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ソフトウェアエンジニアとは何か。新卒で目指す意義やスキル、市場価値について解説

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新型コロナウイルスの影響で、GAFAMをはじめとするテック企業やAI(人工知能)の技術を筆頭に、成長が加速しているIT業界。この成長を支えているのは、ソフトウェアエンジニア(SWE)が開発するソフトウェアやサービスです。

現在、ソフトウェアエンジニアの需要と市場価値は高まっており、他の産業にも波及しています。その注目度は、ホンダなどの他業種もソフトウェアに関わる人材に投資を行い始めたほどです。

この記事では、そんなソフトウェアエンジニアの職種に焦点を当て、ソフトウェアエンジニアの人材市況や求められるスキル、キャリアプランについて紹介します。

そもそもソフトウェアエンジニアって?〇〇エンジニアとの違いとは

ソフトウェアエンジニアはどのような仕事を担っているのでしょうか。

コンピュータをはじめとする機械は、ハードウェアとソフトウェアから成り立っています。パソコンやゲーム機などの機械本体や周辺機器をハードウェアと呼び、そのハードウェア上で動くOSなどのシステムやアプリなどのことをソフトウェアと呼びます。

ソフトウェアエンジニアは、名前の通りソフトウェアを担当するエンジニアのことを指します。彼らは、ソフトウェアに必要な要件を定義し、設計や開発から運用・管理までを担います。

では、他の「〜エンジニア」と名のつく職種とはどのような点で異なるのでしょうか。

言葉の指す範囲の大きさは、ITエンジニア>ソフトウェアエンジニア、ハードウェアエンジニアとなります。

ソフトウェアエンジニアを開発領域で区切った言い方が、「アプリエンジニア」、「webエンジニア」、「AI・MLエンジニア」などで、業務工程(設計、プログラミング)で区切った言い方には、「システムエンジニア」や「プログラマー」があります。

一部職種を抜粋し、簡単に整理しました。

その上で、以下にソフトウェアエンジニアと〇〇エンジニアの指す意味の違いや説明をまとめました。

ITエンジニア

ITエンジニアは、情報技術全般に関わるエンジニア全般のことを指します。ITエンジニアという単語は、ソフトウェアエンジニアやプログラマーなど幅広いIT系職種の総称になります。

Webエンジニア

WebサイトやWebアプリケーションのデザイン以外の設計や開発作業に携わるエンジニアのことを指します。HTML/CSS、JavaScriptなどを用いて見た目の部分(UI)の開発を担当するエンジニアをフロントエンドエンジニア、データベースへのアクセスなど、サーバーサイドで動作しユーザーの目に見えないシステムの実装を担当するエンジニアをバックエンドエンジニアと呼びます。

アプリエンジニア

iOSやAndroidなどのモバイル向けアプリの開発から顧客管理システムや交通などの基幹システムなどの設計や開発に携わるエンジニアを指します。

プラットフォームエンジニア

サーバやネットワーク、OSなどのITインフラの専門技術を用いてシステム基盤の設計や開発を担うエンジニアを指します。使用される言語は、GO、Python、JAVA、Rubyなどが一般的です。

AI・MLエンジニア

機械学習、深層学習の分野でアルゴリズムなどを用いながら人工知能に学習をさせてシステムの設計・開発を行うエンジニアを指します。PythonやR、C++などの言語を用いるのが主流です。

システムエンジニア(SE)

システムエンジニアは、主にSIerにおいてよく用いられる職種の呼び方です。受注した案件において、その要件をもとに最適なシステムの仕様を設計します。上流工程(仕様書作成など)を担当することが多いため、プログラミングなどは担当しないのが一般的です。

ソフトウェアエンジニアが頑張れば一人で全部できることができるのに対して、システムエンジニアの担当領域は要件定義や仕様の設計に留まります。

プログラマー

プログラマーは、主にシステムエンジニアなどが書いた設計書の通りにプログラムを書きます。

ソフトウェアエンジニアとプログラマーは、プログラムが書ける点で共通していますが、ソフトウェアエンジニアは要件定義や設計なども担っており、対応範囲が広いという点でプログラマーと異なっています。

ソフトウェアエンジニアの魅力

ソフトウェアエンジニアは給与・働き方・転職時の市場価値のどれもが高いレベルで実現できる職種です。それぞれの項目について確認していきましょう。

ソフトウェアエンジニアの働き方

ソフトウェアエンジニアは、IT系のコンサルタントや外資系投資銀行のエンジニア職などよりもホワイトな働き方ができる場合が多いようです。要因には、企業が人材獲得のために魅力的な働き方を提供していることがあります。また、パソコンとインターネットがあれば仕事が完結することが多いため、フルリモートやフルフレックスをはじめとした、柔軟な働き方が実現しやすい職種であることも考えられます。

ソフトウェアエンジニアの市場価値・給与

エンジニアの人材市場は、需要が高まっている一方で供給が不足しており、この状況は特に専門知識が必要なソフトウェアエンジニアにおいて顕著になっています。なぜなら、DXの推進やテクノロジー主導型ビジネスの台頭により需要は拡大する一方で、供給量は変わらないどころか、最新の技術を持ったエンジニアの人材が不足しているためです。

このような状況は今後も続く可能性が高く、ソフトウェアエンジニアは引き続き高い市場価値を持ち続けることが予想されます。また、技術職であり、経験が重視されることからも過去の実績が転職時に役に立つと考えられます。

ゆえに、優秀なソフトウェアエンジニアは企業間で激しい採用競争が起きており、個々の能力や担当領域によって変動はあるものの、他業界と比較して高給となっています。

外資就活編集部の調査では、新卒から新卒3年目までの期間で下記のような年収例を確認できました。

indeed:1050万円〜1200万円
スマートニュース:800万円〜950万円
メルカリ:700万円〜800万円
DeNA:500万円〜1000万円
LINE:550万円〜750万円
サイバーエージェント:500万円〜720万円

エンジニア職種は個々の能力に応じて給与を決定する傾向にあるため、募集要項に給与が書かれていない場合が多くみられます。しかし上記の年収例を鑑みると、いずれも高年収であることがわかります。

※上記で記載している年収は一例のため、必ずしもこの範囲とは限りません

ソフトウェアエンジニアになるには

魅力的な職業であるソフトウェアエンジニアですが、どのようなスキルが求められるのでしょうか。

ハードスキルとしては、プログラミング言語をはじめとしたコンピューターサイエンスの知識が求められます。具体的には、PythonやGoogleの開発したGo、C++などの言語です。それぞれの言語には、ゲーム開発向きのものやAI・機械学習向きのものなどがあるため、自身の志向に合わせながら学習を進めるのがよさそうです。また、仕様書や定義された要件をもとに仕事を進めることから、意味を理解する読解力も求められます。

一方のソフトスキルとしては、業務を円滑に行う上でのコミュニケーション力や、協調性が求められます。なぜなら、一人で完結する仕事は少なく、プロダクトマネージャーやデザイナー、ビジネスやコーポレート職種などと共に、チームで進める仕事がほとんどだからです。

また、年次や職位を重ねるにつれ、マネジメント力なども求められるようになります。

ソフトウェアエンジニアのキャリアパス

ソフトウェアエンジニアのキャリアパスは、簡単に以下のように図示できます。

入社を経て経験を積むと、マネジメント系と技術・プレイヤー系に大別される職位に就きます。どちらも重なる部分は広いものの、重点を置く部分が変わってきます。

マネジメント系の職位の代表例であるエンジニアリングマネージャーは、エンジニアリングチームをリードしてプロジェクトを成功させる役割を担います。エンジニアの働き方やキャリアなどをマネジメントする管理職的な業務を中心としながら、技術的な問題解決やエンジニアリングのプロセス改善などの実務も行うことが特徴です。

一方、技術・プレイヤー系の代表例であるテックリードは、エンジニアリングチームの中でリーダーとして開発を進める役割を担う人を指します。開発方針に関する最終的な決定をしたり、チームをサポートしたりしながら、成果物の技術面での品質に責任を持ちます。

これらの中堅的職位を経験すると、CTOやVPoEへの道が見えてきます。

CTO(Chief Technology Officer、最高技術責任者)は、企業における技術面の全社的なリーダーを意味します。特に技術的方向性や研究開発の監督に権限を持ち、技術的な側面から企業のビジネスの成功を支えます。また、近い役割であるVPoE(Vice President of Engineering、技術部門の統括責任者)もエンジニアのための指導や環境づくり、採用や評価など、技術部門のマネジメントにおける実行責任者として開発体制に責任を負います。

また、スキルを生かし、ソフトウェアエンジニアの領域やそれに近い領域への転職やフリーランス、起業といった道に進むキャリアもあります。

生成AIの登場によるSWEへの影響

生成AIの登場により、ホワイトカラーの職種で一部業務の代替や自動化が加速することは多くの職種で述べられています。これはソフトウェアエンジニアも例に漏れず、コーディングなどの「作業」にあたる時間が大幅に削減され、戦略や方針策定、品質確認・レビューなどの業務が増加するとみられています。

今から入社する新卒(エントリーレベル)は、従来求めらていた役割が変化する転換点となっているため、長期インターンなどの実践・実務経験がこれまで以上に他の人と差をつけられる機会になることは間違いありません。

おわりに

ひとくちにエンジニアと言っても、さまざまな職種があります。

なんとなくエンジニア系を目指している方も、ソフトウェアエンジニアを検討してみてはいかがでしょうか。

エンジニア志望の就活生としてスキルを強化することはもちろんですが、面接や選考フローの対策をすることが内定につながります。

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