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sponsored by アクセンチュア
世界最大級の総合コンサルティングファーム、アクセンチュア。幅広いサービスラインや高い技術力を保有することで知られるが、最大の強みは「常に新しいものを取り入れて変化していく」企業スタンスかもしれない。
今回のインタビューでは、2020年4月に新卒でアクセンチュアに入社した小島里香氏の言葉から、同社が進化し続けることができる理由を紐解いていく。
※内容や肩書は2022年7月の記事公開当時のものです。
一人一人の希望に沿った働き方やキャリア形成を実現できる
今日は小島さんのいらっしゃる大阪と東京をリモートでつないでインタビューしているわけですが、普段からリモートでの打ち合わせが多いのでしょうか?
そうですね。社内だけでなくお客さまとの打ち合わせもリモートが多いですし、今担当しているのはグローバルプロジェクトなので、今日は距離的にいえば近いくらいです(笑)。
私はちょうど新型コロナウイルス感染症が流行し始めた時期にアクセンチュアに入社しました。最初は直接会えないことに不安もありましたが、オンライン研修や丁寧なサポートが感染症流行後すぐに整備されたので、時代に合わせた働き方の変化を最も体感した世代かもしれません。関西オフィス所属ですが、全国の同期とつながっていて、定期的にオンライン飲み会なども開催しています。
アクセンチュアは、お客さまに提供しているソリューションだけでなく、自分たちの働き方も常に最先端の会社だと思います。コンサルティング業界はハードなイメージもあるかもしれませんが、働き方改革にもいち早く着手しており、制度を作るだけでなく文化としても浸透しています。
日本全体としてはようやく女性活躍推進が言われるようになってきましたが、アクセンチュアではすでに当たり前の話になっており、現在は男性社員も多くが育児休業を取得しているようです。その人に合った働き方やキャリア形成をしやすい環境が整っていますね。私の部署は男女比もほぼ半々ですし、地域や年代、性差による不便を感じたことはありません。
小島さんがアクセンチュアに入社したのもそういった環境が整っているからですか?
第一の理由は、グローバルな環境で国内外のメンバーと協働してプロジェクトに取り組む体制があり、幅広い業界やサービスの知見を身に付けることができるというイメージがあったからです。ただ、おっしゃる通り、先進的な働き方にも大きな魅力を感じました。
入社前に抱いていたイメージは正しかったですね。私はたまたま2年ほど同じお客さまを担当しているのですが、グローバル案件で複数の国のメンバーと連携しています。数カ月単位でプロジェクトのテーマも一緒に働くメンバーも変わりますし、毎日がとても刺激的です。もちろんその分キャッチアップは大変ですが、楽しみながら働けています。
常により良い答えを一人一人が考えながら動いているので、この記事を読んでくださっている方々が入社するころには、また新しいアクセンチュアになっているでしょう。少なくとも私は「今までこうだったからこうするんだよ」という指示を受けたことはありません。変化を前向きに捉えられる人には最適な会社だと思います。
言語も文化も、ビジネスの在り方も。世界の事情を理解した上でプロジェクトを推進していく
現在はグローバルプロジェクトを担当しているということですが、詳細をお聞きすることはできますか?
端的に言うと、世界の国や地域共通で使用するクラウドの人事システム導入プロジェクトです。お客さまは非常に大きなグローバル企業で、世界中に拠点を持っています。これまでは各国バラバラのシステムを使っていたので、例えば、どの国に何人の従業員がいるのかも瞬時には分からなかったんですね。
もちろん時間をかければ把握できたと思いますが、そうした状況ではなかなか業務効率が上がりません。まずは各国の実態リサーチから始まり、何度も議論を繰り返しながらグローバルでの指針を策定。その後、目的を達成するためにはどういうシステムが良いかを検討するという順序で進めていきました。
プランニングのフェーズでは各エリアの代表の方に集まっていただき、アクセンチュアのメンバーとグローバルシステムのあるべき姿について議論しました。アクセンチュアからもオランダやドイツ、フィリピンなどから現地のメンバーに入ってもらいました。言語だけでなく文化的な観点からフォローできるのも、グローバル企業ならではだと思います。
各国の希望が違っていて困ることなどはないのでしょうか?
まさにそれがこの仕事の難しいところであり、醍醐味(だいごみ)でもあります。日本ではこういう要件が欲しい、でも他の拠点では必要がない。そういったすれ違いが拠点の数だけあるわけです。全部の要望を聞いていてはグローバルでシステムを統一する意味がないですし、かといってその国で絶対に必要な機能をそぎ落とすわけにもいきません。だからこそ、第三者である私たちが客観的に判断して意見を伝えることが重要になります。
例えばどんな違いがありましたか?
近年、世界的にLGBTQへの対応が進んでいるので、グローバルなシステムでは性別欄に「不明」とか「宣言しない」といった選択肢が入っていることも多いんですね。ただ、日本では法律で社員の男女比を把握しておくことが求められているので、戸籍上の性を入力しなければなりません。これはほんの一例ですが、そういった文化や法律の違いも日々学んでいます。
もちろん、各国や地域において人事領域をどのように捉えていて、何を大切にしているのかといったビジネス的な観点も非常に興味深いところです。
ご自身のキャリアとしては、人事領域のスペシャリストを目指しているのでしょうか。
現在は人事系システムを主に担当しているので、人事領域でもありIT領域でもあります。ただ、これまで経験したプロジェクトを通じて、自分がいわゆる戦略・提案フェーズに興味があるんだということに気づかせてもらいました。ITやシステム導入に関する知識だけでなく、お客さまとってどういう業務フローが理想なのか。人事の在り方も大きく変わりつつある時代の中で、将来像から逆算した提案ができる人材になりたいと思っています。
これまでの業務を変更する提案には大きな責任も伴いますし、まだまだ経験も知識も足りていません。先輩たちの姿を見ながら少しずつ学んでいるところです。
学びたい人には、いくらでも学べる環境が整っている
アクセンチュアは、自分が希望するプロジェクトに入れたり、中長期的なキャリア目標が叶えられたりする環境なのでしょうか。
100%ではないかもしれませんが、個人の希望はかなり叶えやすい環境です。私の部署では少なくとも3カ月に1回はピープルリードと呼ばれるメンター社員に相談する機会がありますし、業務上の上司からのフィードバックも頻繁に行われています。
自分がどうなっていきたいかという希望を伝え、それに対して丁寧なアドバイスやフィードバックをもらう。内容を真摯に受け止めて、また次の目標を立てるというサイクルで成長していきます。
冒頭の話に戻りますが、関西オフィス所属だから関西のプロジェクトにアサインされるといった縛りも一切ありません。もちろん地元企業に貢献したいという人はその希望を叶えることもできるでしょう。ただ私の周囲には、住む場所として生まれ育った関西に軸足を置きつつ、全国やグローバルなプロジェクトに携わりたいという人が多いように感じます。
育成や教育体制も全国共通ですか?
もちろんです。必須で受ける研修に加えて、さまざまなオンライントレーニングが用意されているので、興味を持った分野について、いつでもどこでも学ぶことができます。ブロックチェーン、AI、メタバースなど、基礎から最新テクノロジーのトレンドまで身に付けることができるので、未経験や文系出身の方も安心してください。
逆に、関西オフィスならではの特徴や風土などがあれば教えてください。
これはアクセンチュアだからというよりエリア全体の特性かもしれませんが、関西にはフレンドリーな文化があるように思います。仲間意識や結束力も強い気がしますね。
部署単位で見ると人数も少ないので、大企業に所属しながらベンチャー企業にいるかのような感覚になることもあります。新しい仕組みをみんなで考えたり、気の合うメンバーと趣味のコミュニティを作ったり。グローバルファームの良さを享受しつつ、そういった取り組みができるのも、関西オフィスの魅力なのではないでしょうか。
これから入社してくれる人には、どんなことを期待しますか?
偉そうなことを言える立場ではないのですけれど、まずは考えることが好きな人に来てほしいですね。若手であっても「あなたはどう思うか」を頻繁に聞かれる環境なので、既存の方法にとらわれず自分なりのアイデアを考えるのが好きな人には合っていると思います。
それと、アクセンチュアはグローバルレベルで人とのつながりを大切にする会社です。国を越えて、以前一緒にプロジェクトをやった人と「この分野は得意だよね。ちょっと教えてくれる?」といった連絡を取り合うことも多くあります。自分なりの考えを持ちながら、周囲の人に興味を持って助け合える人ならきっと活躍できるでしょう。
仕事は人生の中で多くの時間を占めるものです。自分に合わない会社に入ってしまうと、とても辛いですよね。就職活動にあたっては、ご自分がどういう価値観を持っているのかを、丁寧にひもといてみてください。そうすればどんな会社が合うのかも見えてきますし、結果として自分自身を大切にできる環境に身を置くことができると思います。就職活動、頑張ってください。
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