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“普通の人”がGoogleのソフトウェアエンジニアになるには?採用ステップ、入社面接、評価ポイント、対策まとめ

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ソフトウェアエンジニア職として働きたい大学生に人気のあるGoogle。同社で働くにはプログラミングコンテスト上位者、自作アプリが大ヒットした経験、有名オープンソースソフトウェアのコミッターでなければいけないといった勘違い。また「スクールバスにゴルフボールは何個入るか?」といった質問に答えられる必要がある、といった誤った認識が世間では溢れている。

そう語るのは2011年にGoogleにソフトウェアエンジニアとして入社し、現在はザイオソフト株式会社でリードデベロッパーとして勤める野田久順(ひさより)氏だ。
ITエンジニアやデータサイエンティスト志望の大学生に向けたオンライン就職イベント外資就活Terminalの特別講演「“普通の人”がGoogleのソフトウェアエンジニアになるには?」では、実際のGoogleのソフトウェアエンジニア職の試験の概要及び、その対策について語っていただいた。

聞き手はITすきま教室を運営する株式会社すきまデザイン代表の渡辺さき氏。
◇本記事は、2023年6月5日開催の外資就活Terminal基調講演の一部を編集したものです。

〈Profile〉
野田 久順(のだ ひさより)氏 /@nodchip
1984年、茨城県生まれ。2011年、東京工業大学理工学研究科集積システム専攻博士後期課程中退後、Googleにソフトウェアエンジニアとして入社。2015年、ザイオソフト株式会社に移籍。現リードデベロッパー。社会人サークル競プロ同好会競技就活部門では、外資IT企業に就職希望のソフトウェアエンジニアに選考対策指導を行う。
〈Profile〉
渡辺さき氏/ITすきま教室
新卒で株式会社リクルートに入社。在職中に「1週間で基礎が身につくITパスポート」を出版。 現在は、株式会社すきまデザイン代表。YouTube「ITすきま教室」や、フリーナレーターとしてイベント、展示会でも活躍中。


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ソフトウェアエンジニアリング、ソフトウェアエンジニア、エンジニアリング(工学)とは?

野田:Googleのソフトウェアエンジニアの話をする前に、ソフトウェアエンジニアリングと、その基礎となるエンジニアリング(工学)について話します。

エンジニアリング(工学)とは、数学と自然科学を基礎とし、ときには人文社会科学の知見を用いて、公共の安全、健康、福祉のために有用な事物や快適な環境を構築することを目的とする学問です。これは「8大学工学部を中心とした 工学における教育プログラムに関する検討」という文章の中に登場します。

重要な部分は「公共の安全、健康、福祉のために有用な事物や快適な環境を構築すること」という部分です。これがエンジニアリングの目的、すなわち根幹です。一見、Googleの入社試験に関係ないように思えますが、これは最終的にはGoogleの入社試験、ひいてはGoogleのお仕事にも関わってきます。

ソフトウェアエンジニアリングはエンジニアリングのうち、手段としてソフトウェア技術を用いるものを指します。また、開発のみならず、計画段階から保守段階まで、開発前後の作業も対象となります。
そしてソフトウェアエンジニアとは、これらを行う者を指します。

Googleのソフトウェアエンジニアは仕事で何をやっているのか?

野田:Googleのソフトウェアエンジニアのお仕事は、市場の需要の調査に始まり、客先へのヒアリング・問題の発見・企画立案・設計・実装・デバッグ・テスト・コードレビュー・リリース・メンテナンス・上司の説得・部下の教育・ステークスホルダーマネージメント・社内広報・重役へのプレゼンと多岐に渡ります。

これらすべてを各ソフトウェアエンジニアが担当します。ただし、すべて満点を取る必要はありません。それぞれ 30点ぐらいずつ取れて、得意分野で 60点ぐらい取れれば十分だと思います。 30点とは、プロの方の最低の出来には劣るが、プロジェクトを遂行する上では問題ないレベルを指します。

渡辺:それぞれ30点必要ということですが、入社した当初からできていたのでしょうか?それとも入社した後に30点ずつ取れるようになり、得意分野が生まれてきたのでしょうか?

野田:後者です。私は入社時点では、実装・デバッグ・テスト・リリースはアルバイトや趣味のプログラミングである程度やっていました。ですが、それ以外の部分に関してはほぼ未経験でした。

入社してから仕事を通して、あるいは社内のトレーニング資料を見ながら勉強することで、30点ぐらいずつは取れるようになったと思います。

渡辺:なるほど、では現在の就活生が「え、本当にこれできるのかな?」というところで心配する必要はなく、ある程度は入社してから身に付けられ、その中から得意分野が1つ以上見つかればオッケーということですね。

野田:その通りです。ただし、(それぞれ30点ぐらい必要なので)どれかをやりたくないというのであれば、話が変わってくると思います。過去に教えた方の中に、他の人とコミュニケーションをとるのが苦手だからソフトウェアエンジニアになりたいという方がいました。他の人とのコミュニケーションはソフトウェアエンジニアには必要不可欠です。他の人とのコミュニケーションが苦手な方は、ソフトウェアエンジニアに向いていないかもしれません。

Googleのソフトウェアエンジニア職の採用ステップは?

野田:Googleのソフトウェアエンジニアについて、世間には様々な勘違いが広まっていると思います。

曰く、天才集団ですとか、選ばれたもののみの楽園ですとか、難関大学卒業必須ですとか、超高IQですとか、プログラミングコンテスト上位者、機械学習の達人、アカデミックな成果がある、自作アプリが大ヒットしている、有名オープンソースソフトウェアコミッターなどです。これらはすべて間違いです。

グーグルのソフトウェアエンジニアは、言ってしまえば普通のエンジニアです。そして、入社試験対策法は確立済みです。本日はこの入社試験対策法について皆様にお伝えできればと思います。

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