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コンサルタントとしての活躍と私生活の両立。キャリアを構築する上で、考えておきたいテーマの一つになっている学生もいるだろう。しかし、プロフェッショナルとしての仕事ぶりが着目される職業ゆえに、私生活を含めた「トータルな生活の在り方」を知る機会は少ないのではないか。
今回は、「ワークライフバランス」という観点で、世界で30のオフィスを展開するグローバルコンサルティングファーム・ZSアソシエイツ(以下ZS)の3人にインタビュー。新卒1、3年目の若手と、子育てをしながら活躍する女性プリンシパルに、仕事とそれ以外の時間の使い方について率直に語ってもらった。
「競争的ではなく協力的」「心許せる家族のよう」…。共に働きたい“人”がそろっていたから、ZSを選んだ
――コンサルティング業界を目指した経緯、その中でZSを選択した理由を教えてください。
飛鳥(以下Maho):コンサルティング業界を目指したのは、プロジェクト制が働きやすそう、と考えたからです。さまざまな人と働けることや、今後ライフイベントがあった際にも働き方を調整しやすそうな点が魅力的だと感じました。
他の戦略系ファームの内定も得て迷いましたが、最終的に、仲良くなった内定者や社員などの“人”が合っていると感じてZSを選びました。競争的な雰囲気ではなく、社員同士の仲が良さそうで協力的であり、一緒に働きたいと感じました。
「コンサル業界は激務である」というイメージも一般的にはありますが、ZSの社員の話を聞くうちに、ZSには当てはまらないと思いましたね。
Yun(以下Chanyoung):私の理由もMahoと似ています。プロジェクトベースでいろんな仕事ができること、待遇の良さでコンサル業界を選びました。中でもZSを選んだ理由は、採用面接で話した面接官の印象がとても良く、競争主義的ではなくて働きやすそうな会社だと思ったからです。
田代(以下Ikuko):私も2人と同じようにZSの社員と面接で会い、一緒に働きたいと思ったことが大きな要因です。また、海外の大学を出て、グローバルな環境で仕事がしたいと考えていたので、ZSでそれが叶えられると思いました。
その後、製薬会社に転職し、再びZSに入社しました。製薬会社から再度転職するとき、「事業会社かコンサルか」「コンサルの中ではどこが良いのか」などを考えました。
その中でコンサルは、時間にオーナーシップを持ち、ある程度自律的な働き方ができる点が魅力でした。ZSに戻った理由は、心許せる仲間と過ごしたいと思ったからです。クライアントに対しては緊張する場面もありますが、会社に戻ってきたときに仲間の顔を見てホッとする感覚を大事にしていきたいと考えていました。友人であり、家族のようでもあるのが、ZSの人たちですね。
――社員の人柄が良く、働きやすそうだからZSを選んだ、というところが、皆さん共通しています。会社全体として、働きやすく自分の時間を尊重するような雰囲気なのは、なぜでしょう。
Ikuko:会社があえて「自分の時間を大切にしよう」とうたっているわけではありませんが、個々を尊重し、競争ではなくチームとして価値を出すことを得意としています。個々への信頼や敬意があり、自然と仕事外で各々が過ごす時間も尊重することにつながっていると思います。
Maho:当たり前かもしれませんが、ただの労働要員ではなく、一人の人間としてのリスペクトがありますよね。
Chanyoung:だからこそ、良い意味でルールがなく、自由な雰囲気です。
Ikuko:そうですね。リスペクト、すなわち、互いへの信頼や、個々の責任感がベースにありますよね。メンバー間でお互いのプライベートの状況を共有しやすく、互いに敬意と思いやりを持って接しています。大人の自立した関係性であると感じます。
産後も育児中も、ワークとライフのバランスは人それぞれ【東京・女性プリンシパルの場合】
――ここからは、1人ずつ「ワークライフバランス」について、掘り下げて聞いていきたいと思います。まずIkukoさんは、ZSから製薬会社に転職して、8年半前に再びZSに入社、約3年前に出産しています。子供が生まれて、時間の使い方は大きく変わったのでしょうか。
Ikuko:毎日保育園に子供を迎えに行くなど、スケジュールは変わりましたが、「大きく時間の使い方が変わった」という意識はありません。
"Impact where it matters”(意味があるところでインパクトを残す)がZSのタグラインで、実際にこれを大事にしたいと思いながら働いています。「ここが大事!」というポイントを見逃さず、影響を与えるような、自分の貢献の仕方を考えるようにしています。
ポジションが進むにつれ、関わるプロジェクトや人数が増え、must-do (必須)に加え、nice -to-do(必須ではないこと)も全てやろうとすると、際限なく仕事が多くなってしまいます。メリハリのつけ方を習得するのは、子供の有無にかかわらず大事なことですね。
――出産の際に今後のキャリアについて心配される方は多いです。心配な点はありませんでしたか。
Ikuko:特にありませんでしたね。海外オフィスの仲間や先輩が、産後も活躍している話を聞いていたので、大丈夫だと感じていました。
偶然ですが、産休初日付けでアソシエイトプリンシパルになりました。復帰後2年半程たち、2021年夏にプリンシパルになりました。ライフイベントが妨げにならないという、一つの事例になれたのかなと思います。
産後は仕事量を通常より減らして時短勤務することも可能です。個人の希望に沿って調節ができ、実際に50%や75%程度に調整しているワーキングマザーもいます。
私は迷いもありましたが、100%で仕事復帰することを選択しました。仕事の都合がつけやすく家事が得意な夫の頑張りや、実家のサポートもあり、成り立っています。仕事と育児・家事を両立しているというよりは、後者はさまざまなサポートがあるため、力を抜いているという感じですね。
仕事の割合を下げて家事や育児にもう少し力を入れる働き方もできます。いろいろな働き方のモデルがあり、ZSでは柔軟に選択できるということを皆さんに知ってもらいたいです。
――女性のコンサルタントはまだ少数です。ロールモデルという観点でアドバイスをいただけますか。
Ikuko:パートナーとの関係や、周囲から得られるサポート、その他さまざまな状況によって、ベストな選択は異なります。あまり先々を心配しすぎず、その時々に自身にとって最善と思える選択を重ねるとよいと思います。
確かにコンサルタント業界全体を見回すと女性は少数で、今の日本社会にはさまざまな障壁もありますが、ジェンダーを問わず、コンサルタントとして存分に活躍できる機会はありますよ。
ZSでは、東京大阪合わせ、コンサルタント職のマネジャー以上の職階における女性の割合は、4割以上です。
海外オフィスを含めて、“仕事やプライベートの状況を勘案した上で、最適な選択をして活躍している女性の事例”を共有していますし、将来のキャリアの選択肢をイメージしやすいのではないでしょうか。
「仕事ではない時間も大切に」。相互理解と信頼を築き、ワークもライフも充実させる【東京・新卒3年目の場合】
――Chanyoungさんは、入社しておよそ3年がたちます。ワークライフバランスなど考えず、仕事一筋という方も多い年次だと思いますが、ご自身はいかがでしょうか。
Chanyoung:僕は学生の時から自分の時間を大事にしたいという思いがありました。もしワークとライフを比較するとしたら、ライフが大切といえるかもしれません。入社後も、長時間勤務にならないように仕事の優先順位を決めて、必要なものから効率的にこなしていくことでバランスを保っています。実際今まで平均月残業時間は10時間ほどで、最多で月40時間ほどでした。
――それでも、「ワーク」の方で活躍しています。仕事をする上で、どのようなことを重視し、意識しているのですか。
Chanyoung:一番大事にしていることは「コラボレーション」でしょうか。プロジェクトに関わるメンバーともさまざまなプライベートの話をしています。そうすることで、忙しいときや配慮してほしいことがあった際にも周りから協力を得ることができます。
日本オフィスと同様、海外オフィスのメンバーとも、積極的にコミュニケーションを取るようにしていて、「友達」といえるほどの仲の良さの人もいます。
また、意識しているのは、タスクのタイムラインやコミュニケーションして合意したことについて、必ず順守すること。信頼を築き、結果を残していくために大切なことだと思います。
――どんなコンサルタントになりたいですか。理想像がありましたら、教えてください。
Chanyoung:「リーズナブル」なコンサルタントです。ZSに入社していろんな人と働く中で、特に「相手の状況を理解して接する人」と働きやすいと感じました。僕自身も、後輩にとってもクライアントにとっても話しやすく、なんでも打ち明けられるコンサルタントになりたいと考えています。
そのためには、タスクマネジメントが重要になってきます。期限を順守しながらも、時間的にも精神的も余裕が持てるような管理の力ですね。仕事とプライベートを両立させるために欠かせないスキルだと思います。
――女性の働きやすさを追求すると、男性も働きやすくなると言われます。働きやすさの要素の一つであるファミリーリーブ(育休)について、教えてください。
Chanyoung:ZSでは14週間の産休に加えて10週間の育休を取得できます。男女共に取得可能で、その間の給料も100%保障されます。
女性だけでなく、男性も育休を取得すれば協力的な育児体制ができると思います。子供が生まれたら、ぜひ、育休を取りたいです。
メンバー間の距離が近い、少人数オフィス勤務。新オフィスへの移転控え、心弾む【大阪・新卒1年目の場合】
――薬学を専攻し、新卒1年目とのこと。薬学の知識は生かせていますか。
Maho:はい。現在は「データ」よりも「言葉」を扱うような定性系プロジェクトに主に携わっていますが、ヘルスケア系の調べものをする際も、専門用語をすぐに理解できます。また、医師へのインタビューでも、内容を理解しやすく、とても役立っていると感じます。
――大阪オフィスで勤務していますが、どのような雰囲気なのでしょうか。
Maho:大阪オフィスは2018年に設立され、15人のメンバーがいます。東京も大阪もアットホームな雰囲気ですが、メンバーが90人ほどの東京オフィスと比べて大阪は人数が少ない分、メンバーの距離が近いですね。
正直に言うと入社前は、少人数のため、相性が良くない人がいたらどうしようと不安に感じていました。しかし、入社してみると良い人ばかりで、この距離の近さが仕事のやりやすさにもつながっていると思います。
また、大阪オフィスは2022年8月に移転をする予定です。移転先オフィスの見学や、大阪オフィス全体のミーティングでオフィスの設計について意見を出すこともできます。あまり経験できないようなことに携われるというのも面白いですね。
――大阪と東京で、案件の規模や関わる人数に違いはないですか。
Maho:違いはありません。大阪オフィスのみのプロジェクトに関わることもありますが、東京オフィスやグローバルのプロジェクトに入ることもあるので、地理的な条件の違いは全くありません。
現在、新型コロナウイルスの感染拡大が続いているため、東京と大阪の垣根がなくなっているかもしれません。感染が終息し、クライアントのオフィスを実際に訪問する機会が増えれば、拠点別のプロジェクトも増えるかもしれませんね。
――プライベートなどの観点で、大阪勤務で良かったことはありますか。
Maho:最近は結果的にですが、大阪で良かったと感じています。家族と過ごす時間ができたことがその一つの理由です。今は大阪府内の実家に住んでいて、毎日夜ご飯を家族と一緒に食べています。仕事が残っている場合にも、一度その時間は仕事を抜けて、また戻ってくるというように時間を調整しています。
私は関西育ちなので、周りに友人が多いことも良い点ですね。
将来的に結婚して家庭を持つとなったときに、大阪にいれば実家のサポートが受けやすいというのも自分にとっては魅力的です。一般的にも、東京と比べ大阪の方が、リビングコストが安く自然も多く、子育てなどもしやすいのかなと思います。入社後半年は東京に住んでいたからこそ、この大阪の良さが分かりますね。
――新卒1年目であれば、仕事で困ることも多いと思います。周囲には相談しやすいですか。
Maho:そうですね。ZSでは、one-one coffeeといって、誰とでも1on1(1対1の面談)を気軽にできる制度があります。実際に1on1で困っていることを相談して、解決に向けて丁寧なアドバイスをもらったこともあります。
チーム内ももちろんですが、チーム外でもそのような相談ができる人がいるのは、とても心強いですね。
――コンサルタントは敷居が高い仕事だと感じている方も多いです。今までで失敗したことやそれによって成長した事例はありますか。
Maho:失敗に至る前にメンバーがフォローしてくれるので、大きな失敗というとあまり思い当たることがありません。初めてのことばかりで困ることもありますが、疑問点については、先輩が教えてくれます。
例えば、グローバルプロジェクトに入っていた時、海外のチームに向けて、日本の状況・進捗を伝える必要がありました。毎日ドラフトを私が書き、先輩にレビューしてもらってから海外のチームに送信していました。初めは、構成や表現などを修正されていましたが、2カ月のプロジェクトが終わる頃には、先輩たちにレビューを依頼しても「そのまま送っていいよ」と言ってもらえるようになり、成長を実感できました。
先日、他のプロジェクトでも、メールの書き方を褒めてもらえてうれしかったです。このように少しずつではありますが、自分のできることが広がっていくのが楽しいですね。
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