが、一次面接はどのような形式でしたか?
一般的なオンラインでの個人面接でした。担当社員の方はセールス職のマネージャーをしている40歳くらいの男性で、面接中はうなづいてくれることもあり、雰囲気はとても和やかでしたね。
時間は30分で、体感としてはESの深掘りに20分、志望動機に5分、逆質問で5分といった時間配分でした。
最初にアイスブレイクもありましたが、自己紹介で軽く趣味を聞かれた程度でした。
ーーエントリーシートの深堀りが中心だったということですね。どんなことが評価されていたと思いますか?
はい、ESの深堀りを中心に、軽く志望動機を聞かれた程度でした。
一次面接では深堀りに上手く答えられたことや、志望動機の解像度が高かったことが評価されたのではないかと思います。
逆質問では、社員の雰囲気や、担当社員の方の役職や部署について質問しました。
結果は2週間ほど後、2月の半ば頃に連絡がきました。
二次面接
ーー次に、二次面接はどのような形式でしたか?
オンラインでの個人面接で、時間は30分ほどでした。
担当社員はヤフー出身でセールス職のマネージャーをしている40歳くらいの男性で、一次と同様にうなづいてくれることもあり、なごやかな雰囲気でした。
ーー二次面接ではどんなことを聞かれましたか?
軽くガクチカとESの深堀をした後、志望動機の深堀りを重点的に聞かれました。
ーー志望動機が深堀りされるのですね。二次面接では、どんなことを準備していればいいと思いますか?
はい、志望動機を中心に聞かれました。その深堀りとして、入社してからやりたいこと、成し遂げたいことも用意しておくといいでしょう。特に、どんな部署があって自分がどんな事業に携わりたいかなど、企業についてしっかり調べることが重要となります。
私はセールス職の中でも、LINEで飲食店、小売店を担当する「バーティカルセールス職」を志望していました。そのため、自分のバックグラウンドと結びつけて「中小企業のIT化を目指したい」ということをしっかりアピールし、成し遂げたいことを明確化できていたことが評価に繋がったのだと思います。結果は1週間後に来ました。
最終面接
ーーそしてリクルーター面接を挟んだ後、ついに最終面接ですね。どのような形式でしたか?
最終面接は、対面での3:1の個人面接でした。担当社員は、ヤフーショッピングの事業部長、LINEのバーティカルセールスの事業部長、人事部長の3人で、それまでと比べ厳かだったものの、比較的なごやかな雰囲気だったと思います。
ーーどんなことを聞かれましたか?
最初に軽く志望動機、やりたいこと、就活の軸、他社選考状況を聞かれました。
その後は質問内容がかなり特殊で、ケース問題のようなことを聞かれました。2つ質問され、1つは「とある飲食店ではこのような課題がある。その課題をどのように解決するか?」もう1つは「LINEヤフーの企業、サービスとしての課題は何だと思うか?」でした。
ーーそれはかなり特殊ですね。どのように答えたか覚えていますか?
1つ目は覚えていませんが、2つ目の質問には、「LINEのサービスとしての課題として、LINEの公式アカウントのブロック率が高いという課題があること」、「統合したメリットがある一方で逆にこういった課題がある」というように答えました。その結果、社員さんは確かに、という感じで笑顔でうなづいてくれました。
ーー最終面接ではどんなことを準備しておけばいいと思いますか?
最終面接では、将来やりたいことを固めておくこと、二次と変わらずどの部署で何をしたいのか、他社選考状況の中でなぜその業界や企業を受けているのかを説明できるようにしておくことが重要だと思います。結果は2日後にきました。
LINEヤフーの魅力は
ーーLINEヤフーの選考を受け、内定を獲得したAさんから見たLINEヤフーの魅力を教えてください。
1つはネームバリューです。ネームバリューがあることで顧客からの信頼が厚く、また、多くの人々が日常的に利用しているプラットフォームとして確立されています。
そのため、顧客からの様々なニーズに応え、新しいことに挑戦しやすいのではないでしょうか?
2つ目は成長環境です。新しいことに挑戦できるだけでなく、IT業界というテクノロジーの進化が目覚ましい業界のリーディングカンパニーであることから、大きく成長できると思います。
3つ目は幅広い提案が可能であることです。LINEとYahooが統合したことで、提供できるサービスやソリューションの幅が拡大しました。これにより、顧客に対してより多様な提案が可能になったと思います。
ーーLINEヤフーは、どんな人に向いていると思いますか?
LINEヤフーは「若手から大きい仕事を任され、チャレンジしたい人」に向いているのではないかと思います。
LINEヤフーには、新卒入社後すぐにプロジェクトを任されたり、3~4年目でマネージャーとして大きな裁量権を与えられる方もいました。このように若手から活躍できる環境は、将来的に起業を志しているなど、早期から成長したい人にはぴったりだと感じました。
LINEヤフーに興味がある後輩に向けて
これからエントリーする後輩へアドバイス
ーーでは、これからLINEヤフーを受ける後輩の皆さんに向けて、アドバイスをお願いします。
やりたいことや絶対成し遂げたい夢があれば、それを明確にしておくといいでしょう。また、面接ではそれをどう原体験につなげていくかが大切になってきます。
ーー「やりたいことを明確にする」為には、どのようなアクションをとればよいでしょうか?
私の場合、最初はおそらく皆さんと同じように、成し遂げたい夢が何なのかわかっていませんでした。
しかし、まずはITベンチャー企業の選考にエントリーしてみて、面接での深掘りで耐えられなかったところを補っていくことで、徐々にそれを明確化することができました。
そのため、ずっと自己分析をしているよりも「まずは面接を受けて、場数を踏んでみる」のが良いのではないでしょうか。
会員登録すると
このコラムを保存して
いつでも見返せます
マッキンゼー ゴールドマン 三菱商事
P&G アクセンチュア
内定攻略 会員限定公開
トップ企業内定者が利用する外資就活ドットコム