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プロフェッショナルファームを目指す方なら誰もが一度は志すであろう、ベイン・アンド・カンパニー。しかし、ベインが高い社会貢献意識の下、プロボノ案件(※)も積極的に実施していることはあまり知られていないのではないだろうか。世界有数の経営戦略コンサルティングファームである同社がなぜ、そうした活動に積極的なのか。その背景や、プロボノだからこそ得られる経験やスキルについて、同社の横山雄祐氏と高可欣氏の2人に話を聞いた。
※ NPOやソーシャルセクターに無償でコンサルティングを実施するプロジェクト

〈Profile〉
写真左/横山雄祐(よこやま・ゆうすけ)
慶応義塾大学経済学部卒、ニカラグア・アメリカン大学MBA
大学卒業後、国際協力機構(JICA)に入社し、約9年間途上国における貧困削減事業を経験する。2018年にベインに転職し、消費財、製造業のクライアントに対する全社戦略策定やマーケティング戦略策定、PEファンドへのデューデリジェンスなどを幅広く支援。東京オフィスのソーシャルインパクトチームにおいて、プロボノ実施サポートも担当している。

同右/高可欣(こう・かきん)
東京大学経済学部卒
2019年4月に新卒でベインに入社。大学で開発経済ゼミを専攻した経験から、当初からプロボノには強い興味を持っていた。PEファンドへのデューデリジェンス支援や消費財メーカーの成長戦略策定といった民間向けプロジェクトに加え、自ら志願してNPO団体へのプロボノ案件も担当。

真に社会に貢献できるプロフェッショナルを目指して

――これまでのキャリアとベインへの入社動機を教えてください。

横山:新卒で入社したのは国際協力機構(JICA)です。グローバルでより喫緊な社会課題である途上国の貧困削減に携わりたくて志望しました。1年間の留学を挟んで計9年間在籍し、組織が目指すゴールに疑いはなかったのですが、自分自身の成長という意味では違う道を模索したくなったんですね。

JICA勤務時代の後半は、日本企業が途上国でソーシャルなビジネスを行う際の必要資金を提供し、事業を通じてその国の経済・社会両面の発展を支援することがミッションでした。ところが、当時の私はそのビジネスが本当に当該国で必要とされるのかを見極めることができないわけです。駐在先でとったMBA(経営学修士)の知識もうまく生かすことができませんでした。

30歳になるころには、資金供給以上の価値を提供できない自分に大きなフラストレーションを感じるようになっていました。もっとビジネスの本質を学んで、個人として社会にインパクトを出せるプロフェッショナルに成長したい。そう考えていた時に出合ったのが当社です。プロフェッショナルとしてのスキルを徹底的に磨くことができ、かつ社会貢献の意識も高いベインに転職することを決めました。

:私は2019年4月に新卒でベインに入社しました。横山と同じく途上国の経済発展や国際協力に興味があったのですが、当初進路として考えていた国際機関に入るには一定以上の職務経験が必要でした。当時、そこにつながる職歴は何だろうと考えて選んだのが、外資系のコンサルティングファームです。

その中でもベインに決めたのは、インターンシップで会った社員たちに憧れたからです。スマートで物腰も柔らかく、こんな人たちと働けたら楽しいだろうな、と。実際その通りですし、2年間働いてみて将来の目標は切り替わってきました。

多くの人に出会い、話を聞く中で、私が目指していた機関は直接的な人助けというよりはアカデミックな、学問研究 の色が強いことが分かりました。私自身にはもっと目に見える直接的な社会貢献の方が向いていると感じ、今はベインでさらに経験を積んでいきたいと考えています。

――世界でも有数のコンサルティングファームである貴社ですが、社会貢献に対する意識も強いのですね。

:もちろん本業は民間企業向けのコンサルティングですが、それだけでなくベインの知見やノウハウを生かして社会全体をより良くしていこうという意識は高いですね。社会課題の解決を目指すNPO(非営利団体)やソーシャルセクターに対し、一定期間無償でコンサルティング支援を行うプロボノも積極的に実施しています。

ベインでは、グローバルレベルでプロボノに投下する人数や案件数の目標値を決めています。過去には兼任するケースもありましたが、現在は専任でアサインされることも多くなっています。プロボノを推進していることも、私がベインに入社を決めた理由の一つです。

横山:なぜ当社が社会貢献に積極的なのかと考えると、ベインのカルチャーである助け合いの精神が一つの要因ではないでしょうか。「A Bainie never lets another Bainie fail(ベイン社員は決して他のベイン社員を見捨てない)」という精神が全社員に浸透していて、困っている人を助け、失敗させないようにするカルチャーなんです。クライアントや社会に対しても非常に利他的な組織です。だからこそプロボノやソーシャルインパクトへの高い関心が自然に根付いているのだと思います。

プロボノの根底にあるのは、“誰かの役に立ちたい”というベイン・カルチャー

――ドライな外資系企業、というイメージとは対極ですね。

横山:私は非常に日本的な組織から転職してきているので、この点は率直に意外でした。もちろん目標達成に向けた合理的な制度や仕組みも用意されていますが、それだけではこぼれ落ちてしまう要素をすくうべく、チームワークや人と人との関わりを重視する風土も強い会社です。

:どうすれば全員がより気持ちよく働くことができるのかについて、毎週チームで見直しのミーティングをおこなっています。それぞれが意見を出し合いながらより良く変えられるものはすぐに変えていくので、不満がたまることはありません。非常に協力的な雰囲気ですね。

――おふたりはこれまでプロボノ案件にも携わったことがあるのでしょうか?

:入社してから、プロボノ案件に興味があることをキャリアデベロップメントの面談などで伝えていましたが、半年後にタイミングが合い、新規のプロボノ案件にアサインしてもらいました。

支援したのは、教育格差の是正を目指しているNPO団体です。現代における教育格差の要因をひもとくと、その多くは貧困からもたらされています。特に格差が大きく表れる学校外教育を、家庭の収入状況に関係なくどのようなお子さんでも受けられる仕組みを構築するNPOを支援しました。

ベインが支援したのは大きく2つ。まずは、団体として提供している価値の再定義を実施しました。どういう付加価値を提供していけばより意義を感じてもらえるのか。多くの関係者にヒアリングを繰り返し、存在意義や提供価値を改めて言語化しました。

もう一つはプライシング。パートナーシップを組む政府や自治体に対する適正なサービスの価格 について検討しました。もちろんNPOなので利益を追求するわけではありませんが、事業の持続性を担保するためには適切な金額を設定する必要があります。価格のモデリングは民間企業向けのプロジェクトでも多く手掛けている領域なので、コンサルタントとしての知見も存分に生かすことができたと思います。

――プロボノ案件ならではのやりがいなどはありますか?

:通常の民間向けプロジェクトより支援させていただく組織の規模が小さいこともあり、代表や副代表とダイレクトにやり取りする機会が多いことはやりがいにつながりますね。当時は入社1年目でアソシエイトコンサルタントという駆け出しの職位だったのですが、先方のトップと直接対話し、評価してもらえた時は本当にうれしかったです。このような経験も含め、プロボノを経験することは自分自身のステップアップにも生かされると思います。

もちろんこれは副次的な効果で、最も大きいのは社会的意義の高い領域に直接貢献できているという実感です。やりがいと成長、両方の面で素晴らしい経験をさせてもらい、大変感謝しています。

――横山さんはどういった案件を担当されているのでしょうか。

横山:私も教育関連のソーシャル企業を支援する機会がありました。ベインでは、グローバルでどういう領域を優先的にサポートするかを決めているので、教育や環境関連のプロボノ案件が多くなっています。普段から協働しているSIP(ソーシャル・インベストメント・パートナーズ)からの推薦もありますし、ベインの社員から「こういうNPOを支援したい」と提案があがってくることもあります。

候補先団体のリストを我々の判断基準に照らし合わせて検討し、ベインが協力することでインパクトを出せる組織やプロジェクトなのかを見極めて、実際に推進する案件を決めていくという流れです。


ベインのソーシャルインパクト活動

 

経営戦略のノウハウは社会問題解決にも有効。合理性と利他主義のバランス感覚が確実な結果を導き出す

――具体的な支援内容も教えていただけますか?

横山:支援先は、不登校や引きこもりの方を対象にした学習塾を運営しているソーシャル企業です。当時その企業は大きく2つの課題を抱えていました。まずは、初めてのM&Aを検討しているところだったのですが、リターンやリスクを定性的・定量的に判断するための十分な経験を持っておられない。そこで我々が譲渡先企業に一緒に出向き、財務諸表のチェックやどうすればもっと利益を出せるかを精査していきました。いわゆるデューデリジェンスと、統合後の新たなビジネスプランの策定ですね。

もう一つの課題は、新たなマーケティング戦略の策定にせまられていたこと。生徒さんの数が伸び悩んでおり、事業の継続的な拡大に不安があるという状況でした。市場・顧客調査の結果、これまでとは違うターゲットに可能性があるのではないかと判断し、ターゲットとコンセプトを新たに設定。メディア戦略もゼロから見直しを行ないました。

――ターゲットを不登校の方から変更したということですか?

横山:いえ、そうではありません。不登校や引きこもりの方をサポートすることは根底にあるミッションなので、そこは絶対にブレてはいけないポイントです。ただ、一口に不登校といっても状況は一人ひとり異なっているんですね。

まったく家を出られない方もいるし、たまに休んでしまう方や学校には行けないけど塾には行けるというケースもあります。そういった違いの他に、ニーズによってもセグメント分けが可能です。難関校を受験したいという進学ニーズも一定以上ありますし、そうではなく社会との関係性を取り戻したいという方もいる。もちろん最終的にはすべての方をサポートすることを目指すのですが、どういう順番で広めていくのかを決めていったイメージです。

――この案件を通じて成長したと感じるのはどのようなところでしょうか。

横山:これは高とまったく同じですね。プロボノ支援を通じて自分自身の幅が広がったと感じています。クライアントに何を提言するのか、どうやって伝えれば響くのか。全体のクオリティーコントロールを担当させてもらったことも大きな自信につながりました。

:幅の広がりや視点の向上は私も実感しています。目の前にある現象を理解するにあたって、その裏では何が起きているのかを想定できるようになってきました。こうした経験を基に、民間企業向けのプロジェクトでも今まで以上に価値を提供していけると確信しています。

――社会貢献意識の高い貴社には、どんな人が向いていると思いますか?

横山:個人的には、ベインのカルチャーにフィットする人に来ていただきたいですね。先ほどお話しした通り、ベインは合理的な考え方と利他的な精神が同居している組織です。一見相反する要素を高い次元でバランスさせている、そんな方と一緒に働ければと思います。

:言いたかったことをすべて言われてしまいました(笑)。そもそも我々の稼業は誰かの役に立つことがすべてのベースです。自己研さんすることももちろん重要ですが、誰のために、何のために成長するのかを忘れてはいけないと思います。

1人で大きな仕事を成し遂げることはできないので、チームで協力しながら成果を出すというスタンスも大切です。自分だけのためではなく、人のために成長したいという気持ちを持っている方に、ぜひ来ていただきたいですね。


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