商社志望必読!26卒・5大商社内定者が語る、三井物産3daysインターン完全攻略法

商社志望必読!26卒・5大商社内定者が語る、三井物産3daysインターン完全攻略法

2025/06/30

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eyecatch

こんにちは。26卒で総合商社を中心に就活をしていた者です。就活の結果、複数の5大商社から内定を獲得することができました。

この体験記では、私が三井物産の3daysインターンシップに参加し、「モビリティ産業での新規事業を立案せよ」というテーマに取り組んだ経験を詳細に記録しています。単なる参加報告ではなく、事前準備から当日の議論プロセス、最終発表まで、どのような思考と準備が必要だったのかを具体的にお伝えします。

第1章:徹底的な企業理解による事前準備

三井物産の事業構造と戦略の深掘り

インターンシップ参加に向けて、私はまず三井物産の事業構造を徹底的に分析しました。同社の2023年度業績を見ると、当期純利益が1兆円を超える規模まで成長し、その約6割を資源セグメント(エネルギーと金属資源)が占めています。しかし、新中期経営計画「Creating Sustainable Futures」では、2030年までに資源と非資源のバランスを整える方針が明確に示されています。

特に注目したのは、三井物産が掲げる3つの重点領域でした

1. 脱炭素社会への対応
・石炭火力からの段階的撤退
・台湾の大型洋上風力プロジェクトへの参画
・水素・アンモニアなど次世代燃料プロジェクトへの注力

2. デジタルシフト
・企業内データやスタートアップ投資を活用した新ビジネスモデル構築
・DX人材の育成と組織のデジタル化推進

3. 既存資源事業の高度化
・鉄鉱石やLNG事業でのさらなる効率化
・ESGを意識した責任ある資源開発

この分析を通じて、三井物産が単なる「資源商社」から「 サステナブルな価値創造企業 」への転換を図っていることが明確になりました。この理解は、後にモビリティ産業での新規事業を考える際の重要な基盤となりました。

「人の三井」文化と求められる人材像の分析

三井物産の採用思想を理解するため、同社が重視する「 Will・素直さ・誠実さ 」という3つのキーワードを深く分析しました。単なる表面的な理解ではなく、これらがどのように事業展開や組織運営に反映されているかを調べました。

◆Willの深さと純度
三井物産では「 なぜその経験を選んだのか 」「 なぜ困難を乗り越えられたのか 」という背景にある人生観が重視されています。私は自分自身の経験を振り返り、「多様な価値観を持つ人々と協働して、社会課題を解決したい」という明確なWillを言語化しました。

◆素直さの本質
面接や議論において「わかりません」「考えたことがありません」と 正直に受け止める姿勢が評価される ことを理解しました。これは知識の多寡ではなく、学習姿勢や成長可能性を見ているということです。

◆誠実さの表現
ESや面接で話す内容が事実に基づいており、どこかで聞いた借り物の言葉ではないことが重要です。口調・態度・視線からも「つくっていない」ことが見られています。

この分析を踏まえ、インターンシップでは「自分の言葉で、自分の価値観をまっすぐに語る」ことを心がけることにしました。

競合他社との差別化ポイントの整理

三井物産の独自性を理解するため、5大商社の特徴を詳細に比較しました。

三菱商事 :バランス型のポートフォリオ、大規模事業投資への積極性
伊藤忠商事 :非資源分野への特化、生活密着型の川下事業
住友商事 :不動産・メディア・デジタル領域での堅実な実績
丸紅 :食料・農業ビジネスへの注力、脱炭素・グリーン事業推進
三井物産 :資源分野での圧倒的な実績と非資源分野の積極強化

この比較から、三井物産は「 資源で培った投資力と世界規模のネットワークを活用して、非資源領域で新たな価値を創造する 」というハイブリッド戦略を採用していることが分かりました。これは他社にはない独特の強みであり、モビリティ産業のような新興分野での事業開発において大きなアドバンテージになると考えました。

第2章:モビリティ産業に関する事前研究

モビリティ産業の市場動向と将来展望

インターンシップでモビリティ関連のテーマが出る可能性も考慮して、事前にこの業界について徹底的に研究していました。

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