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半導体メーカーの売上高/年収ランキング~半導体業界への就職ってどうなの?~

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半導体 メーカー 就活

昨今のニュースで「半導体不足」と話題になっている半導体業界ですが、業界の売上高は成長傾向で今後も半導体の需要はさらに拡大すると期待されています。
そんな半導体業界への就職を目指す学生は多いものの、半導体メーカーのほとんどがBtoBのため、どんなメーカーがあるのか知らない学生の方も多いと思います。

この記事では、世界/国内の半導体メーカーの売上高ランキング、国内半導体メーカーの平均年収ランキング、半導体業界の現状と将来性、就職を検討する場合の優良企業の見分け方について解説します。
どのメーカーを志望するのかを決めるための判断材料としてご活用ください。

半導体業界について

半導体とは、電気を通す金属などの導体と、電気を通さないゴムなどの絶縁体の中間の性質を持つ物質のことです。
本来はこのような物質のことを指しますが、最近では半導体を用いた電子部品や、それらを集積したIC(集積回路)やLSI(大規模集積回路)などを指すこともあります。

半導体には様々な用途があり、パソコンのCPUやスマートフォン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、LEDなど身近な電子機器のパーツとして活用されていて、今後も活用の幅が広がっていくと予測されています。

半導体業界とは、私たちの社会の発展には欠かせない半導体の設計から販売まで携わる業界です。
半導体業界は半導体を製造する「半導体メーカー」、半導体の基盤材料を製造するための装置を製造する「半導体製造装置メーカー」、半導体メーカーから半導体を仕入れ、産業メーカーをはじめとする顧客に販売する「半導体商社」の3つに分類されます。

半導体業界の現状と将来性

2019年頃から続く米中貿易摩擦が起因となり世界的な半導体不足が露呈していましたが、現在は徐々に解消されつつあり、2023年頃には供給力が上回ってくると予想されています。
半導体業界の売上高を見てみると、米国半導体工業会(SIA)は2022年2月の半導体世界売上高が524億8000万米ドル(約6兆6000億円)と単月の半導体世界売上高としては過去最高であったと報告しています。


出典:米国半導体工業会(SIA)「Global Semiconductor Sales Increase 26.8% Year-to-Year in January」

上図を見ると2019年に売上高の落ち込みが見られたものの、それ以降は増加傾向にあります。これは、半導体不足を背景にした平均単価の上昇が、最近の半導体売上高の急増に効いているのが理由です。

今後も自動車の電装化やIoTの普及、5Gの進展、スマホの高機能化・メモリー容量の増大などを背景に半導体の需要はさらに拡大すると期待されています

一方で、日本は半導体業界で徐々に競争力を失いつつありましたが、2010年に三菱電機・日立製作所・NECの半導体事業が統合した半導体専業企業「ルネサスエレクトロニクス」が発足したり、2019年には東芝メモリから「キオクシア」に社名を変更し東芝グループから分離独立させるなど、総合電機メーカーの合従連衡や半導体部門の分離独立による業界再編が進展しています。

半導体メーカー売上高ランキング

今後ますます売上高の増加が期待される半導体業界ですが、どういったメーカーが売上高のシェアを占めているのでしょうか。

ここでは、世界で見たときの半導体メーカー売上高ランキングと、日本国内で見たときの半導体メーカー売上高ランキングをご紹介します。

世界の半導体メーカー売上高ランキング

順位 企業名 2021年の売上高 (百万ドル)
1 Intel 76,569
2 Samusung Electronics 75,208
3 SK Hynix 36,778
4 Qualcomm 29,333
5 Micron Technology 28,879
6 Broadcom Limited 21,041
7 nVidia 20,566
8 MediaTek 17,464
9 Texas Instruments 17,101
10 Advanced Micro Devices (AMD) 16,154

出典:Omdia「Samsung retains top spot in Omdia Q4 2021 semiconductor market analysis」

上表は、英国に本拠を置きハイテク分野の市場調査を行っているOmdiaが発表した、2021年の世界の半導体企業売上高ランキングトップ10です。

1位のインテル(アメリカ)と2位のサムスン電子(韓国)の売上高を見てみると、他企業を差しおいて多くのシェアを占めていることが分かります。インテルはパソコンのCPU事業を柱とし、およそ80%の世界シェアを占めるといわれており、サムスン電子はDRAMなどのメモリ事業を柱とし、インテルを追撃する姿勢を見せています。

また、トップ10を国・地域別に見てみると、米国が7社、韓国が2社、台湾が1社で日本勢はトップ10のランク外となっています。ですが、15位まで広げて見てみると12位にキオクシア、15位にルネサス エレクトロニクスがランクインしています。

国内半導体メーカー売上高ランキング

順位 企業名 2021-2022年の売上高 (億円)
1 キオクシアHD 15265
2 ルネサスエレクトロニクス 9944
3 ソニー 9922
4 東芝 8529
5 ローム 4521
6 三菱電機 1940
7 サンケン電気 1756
8 富士電機 1742
9 ソシオネクスト 991
10 メガチップス 752

出典:業界動向サーチ「半導体業界 売上高ランキング」

上表は、業界動向サーチがまとめた、2021-2022年の国内半導体企業売上高ランキングトップ10です。

1位のキオクシアと2位のルネサスエレクトロニクスは、世界の半導体企業売上高ランキングでも12位と15位にランクインしていることから、総合電機メーカーの合従連衡や半導体部門の分離独立による業界再編が成功しており、世界と戦える競争力が高まっているといえます。

キオクシアはフラッシュメモリ市場において約20%(世界2位)のシェアを有しており、ルネサスエレクトロニクスは車載向けマイコンで世界トップシェアであることが特徴です。

なお、上位3社(キオクシア、ルネサスエレクトロニクス、ソニー)だけで、国内半導体業界全体の60%以上のシェアを有しており、東芝、三菱電機、サンケン電気、富士電機などは生き残りをかけてパワー半導体に注力する動きを見せています。

国内半導体メーカー平均年収ランキング

順位 企業名 平均年収 (万円)
1 レーザーテック 1310
2 東京エレクトロン 1179
3 ソニーグループ 1044
4 アドバンテスト 980
5 ディスコ 965
6 栗田工芸 896
7 東芝 866
8 フジミインコーポレーテッド 854
9 信越化学工業 848
10 ローツェ 848
11 ダイフク 842
12 トーメンデバイス 838
13 メガチップス 832
14 高砂熱学工業 818
15 日本高純度化学 812
16 東京応化工業 800
17 三菱電機 796
18 昭和電工 794
19 ルネサスエレクトロニクス 791
20 加賀電子 781
21 東京エレクトロンデバイス 779
22 住友電気工業 778
23 QDレーザ 771
24 アルバック 764
25 東ソー 763
26 大日本印刷 763
27 トリケミカル研究所 758
28 巴工業 757
29 荏原製作所 754
30 富士電機 750

出典:東洋経済オンライン「平均年収「全国トップ500社」最新ランキング」

上表は東洋経済オンラインで紹介されている「平均年収「全国トップ500社」最新ランキング」で紹介されている500社の中から半導体に関連する企業の平均年収を抽出したものです。
※上表は東洋経済オンラインの独自調査によるもので、調査方法の違いから売上高ランキングの企業がランクインしていない場合があります。参考までに確認してください

東洋経済オンラインのランキングの中でも、レーザーテック11位、東京エレクトロン20位、アドバンテスト57位にランクインするなど半導体業界は年収が高い傾向にあります。

これは、半導体業界の売上高が増加傾向にあり今後の半導体需要の拡大も見込まれていることから、業界として景気が良いことが理由の一つとして挙げられます。また、業界的に専門的知識が必要であるため、企業としても優秀な人材を確保するために年収を高く設定している傾向が強いです。

半導体メーカーに就職するためには

半導体業界への就職を志望するのであれば、どの企業を志望するのかを決めていくために、企業ごとの特徴や強みなどを調べる必要があります。

ここでは、半導体業界における優良企業の見分け方と、大学での専攻内容との関係性について解説します。

優良企業の見分け方

半導体業界で優良企業を見分けるためには、以下の3つがポイントになります。

・売上高が高く、平均年収が高い
・高いシェアを有する製品や技術がある
・社員による自社評価が高い

売上高と平均年収が高いということは、業績が良く利益を社員に還元しているとみることができますので、この記事で紹介しているデータも参考にしながら調べるようにしましょう。また、高いシェアを有する製品や技術があるのかも併せて調べるようにしましょう。高いシェアを有する製品や技術があれば、企業としての将来性があるとみることができますし、企業の強みを理解することにもつながります。

そして、その企業の社員が自社をどのように評価しているのかを確認することも重要です。データだけでは分からない、その企業の風通しの良さや人事評価の適正感を知ることで、社員が働きやすい環境があるといえるのかの判断材料になります。

大学での専攻内容

半導体メーカーの採用は他のメーカーと同じく、技術系職種では理系の学生を採用、事務系職種では文系の学生を採用する傾向にあります。また、技術系職種・事務系職種ともに学部や学科を問わない傾向が強いです。

キオクシアを例に技術系職種の募集要項を見てみると、募集学科は「理工系全学部・学科」となっており、学部や学科、専攻内容は問われていないです。

ですので、半導体メーカーへの就職を志望する場合は学部や学科、専攻内容を気にする必要はなさそうです。ただし、工学部の電気系学科は半導体メーカーの事業内容に直結しやすい専攻内容ですので、研究内容などをアピールしやすいといえます。

参考:キオクシア「新卒採用情報」

ここまで、半導体業界の現状と将来性、半導体メーカーの売上高ランキング・平均年収ランキング、優良企業の見分け方について解説してきました。売上高や平均年収などの定量データと、社員による自社評価などの定性データの両方を見ながら優良企業を見分けられるようになりましょう。

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