会員登録すると
このコラムを保存して、いつでも見返せます
sponsored by エクサウィザーズ
社会課題の解決に真っ向から挑む株式会社エクサウィザーズ。持続可能な形で社会課題を解決するためには、ビジネスとしての収益化も同時に達成することが不可欠なのだという。
超一流のコンサルティングファームからエクサウィザーズに参画した前川智明氏と石野悟史氏、2023年4月の入社が決まっている内定者の岩井壮太郎氏の3名に、“この会社でしか実現できないソリューション”と、“その経験を通して得られる成長”について話を聞いた。
※内容や肩書は2022年6月の記事公開当時のものです。
目の前に大きな社会課題がある、解決のための技術もある。挑戦しない理由は、ない
――前川さんと石野さんは、前職が戦略コンサルティングファームだと聞きました。そこからエクサウィザーズに転職された理由を教えてください。
前川:私はBCGに7年ほど在籍し、マネジャーとしてプロジェクトをリードしたり自社の新卒採用を担当したり、楽しい日々を過ごさせてもらいました。転職を考え始めたのは、自分の成長曲線が鈍化していることを実感したときです。
ソニーからBCGに転職して、最初は何もかも新鮮で、顧客への価値提供にも大きな喜びを感じていたのですが、少しずつその状況に慣れてきてしまった。これはBCGがどうという話ではなく、自分自身の問題です。いったん大きく環境を変えて、アドバイザーではなく自らが主体となって事業を生み出してみたい。その経験はきっとまた自分を成長させてくれるだろうと考えて、エクサウィザーズに参画しました。
――事業会社もたくさんありますが、なぜエクサウィザーズに?
前川:最大のポイントは社会課題の解決に真っ向から向き合っていること。そして時代のトレンドであるAIの技術に強みを持っていることに加え、エンジニアだけでなくビジネスサイドの人材もそろっていることです。
対峙する社会課題が大きければ大きいほど、一人の力だけで解決することはできません。一般的なAI企業は技術ドリブンでエンジニア主体のチーム構成である場合が多いのですが、エクサウィザーズはコンサルタント出身者や事業会社で結果を出してきた人も数多く在籍しています。ビジネスとエンジニアサイドが高い次元で融合できるこの陣容なら、ただのお題目ではなく本当に課題解決に向き合えるだろうと考えました。
入社して約3年経ちますが、エンジニアとビズサイドの連携も深く、相対しているお客さまはCxOの方がほとんどで、社会に与え得るインパクトの大きさもイメージ通りですね。
石野:社会課題の解決は私も同じです。当社の会長がよく言うのですが、私たちは子どものころ、目の前にゴミが落ちていたら拾うように教わってきたのに、大人になったらなぜ目を背けるんだと。しかもその課題は、社会を構成する一員として自分自身も関わっているかもしれないのです。
テクノロジーやAIの発達によって、課題解決に向けた現実的な手段も整いつつあるのだから、チャレンジしないという選択肢はない。とてもいい言葉だなと思って、参画することを決めました。
――石野さんはP&Gにマッキンゼーと、事業会社とコンサルティングファームのトップ企業に在籍していたそうですが、それぞれの転職理由もお聞かせいただけますか?
石野:P&Gではシンガポールに駐在していた期間も長く、海外の上司、同僚と働く中で自分の日本人としてのアイデンティティを強く感じ始めたことが転職のきっかけです。日本の経済や社会をもっと良くするために力を尽くしたい。そんな思いを抱いていたときに、お仕事でご一緒した海外の企業と日本企業の意思決定スピードの差に衝撃を受けました。
どちらの会社も、誰もが名前を知っている大手の小売り企業です。しかし海外の企業に比べると、日本は驚くほど意思決定が遅い。これは今後日本がちょっと大変なことになるかもしれないと思い、日本企業の変革支援を志してマッキンゼーに転職しました。
マッキンゼーの仕事は楽しかったですね。弊社の上場時にはお祝いのお花を頂いたりと、今でも仲良くさせていただいています。楽しすぎて辞めたと言ってもいいぐらいですが、化粧品業界のクライアントと新しいプロダクトを作る案件を担当したときに、自分も事業者側に行きたいと思ったんですよ。新商品発表の記者会見に、なぜ自分は出れないんだと騒いでいました(笑)。
ビジネスの当事者として事業やマーケットそのものを生み出すポジションに立ちたいと考えたことが、コンサルティングファームを離れた理由です。
――岩井さんは来年4月入社予定の内定者です。有名な外資系コンサルティングファームの内定もとっていたそうですが、エクサウィザーズに決めた理由を教えてください。
岩井:やるからには自分の人生をかけて向き合いたいので、世の中の“負”を解決するような仕事に就きたいと思っていました。先ほどお二人から社会課題という話もありましたが、実は最近祖父が認知症になりまして。身近なところにも社会課題はたくさんあるんだと改めて認識しました。
エクサウィザーズのソリューションは、そういう人たちを幸せにできる可能性を持っています。知名度とか安定とかは抜きにして、ここで課題解決に挑戦したい。そう強く感じたことが、入社を決めた理由です。自分の性格としても、出来上がった組織に入るより進化の途上でジョインして一緒に大きくしていく方が好きなんですよ。有名になった後に、どうだ!って言いたいじゃないですか。
ビジネス上の収益確保まで考え抜くから、社会課題を解決できる
――皆さんから「社会課題の解決」という言葉が出ました。具体的なプロジェクト事例をいくつか教えていただけますか?
前川:例えば、日本製鉄さまと進めている「熟練作業の伝承」というプロジェクトがあります。少子高齢化に伴う人手不足も相まって、現在の製造業界においては熟練の方の持つ技術やノウハウをどう後進に伝えていくかが大きな経営課題の一つです。日本製鉄さまと弊社では、共同して熟練作業者の作業状況を可視化するデータ解析基盤を構築しています。
製鉄製造現場では、鉄を精錬する際に発生するスラグを重機で分離するのですが、千度を超える高温溶融物を扱うため、近づいて作業することはできません。現場に設置したカメラで確認しながら、重機を遠隔操作することになります。
この作業が、これまでは非常に難しかったんですね。時々刻々とスラグの状況が変化する中で的確に遠隔操作するためには、作業員の知識・経験に基づく瞬時の判断が求められるからです。そこで弊社では、AIを利用して作業員の熟練度合いを解析することで、勤続10年以上の作業員が持つ操業技術を可視化。新人作業員でも同等の操業が行えるように支援するソフトウェアを開発しました。
これは製造業の例ですが、熟練技術の伝承は人手不足に悩まれている業界共通の課題ですから、横展開も視野に事業展開を考えているところです。
石野:私はエクサホームケアという子会社の社長も兼任しているのですが、そちらでは高齢者の方が歩いているところを動画で撮影すると、AIが骨格の位置を推定して今後の支援方法などをアドバイスしてくれるサービスを開発、販売しています。
ベテランの理学療法士でなくても、「この方は転倒する確率が高まっている。だからこういう介入をすべきだ」と、わずか1〜2分で適切な見立てを出すことができるシステムです。
――まさに高齢化社会の大きな課題を解決するサービスですね。
石野:ところがそう簡単にはいきません。なぜかというと「転倒予測できますよ」というだけでは介護施設はこのAIを導入しようと思わないからです。介護事業所も営利を気にしますから、売り上げアップやコスト削減によって利益を生み出すことが求められます。転倒を予測するだけでは、利益にはつながらないということですね。
そこで私たちは、このサービスを施設のブランディングや販促活動につなげるところまでご提案しています。最新のAIを活用して、一人一人のご利用者さんにきめ細かく向き合っている施設だというレピュテーションを広げていく。それによって、新規のご利用者さんを増やしてもらう。ここまで道筋を作って初めて、本当の意味で社会課題を解決することができるのだと思います。
前川:ここがまさに、エクサウィザーズにしかできないところですね。優秀なコンサルタントであれば、転倒予測を販促に結びつけるビジネスモデルを描くことまではできるのですが、現場に持っていくと初日にそのプランはうまくいかないと分かることが多い。
それだけ新しいマーケットの開拓というのは難しいですし、社会課題の解決を自分事として捉えて、何度も何度も挑戦を繰り返すことで初めて実現することができる。エクサウィザーズは、エンドユーザーに喜んでもらうのはもちろんですが、顧客企業の社員や株主などあらゆるステークホルダーをハッピーにすることを目指しています。
就職先として当社とコンサルティングファームを比較検討する学生さんもいらっしゃいますが、そもそも立ち位置も使う脳みそもまったく違うという印象ですね。
岩井:私も両者を検討した一人です。ただ、前川さんの言った通り、コンサルタントはより確実性の高いプランを出すことが使命だと聞いて、エクサウィザーズを選びました。もちろんそれが悪いわけではありませんが、私としてはやはり事業を創ることにチャレンジしたい。将来的には起業も視野に入れているので、まだ誰もやったことのない領域に取り組めるこの会社を選んで良かったと思っています。
正直に言う。失敗することをつらいと思う人には、この会社は向いてない
――自己成長という観点で、コンサルティングファームと比較するといかがでしょうか?
前川:社会課題を構造化してそれをどう解いていくかというアプローチ手法や、経営層へのレポーティングスキルなどは、コンサルティングファームと基本的には同じです。そのあたりは我々のようなコンサル出身者と一緒のチームで働くことになるので、心配は不要だと思います。
加えて、若手が積極的にクライアントのCxOクラスに提案する機会が多く、求められる胆力や打席の量・質はコンサルティングファームより多いかもしれません。例えば、エクサウィザーズでは経営層の人脈でアポイントにつながることも多いのですが、そうすると先方もいきなり社長や会長が出てくるわけです。
これがコンサルティングファームだと大ごとでして、まずはマネジャーと議論していくつかのプランを作り、シニアマネジャーやパートナーに2〜3回持っていってようやく提案にこぎつけられます。ところが当社では若手がプランを作ってそのまま持っていくことも少なくない。裁量権とチャレンジの数は桁違いでしょう。
石野:「ジョイントベンチャーを立ち上げる提案をしたら盛り上がったので、壁打ちにつきあってください」みたいなことを後から言ってきますからね。プロジェクト型の提案だけでなく、業務提携やジョイントベンチャーのような枠組みを若手社員が当たり前のように提示しています。
岩井:個人的には、エクサウィザーズってベンチャーらしくないベンチャーだと思っていて。若手の裁量や進化のスピードはベンチャーそのものなのですが、周囲に一流の方々がたくさんいらっしゃるので、先輩たちから多くのことを吸収できる。新卒で入るには一番の成長環境なのではないでしょうか。
石野:じゃあどんな人がこの環境に合うかというと、失敗をつらいと思う人にはエクサウィザーズは向いていない。おそらく岩井さんも、他の業界に行った同級生と比べると、異常な数の失敗を経験すると思います。事業を創るということに対して異常なほど挑戦して、異常なほどのフィードバックを受け取ることになる。私たちにとってはそれこそが成長で、美しい資料作りや分析手法を学ぶ、体現することが成長ではありません。
前川:我々も1日に5〜6回は失敗してますからね。100回チャレンジして100回外れるぐらいのスタンスでいられることが重要で、10回失敗して自分はダメだと思う人はやめておいた方がいいと私も思います。
石野:大企業は、成功してきた既存事業の安定的成長が大切であり、大きな挑戦よりも、大きく失敗しないことの方が大事だったり、重要視されます。既存事業を失速させないことも大変ですし、その方針自体を否定するつもりはありません。ただ、新しい価値を提供していくことを志し、数限りなく失敗しながらクリエイティブな仕事を成し遂げたいならエクサウィザーズを選んでほしい、ということです。
岩井:まだ入社前ですが、めちゃくちゃ失敗する覚悟をしておきます!
――岩井さんはやはり、介護領域の課題解決を希望しているのでしょうか?
岩井:はい。介護やヘルスケア、医療分野に進むことを考えています。将来起業したいという希望も含めてすでに相談していまして、内定者である現在から含めて3〜4年間のロードマップを組んでもらいました。4年生の1年間はそこまで学校の授業もないので、内定者インターンにも参加しています。給料も出るし入社前に先行して経験も積めるので、ぜひやらせてほしいと伝えました。もちろん強制ではありません。
前川:一人一人のやりたいことに合わせて、キャリアプランを作っていくのもエクサウィザーズの特徴ですね。岩井さんのように明確な目標があればそこに向かうための計画を一緒に考えますし、まだ目標が見つかってなければ幅広い業界や社会課題と向き合いながら時間をかけて探してくれればそれでいい。
ただ、やりたいことに寛容であるのと同じぐらい、結果に対する責任やコミットメントも求められます。失敗を重ねる覚悟、結果が出るまで挑戦し続ける覚悟を持った人に来てほしいですね。
石野:どういうビジネスモデルなら、利益を上げながら社会課題を解決できるか。決して簡単ではないからこそやりがいもあるし、並外れた成長を遂げることもできます。私自身の経験と照らし合わせても、チャンスの数はコンサル時代と桁違いです。
可能性のあるサービスを生むことができれば、子会社の社長として全てを背負うこともできます。少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ一度私たちに会いに来てください。
この記事を友達に教える