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イベントレポート:「戦略コンサルを理解・体感する」限定イベント<協賛:経営共創基盤(IGPI)>

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イベント概要

「コンサルタント」は毎年就活生の間でトップクラスの人気を誇る業種です。しかしその一方で、コンサルタントが「具体的にどのような仕事をしているのか」については、まだまだ知られていない事も多いのではないでしょうか。
本イベントでは、日系戦略コンサルのトップファームである【経営共創基盤(IGPI)】様にご登壇いただき、
・コンサル業界及びその中での戦略コンサルの位置づけに関する解説
・架空の企業からのご相談を題材とした、実際の業務提供を限りなくリアルに体感できるグループワーク
上記2部構成のプログラムで「コンサルタント」の仕事を徹底解説して頂きました。

開催日程
2022年3月8日(火) 18:00-21:00

<当日の流れ>
【第一部】
1.コンサルティングの歴史(IGPI共同経営者塩野様のご講演)
2.質疑応答
3.IGPI企業説明会(IGPI社員の方による説明)
4.質疑応答

【第二部】
1.グループディスカッション&発表とFB
2.解説(IGPI社員の方による説明)
3.質疑応答

コンサルティング業界に関する説明

まずは、IGPI塩野様より「コンサルティングファームの歴史」についての講演を行っていただきました。

経営共創基盤(IGPI)塩野 誠様
国内外において企業や政府機関に対し戦略立案・実行のコンサルティング、M&Aアドバイザリー業務を行い、企業投資に関しても15年以上の経験を持つ。近著に『デジタルテクノロジーと国際政治の力学』
シティバンク銀行、ゴールドマン・サックス、企業、ベイン&カンパニー、ライブドア等を経て現職。
IGPIテクノロジー取締役、JBIC IG Partners(国際協力銀行とIGPIの合弁会社)代表取締役CIO(投資責任者)、JB Nordic Ventures取締役、ビービット社外取締役、内閣府デジタル市場競争会議WG委員、産業構造審議会グリーンイノベーションプロジェクト部会エネルギー構造転換分野EG委員
慶應義塾大学法学部、ワシントン大学ロースクール法学修士

コンサルティング業界の歴史


就活生から根強い人気を誇る、難関業界のコンサルティング業界。就活を始めたばかりの頃は「とりあえずコンサルを受けてみる」という方も多いのではないでしょうか。
しかし、皆さんはコンサルティング業界がどのように発展してきたかご存じでしょうか?
以下の年表に、意外と知られていない「コンサルティングファームの歴史」についてまとめています。

1970-80年代 レジェンドの時代
1990年代   バブル崩壊、変わり者&帰国子女の新卒入社
2000年代   採用とリストラの繰り返し
  -2000年 米国ITバブル崩壊
  -2008年 リーマンショックから再生へ
        ーコンサルからPE、ITスタートアップへの移動
2010ー2022年 大量採用より誰でもコンサルタントの時代
        ー業界・昨日の細分化、アウトプットの標準化、日本化
        ーコンサルティングファーム=大企業のアウトソーシング業者化

コンサルティングの起源は、マッキンゼー・アンド・カンパニーの中心人物であったマービン・バウワーという人物にあります。
彼の著書にも記載されている通り、コンサルティングファーム(特に戦略コンサルティング)は「法律を使わずにビジネスに対してアドバイスをする人を作り出す」というコンセプトが出発点となっています。

『マッキンゼー 経営の本質 意思と仕組み』
『マッキンゼーを作った男 マービン・バウワー』
一方日本のコンサル事情は1970年代の大前研一に端を発しています。当初はかなりレアリティの高い職種でしたが、2010年以降は新卒でのキャリア選択肢として一般化されてきており、それに伴い、1人のコンサルタントが様々なテーマをカバーしていたジェネラル志向の時代から、近年はデューデリジェンスやバリュエーション、ITテクノロジーなど、個人がテーマごとの専門性を高めるという傾向も見受けられます。

コンサルタントは魅力的な仕事か?

コンサル業界での仕事は、はたして魅力的な仕事なのでしょうか?
こうしたキャリア選択の悩みに対する答えは一つ、「向き不向き」を考えることです。今回は、それを見極める条件を3つ紹介します。

1 世の中に関心を持ち続けられるか?
…日経新聞を頭から最後まで読むのが楽しくてしょうがない、というあなたはコンサル向きかもしれません。

2「あなたにこそ相談したい」と思ってもらえるか?
…コンサルティングはクライアントワークです。人間力やコミュニケーション能力の素養の有無は月日を重ねるほどその影響を受けます。

3 自分で「問い」を設定できるか?
…コンサルタントの仕事とは、生涯自由研究をしているようなものです。ただし近年は長時間労働の制限の影響で、長距離走から無限数の短距離走へとイメージが変わってきているそうです。

このように、コンサルの仕事は体力・人間力・地頭力と求められるものが多いチャレンジングな仕事です。
その代わりリターンも大きいです。コンサルティング業界は様々な業界と関われるため、その知見をナレッジにしていけるという意味でコスパよく成長できる、何一つ無駄のない環境です。
また、コンサルタントはビジネスを軸に、コンサルティング業務・投資・社外取締役・講演・執筆・政府関係など様々な分野で仕事ができる点も魅力です。

就活生へのアドバイス

自分の墓に「人の目ばかり気にして生きたものここに眠る」と書かれたいのか、「自分で自分の人生を決めたものここに眠る」と書かれたいのかをよく考えるべきです。
他人にかっこいいと思われたいから。2000万稼げば自慢できる人生になるから。というような理由ではなく自分で意思決定をした結果、コンサルタントを目指すことが最善のキャリア選択プロセスであることは間違いないでしょう。

会社紹介

続いて、現場コンサルタントの方に経営競争基盤(IGPI)の企業説明をしていただきました。

IGPI設立の由来
IGPI設立の由来は少しユニークです。2000年代に日本の有名企業が次々と経営不振に陥った時期があり、その再生のために産業再生機構という再生ファンドが設立されました。2007年に再生ファンドが解散し、その中核メンバーが創設したのがIGPIとなっています。日系ファームでありながらグローバルな環境での投資ファンド設立なども展開しています。さらに、コンサルとして企業の成長戦略や業務改善だけでなく、M&Aアドバイザリーや、ベンチャー企業・老舗企業への投資・内部改革等も行います。その他バス事業や空港の保有もしています。

なぜこんなに幅広くやるのか?
IGPIが幅広い事業を手掛ける理由は、経営課題全般どこに課題がある状態でも対応できるからです。
例えば、企業再生プロジェクトには戦略フェーズから実行フェーズに至るまで、無数の工程があります。IGPIではその無数の工程を3〜5人のチームですべてをカバーするため、圧倒的な成長を望めます。ハンズオン型支援、ハンズオフ型支援、事業経営型支援、財務経営型支援の全てを個人としても会社としてもカバーできるのがIGPIの強みとなっています。

IGPIが大切にしていることー「合理」と「情理」ー
ロジック・数字として正しいかどうかはもちろん前提ですが、実際に正論を振りかざすだけでは、人を動かすことは至難の業です。そこで人を動かしていくための「情理」が大切になってきます。

近年の事業事例
IGPIに対して「日系企業」や「再生」のイメージを持たれている方も多いですが、近年は投資にも力を入れています。具体的な事例としては、海外でのベンチャー投資事業「NordicNinja」、日本でのベンチャー投資事業「ATAC」、日本の老舗企業への投資「JPIX」などが挙げられます。

IGPI社員のキャリアパス
IGPI在籍者には戦略コンサル、総合コンサル、弁護士、商社、会計法人などバラエティ豊かなバックグラウンドを持つ方々が在籍しています。
新卒入社後1年目でクライアントを担当する機会があるうえ、3〜4年で新卒採用のリーダーを担当しているような事例もあります。例えば起業家志望の方やPEファンド志望の方も、研修期間後でしたら、上司と相談をしながら、望むキャリアを実現するために必要な経験が得られるプロジェクトに割り振ってもらう事が出来ます。
またコンサルタントの仕事は2〜3年の経験さえあれば復帰しやすく、ライフイベントが多くある女性にも向いている職業です。またIGPIでは男性が育休をとるケースも多いです。

研修期間について
研修期間は、いかなる経営課題解決もできる人材となるために、各セクターを3か月ほどのスパンですべて経験します。研修制度も充実しているため、コンサルタントとしての基礎をしっかり鍛えることができるでしょう。
立ち上がりが遅い点はデメリットと捉えられるかもしれませんが、長期的に見て30代以降の実力は同世代でトップレベルになれること間違いありません。

グループワーク

休憩をはさんで、第二部では実際の業務提供を限りなくリアルに体感できる、ハイレベルなグループワークを行いました。以下にお題、発表とFB、解説を紹介していきます。

課題

テーマ
ある企業の中長期計画策定プロジェクトにアサインされました。与えられた初期情報をもとに、①②の初期仮説を構築してください。
①全社戦略の方向性
②中期経営計画(3ヵ年)で取り入れる施策
※各事業の儲かり方の特性を考えて、戦略・施策の方向性を検討すること
※中期経営計画では黒字化を必須とする。

フロー
情報インプットとグループワークを35分間で行ったのち、発表と質疑を20分間、解説を25分間、質疑応答を20分間行う、合計100分間のワークでした。

グループ発表とフィードバック

グループワークの時間を終え、発表に移りました。4-5人ずつのグループに分かれてディスカッションを行った後、3班がディスカッション内容を発表し、IGPIの現場コンサルタントの方からそれぞれ良かった点、もっと改善できる点についてフィードバックいただきました。
短い時間の中で抜け落ちてしまった視点や、実際に実行に移すうえで予想される細かい一つ一つのハードルについて指摘いただき、参加者の方からは「圧倒させられた」「非常に学びになった」という感想が上がりました。

解説

グループワークの後は、コンサルタントの方から実際のコンサルティングで使用するフレームワークの一例について、紹介と解説をいただきました。


このように、短い時間でかなり細かい部分まで考えなければいけないグループワークに取り組んでもらいましたが、いかがでしたか。
実際の仕事ではもっと具体的な数値計算の工程を加えますが、それでも3〜4か月かけて提案の形にしていくものなので、安心してください。

今回は、IGPIで実際に用いられているフレームワークの中のひとつである「事業経済性+3C(市場・競争・自社)」についてのフレームワークを用いて、「一般解」いわゆる勝ちパターンと「固有解」すなわち自社のアセットを活かした事業戦略の一例をご紹介します。

なお、「事業経済性」といったフレームワークについてより詳しく知りたい方は、『IGPI流経営分析リアルノウハウ』という書籍を手に取ってみてください。

①全社戦略の一般解

各事業の経済性を抑えたところで、全社戦略の方向性について一般解について考えると、
この企業の強みであるA事業では「1)既存エリア内シェアの向上 2)製造拠点とともにエリア拡大」、成長領域であるB事業については「1)汎用領域で早期シェア獲得による優位性構築 2)特定領域への特化」
そして弱みであるC事業では「1)店舗オペレーションの磨きこみ 2)スクラップ&ビルド」といった戦略をとることができる、とわかります。

ただし、一般解だけではクライアントに沿った解決案の提案には至りません。キャッシュフローを分析した時、資金不足の見通しが立つ場合もあります。その場合は、会社の形態(専業企業か多角化企業か、上場企業か非上場企業か)などを考慮しながら資金調達の方法を考えるなどプラスアルファにまで頭を回す必要があります。

②施策検討の観点

グループワークのフィードバックでも指摘したように、利益拡大を目指すうえで目を向けるべきは売り上げの拡大とコストの削減です。そして①即時性②確実性③利益インパクトという3つの観点をあてはめ、今回はコスト削減を優先することにします。売上は顧客の購入行動に依存するため、どうしてもuncontrolableな領域になってしまうからです。

現状分析と打ち手検討

与えられた情報から事業ポートフォリオを作成し、現状分析を行います。するとA事業とC事業にテコ入れが必要なことがわかりましたので、各事業に対して打ち手を考えます。

A事業であれば「工場閉鎖による固定費削減」といった外科手術的なテコ入れと「営業改革・マーケティング改革」といった内科治療的な施策の両面、C事業では「不採算店舗撤退による固定費削減」「採算を見込める土地への新規出店の促進」などの打ち手が考えられます。

効果測定

最終的に、以上の打ち手をコスト面と時間軸面からグラフにまとめなおし、MECEチェックや実行スケジュールの把握を行います。実行支援後には、成果の測定も行います。

最終〆切6月13日:【経営共創基盤】現役コンサルタントと経営課題を考え抜く24卒サマーインターンのご案内

IGPIのサマージョブでは、今回のケースのように、P/LやB/Sにまで気を配り、戦略×数値までを包括した実践的な経験を積むことができます。このハードな充実感はほかのインターンでは経験できないでしょう。挑戦してみたいと感じた方はぜひチャレンジしてみてください!!

プログラム概要
設定された経営課題について、グループワークを通して社員とともに徹底的に考え抜くことで、実際のコンサルタントがどのようにしてクライアントに価値を提供しているのかを体験していただきます。また、同社ならではの、事業面・財務面の課題が連動した経営・全社テーマ等について、社員を交えてディスカッションを行い、クライアントが求めている経営支援とは何かを追求していきます。
このプログラムを通して、事業・財務の連動、「綺麗な紙」では終わらせないリアリティの追求、といった同社の特徴を体感していただくことができます。戦略コンサルティングに関心のある方はもちろんのこと、事業・財務・法務等の幅広い領域に知見を持つプロフェッショナルな経営人材を目指す方の挑戦をお待ちしています。

内容
1日目:IGPIの紹介、基礎講座(財務会計、ビジネスモデリング等)、グループワーク
2日目:グループワーク、若手社員との昼食会
3日目:グループワーク、プレゼンテーション準備
4日目:経営陣に対するグループワークのプレゼンテーション、社員との懇親会

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