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※本コラムは10月21日に外資就活ドットコムとの協賛により実施された「インテグラルセミナー」のレポートとなります。
知られざるPEファンドの世界
こんにちは。外資就活金融チームです。就活生の中には、その後のキャリアを見据えて戦略コンサル・投資銀行を志望する方も少なくないと思います。数ある転職先の中でも、 コンサル経験や金融知識と親和性のあることで知られるPEファンド はその代表格だと言えるでしょう。
しかし、PEファンドという名前自体は聞いたことがあっても、実際の業務についてはあまり知られていないのではないでしょうか?今回は就活生の皆さまに、知られざるPEファンドの世界について、その魅力をお伝えするコラムをお届けします。
そもそもPEファンドとは?
PEファンドの定義と種類
PEファンド(プライベート・エクイティ・ファンド)とは主に 未上場企業の株式(Private Equity)への投資を行うファンド のことです。ファンド(Fund)という言葉は本来「基金」などと訳されますが、金融業界では「投資家から資金を集め、運用する商品、もしくは事業者」のことを広く表す言葉となっています。一般に、企業への投資は投資先の成長ステージによって「バイアウト投資」「不良債権投資」等に分かれますが、PEファンドでは「バイアウト投資」と呼ばれる手法を取っています。
・バイアウト投資…企業の買収後、経営陣を派遣するなどで経営改善・事業再生を行い、バリューアップすることで買収時よりも高値で売却することを目指す投資手法。
PEファンド業界の概観
日本のPE市場はまさに過渡期を迎えており、2021年度には取引額・ディール数ともに過去最高を更新しました。日本で活動するファームは日系・外資系に大別されるが、外資系はより大型の案件を扱うのが特徴的だと言えます。
なぜハイスペ学生たちに選ばれているのか
では、投資銀行や戦略コンサルに内定を獲得するようなハイスペックな学生たちがこぞってPEファンドへの転職を検討するのには、どのような理由があるのでしょうか?
まず挙げられるのは、ファーストキャリアの専門知識を活かすことができる環境が整っていることでしょう。前述した通り、PEファンドは主に未上場企業への投資を行いますが、投資先企業の選定に際して、現在の企業価値や業界での立ち位置・優位性など、詳細な分析を行います。この際、投資銀行の業務で得られるバリュエーションやM&Aアドバイザリー等、ファイナンスにまつわる専門知識を持っていることが大きな武器となります。また、投資を実行した後は、実際の経営に参画し、投資先企業の価値向上のために施策を打つことになります。このフェーズでは、クライアントのニーズを把握し課題解決を最大限サポートする戦略コンサルタントとしての知見が存分に活かされるのです。
加えて、PEファンドへの就職は金融業界でのゴールとも言えるほど狭き門であることが挙げられるでしょう。外資系投資銀行や戦略コンサルから内定をもらうような学生は上昇志向が強く、その後のキャリアについても敏感です。PEファンドでの年収は5000万〜1億円を超えることも珍しくなく、20代を激務の環境で過ごしたビジネスパーソンにとって次なる目標となるのがPEファンドの世界だと言えます。
インテグラル社の強みとは?
そんなPEファンドの世界ですが、基本的には即戦力が求められるため、新卒向けの求人は公開されていませんでした。しかしながら今回、外資就活がタイアップさせていただいたインテグラル社では、PE業界でおそらく初となる、新卒学生向けのキャリア説明会が行われました。そのレポートの中からインテグラル社の強みについて何点か紹介していきたいと思います。
①「日本型ファンド」の第一人者
おそらく就活生の皆様の中には、バイアウト型のファンドについて「ハゲタカ」のイメージを持たれている方も少なくないのではないでしょうか?ハゲタカとは、売却益のみを目的に、改革を断行することで企業価値を一時的に高め、大きく売り抜けるようなファンドのことを指します。インテグラルが目指すのは、これらのイメージを払拭する「日本型ファンド」です。インテグラルではファンド(金融機関など機関投資家からの資金)による出資に加え、インテグラルの自己資金による出資も行っています(プリンシパル投資)。
このファンド投資とプリンシパル投資の二重構造こそがインテグラルの強みであり、「ハイブリッド投資」と呼んでいます。
ハイブリッド投資により、投資先への出資はファンド部分がエグジットした後も、インテグラルの自己資金であるプリンシパル投資部分は継続して保有することが可能なため、超長期目線での信頼関係を築くことが可能になります。またインテグラルからは役員派遣のみならず、常駐の社員を派遣することで、現場の末端まで行き渡るような経営テーマ推進が可能となっています。投資先企業に寄り添った経営は、まさに日本カルチャーならではの企業価値創造だと言えます。
②大きなファンドにはない細やかな調整力
日本を拠点にする外資のPEファンドの中には、インテグラルより大規模な投資を行っているファンドももちろん存在します。しかしながら、インテグラルの現社員数は73名と、国内ファンドでは社員数が多い方です。これにはどういった意味があるのでしょうか?
インテグラルの強みは、投資先企業の特長を活かした細やかなハンズオンでの経営支援力にあります。中堅企業の経営支援や事業再生を数多く担ってきた知見を活かすことで「日本型ファンド」らしさを前面に押し出し、他ファンドとの差別化を図っています。
インテグラル主催のイベントを開催!
10月上旬、インテグラル主催で「のぞいてみよう!プライベート・エクイティファンド(PE)の仕事とは?」を開催。戦略コンサル・外銀IBD志望の学生、さらには外資就活ドットコム運営者をお呼びいただき、接点が少ないPEファンド、ひいてはインテグラルの魅力を存分にお伝えいただきました。
当日はシニアアソシエイト、ヴァイスプレジデント、パートナーと様々な役職の方がご登壇され、2時間ほどのセミナーと懇親会をご実施いただきました。
参加者の声
私は元々PEファンドをキャリアの選択肢の1つとして考えていましたが、実際に社員様と交流する機会は大学生には少なく、今回初めて具体的な業務内容や取り組まれ方を知り、PEファンドで働くことへの理解を深めることができました。
懇親会では、キャリアやビジネスについて沢山の知見をいただきつつ、キャンプなどの趣味についてもお話しさせていただき、大変有意義に過ごさせていただきました。
(コンサル志望/男性)
セミナーに行くまでは、PE業界に関する知識が本当になく、不安でした。ですが、社員の皆様がスライドや雑談を交えながら丁寧に説明してくださったおかげで、理解が深まりました。
懇親会では、リラックスした状態でさまざまな話をすることができて、とても楽しい時間になりました。
(コンサル内定者/女性)
率直に言うと、セミナー参加前は知識としてPEファンドの業務内容を知っていましたが、働く方達のイメージは全く湧いておりませんでした。エリートでスマートな方なのかなと想像してお話を伺ってみると、それだけではなくてとても泥臭い側面を持つとても熱い方達でした。
投資先をまるで自分の会社かのように思い、時には実際の商談に自ら出る姿は、とてもエキサイティングでした。実際に手触り感のある仕事に取り組めるという点で(もちろん他にもたくさんあります!)インテグラル様は大変素晴らしい企業で、外資就活ドットコムのユーザーの皆様に自信を持っておすすめできますので、次回開催時にはぜひご参加ください!
(運営/男性)
セミナーの参加前後で、PEで働く人のイメージがガラリと変わりました。参加前は、固く冷淡なイメージを持っていましたが、セミナーに参加してみるとプロジェクトへの思いや、クスッと笑えるようなエピソードを話していただき、暖かくフレンドリーな方が多いことが分かりました。
また懇親会では、初対面とは思えないくらい距離感近く仕事の話からプライベートの話まで話してくださり、非常に楽しい時間を過ごさせていただきました。
(運営/女性)
PEファンドを選択肢の一つに
いかがでしたでしょうか?こちらのコラムをお読みいただき、少しでもPEファンドの世界を身近に感じていただけていれば幸いです。インテグラル社では今後も学生向けの説明会を実施していく方針ですので、続報を乞うご期待ください。
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